エンバレスの宝剣/Embercleave
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+ | *装備先のクリーチャーとしては、[[接死]]持ちと好相性。(二段攻撃の)先制攻撃分と接死によりブロッカーを一方的に破壊し、さらに接死+トランプルにより大ダメージをほぼ対戦相手に貫通させられる。 | ||
+ | *パワー偏重型のクリーチャーとも相性が良い。[[朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur]]が4ターン目に攻撃するのに合わせて使えば、8/7二段攻撃トランプルとなって、[[チャンプブロック]]も許さない。[[鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forge]]なら、エンバレスの宝剣の[[信心]]の分、さらにパワーが2上がる。 | ||
*モチーフは、[[Wikipedia:ja:アーサー王物語|アーサー王伝説]]に登場する「[[Wikipedia:ja:エクスカリバー|エクスカリバー]]」<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/187656395978/is-embercleave-based-on-excalibur-yes Is Embercleave based on excalibur?]([[Blogatog]] [[2019年]]9月11日)</ref>。アーサー王が持つ剣で、[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch|湖の乙女]]によって与えられたとも、石に刺さっていたものを引き抜いたとも言われる。 | *モチーフは、[[Wikipedia:ja:アーサー王物語|アーサー王伝説]]に登場する「[[Wikipedia:ja:エクスカリバー|エクスカリバー]]」<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/187656395978/is-embercleave-based-on-excalibur-yes Is Embercleave based on excalibur?]([[Blogatog]] [[2019年]]9月11日)</ref>。アーサー王が持つ剣で、[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch|湖の乙女]]によって与えられたとも、石に刺さっていたものを引き抜いたとも言われる。 | ||
+ | *[[ファウンデーションズ]]の[[スペシャルゲスト]]の[[ルール・テキスト]]は、ファウンデーションズ以降の日本語訳の[[テンプレート]]に沿っておらず「'''これ'''が戦場に出たとき」になるべきが「'''エンバレスの宝剣'''が戦場に出たとき」となっている[[誤訳]]がある。[[オラクル]]では「When Embercleave enters」となっているが、これは伝説のカードはそれ自身を表す表記で略称を使用するというオラクルのテンプレートであり、エンバレスの宝剣/Embercleaveが一単語なので実質カード名を表記している形になっているだけである。 | ||
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+ | '''エンバレスの宝剣'''/''Embercleave''は、[[エンバレス/Embereth]]の伝説的な剣({{Gatherer|id=473082}})。宮廷の遺物[[エンバレス/Embereth#遺物|アイレンクラッグ/The Irencrag]]が名を授け、力を吹き込んだ剣の一本である。所有者は不明<ref>[https://twitter.com/ChrisKMooney/status/1190109210274492416 Chris MooneyのTwitter]</ref>。 | ||
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+ | *サイクル中唯一、宮廷の遺物ではない。当初はアイレンクラッグがサイクルの1枚だったが、デザイン・チームは巨石よりも剣をカード化することを望んだので、変更された。[[クリエイティブ・チーム]]はアイレンクラッグに「剣に名を授ける」という設定を追加し、両者に関連を持たせることにした<ref>[https://twitter.com/ChrisKMooney/status/1189964311982043136 Chris MooneyのTwitter]</ref>。 | ||
+ | **アイレンクラッグは後に[[エルドレインの森]]でカード化された。(→[[アイレンクラッグ/The Irencrag]]) | ||
+ | *Embercleaveを直訳すると「燃えさし割り」となるが、日本語版はこれを「エンバレスの宝剣」と訳している。エンバレスの名の由来はember(燃えさし)であり<ref>[https://twitter.com/kellydigges/status/1171121340121669632 Kelly DiggesのTwitter]</ref>意訳の範疇ではあるのだが、上記の通り、背景設定上は数あるエンバレスの剣の一本に与えられた固有名なので、適切な訳とは言いがたい。 | ||
==脚注== | ==脚注== | ||
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*[[エンバレス/Embereth]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[エンバレス/Embereth]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:スペシャルゲスト#ファウンデーションズ]] - [[神話レア]] | ||
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2024年11月6日 (水) 00:24時点における最新版
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
瞬速
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしている攻撃クリーチャー1体につき(1)少なくなる。
エンバレスの宝剣が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受け、二段攻撃とトランプルを持つ。
装備(3)
エンバレス/Emberethの伝説のアーティファクト。攻撃クリーチャーの数だけコストが減る、二段攻撃とトランプルを与える即用装備品。
+1/+1修整と二段攻撃、トランプルが瞬速で装備されるという、非常に強力なコンバット・トリック。チャンプアタック覚悟の総攻撃を装ってブロッカーを蹴散らし、ブロックされなくても大ダメージを与えられる。
マナ総量はアグロには到底似つかわしくない値ではあるが、実質3マナ程度で唱えることも十分狙える。装備コストも3マナ止まりなので再装備も十分視野に入る。構築だと劣勢で腐るリスクは常につきまとうものの、相応の破壊力を持ったフィニッシャーと言える。
登場時のスタンダードにおいては、赤単アグロを筆頭に、ラクドス騎士やグルール・アグロなどの赤を含む各種アグロで採用される。劣勢イコール負け確定のこれらのデッキにおいては、高速でライフを削りきる破壊力と手札で重複してもコンバット・トリックとして利用できる点を評価され、伝説ながら3枚以上採用されることも珍しくない。
ローテーション後も、引き続き赤単アグロやグルール・アドベンチャーなど赤系アグロで採用される。
リミテッドでも最強のエンドカードの1つ。これを装備すればおよそあらゆるクリーチャーがフィニッシャーとなり、チャンプブロックによる時間稼ぎも許さず速やかに対戦相手をみじん切りにできる。
- 装備先のクリーチャーとしては、接死持ちと好相性。(二段攻撃の)先制攻撃分と接死によりブロッカーを一方的に破壊し、さらに接死+トランプルにより大ダメージをほぼ対戦相手に貫通させられる。
- パワー偏重型のクリーチャーとも相性が良い。朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaurが4ターン目に攻撃するのに合わせて使えば、8/7二段攻撃トランプルとなって、チャンプブロックも許さない。鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forgeなら、エンバレスの宝剣の信心の分、さらにパワーが2上がる。
- モチーフは、アーサー王伝説に登場する「エクスカリバー」[1]。アーサー王が持つ剣で、湖の乙女によって与えられたとも、石に刺さっていたものを引き抜いたとも言われる。
- ファウンデーションズのスペシャルゲストのルール・テキストは、ファウンデーションズ以降の日本語訳のテンプレートに沿っておらず「これが戦場に出たとき」になるべきが「エンバレスの宝剣が戦場に出たとき」となっている誤訳がある。オラクルでは「When Embercleave enters」となっているが、これは伝説のカードはそれ自身を表す表記で略称を使用するというオラクルのテンプレートであり、エンバレスの宝剣/Embercleaveが一単語なので実質カード名を表記している形になっているだけである。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
エルドレインの王権の伝説のアーティファクトサイクル。各色に1枚ずつ存在する有色アーティファクトで、何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなる。稀少度は神話レア。
- 忠誠の円環/The Circle of Loyalty
- 魔法の鏡/The Magic Mirror
- 永遠の大釜/The Cauldron of Eternity
- エンバレスの宝剣/Embercleave
- グレートヘンジ/The Great Henge
ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの五つの宮廷それぞれにとっての重要なアイテムである。
[編集] ストーリー
エンバレスの宝剣/Embercleaveは、エンバレス/Emberethの伝説的な剣(イラスト)。宮廷の遺物アイレンクラッグ/The Irencragが名を授け、力を吹き込んだ剣の一本である。所有者は不明[2]。
- サイクル中唯一、宮廷の遺物ではない。当初はアイレンクラッグがサイクルの1枚だったが、デザイン・チームは巨石よりも剣をカード化することを望んだので、変更された。クリエイティブ・チームはアイレンクラッグに「剣に名を授ける」という設定を追加し、両者に関連を持たせることにした[3]。
- アイレンクラッグは後にエルドレインの森でカード化された。(→アイレンクラッグ/The Irencrag)
- Embercleaveを直訳すると「燃えさし割り」となるが、日本語版はこれを「エンバレスの宝剣」と訳している。エンバレスの名の由来はember(燃えさし)であり[4]意訳の範疇ではあるのだが、上記の通り、背景設定上は数あるエンバレスの剣の一本に与えられた固有名なので、適切な訳とは言いがたい。
[編集] 脚注
- ↑ Is Embercleave based on excalibur?(Blogatog 2019年9月11日)
- ↑ Chris MooneyのTwitter
- ↑ Chris MooneyのTwitter
- ↑ Kelly DiggesのTwitter