治癒の軟膏/Healing Salve

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(文章の言い回しを修正)
 
(14人の利用者による、間の17版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Healing Salve}}
 
{{#card:Healing Salve}}
__NOTOC__
+
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
[[マジック]]初の[[サイクル]]を成す[[カード]]の1つ。これは[[白]]の得意分野である[[ライフ]]獲得および[[軽減]]を行う。
+
''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。''
  
同種の[[カード]]と比較すると、1[[マナ]]当たりの軽減量・回復量は3点と高い水準にある。だが、最大でも3点止まりな上に使い切りなのも災いして、[[構築]]戦では全く出番のない[[呪文]]であり、サイクルの中でも一番使われない。
+
[[ブーンズ]]の1つ。これは[[]]の得意分野である[[ライフ]][[回復]]あるいは[[軽減]]を行う。
  
一方、[[除去]]の少ない[[クリーチャー]]戦中心の[[リミテッド]]では、[[軽い]][[コンバット・トリック]]として優秀。
+
同種の[[カード]]と比較すると、1[[マナ]]当たりの回復量・軽減量は3点と高い水準にある。だが、最大でも3点止まりな上に使い切りなのも災いして、[[構築]]戦では全く出番のない[[呪文]]。[[サイクル]]の中では極端に性能が低いことから、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]と並んで「[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期にはライフ回復が過大評価されていた」ことを示す例としてしばしば挙げられる。とは言え、サイクルの中で唯一モードがあることからも、いずれか片方の効果のみでは不十分とは判断されていたようだ。
 +
 
 +
一方、[[除去]]の少ない[[クリーチャー]]戦中心の[[リミテッド]]では、ダメージ軽減の[[モード]]が[[軽い]][[コンバット・トリック]]としてそれなりに機能する。しかしコンバット・トリックとしては同じブーンズの[[巨大化/Giant Growth]]のほうが優秀であるため、ここでも見劣りしがち。ライフ回復のモードがほとんど使われないのもマイナス要因である。
 +
 
 +
*[[青霊破/Blue Elemental Blast]]、[[赤霊破/Red Elemental Blast]]と共に、モード持ち呪文の元祖の一つといえる。
 +
*[[リミテッド・エディション]]において、軽減とライフ獲得に関係するカードには他に[[ダメージ反転/Reverse Damage]]がある。そちらは軽減した[[ダメージ]]と同じ点数分のライフを獲得するカードの元祖。
 +
*地味な存在ながら長らく[[皆勤賞]]だったが、[[第9版]]にて[[再録]]されず[[基本セット]][[落ちる|落ち]]となった。その後の再録もない。
 +
*これだけ弱いと言われながら、モードを持つカードであるがゆえに純粋な[[上位互換]]が存在せず、むしろモードを失った[[下位互換]]が存在する(→[[#関連カード]])。
  
*[[アルファ]]において、軽減とライフ獲得に関係するカードには他に[[ダメージ反転/Reverse Damage]]がある。そちらは軽減したダメージと同じ点数分のライフを獲得するカードの元祖。
 
*地味な存在ながら[[皆勤賞]]だったが、[[第9版]]でとうとう[[基本セット]][[落ちる|落ち]]。
 
*[[次元の混乱]]にて、[[緑]]の[[治癒の葉/Healing Leaves]]として[[タイムシフト]]。
 
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
===サイクル===
 
===サイクル===
{{Template:サイクル/5ブーンカード}}
+
{{Template:サイクル/ブーンズ}}
 
====亜種====
 
====亜種====
[[ライフ]]か[[軽減]]を選択できる[[白]]の[[カード]]
+
*[[Balm of Restoration]] - [[アーティファクト]]版。([[フォールン・エンパイア]])
*[[純白の秘薬/Alabaster Potion]]
+
*[[治癒の葉/Healing Leaves]] - [[緑]]に[[タイムシフト]]した治癒の軟膏。([[次元の混乱]])
*[[サマイトを総べる者アタリア/Atalya, Samite Master]]
+
*[[盾の仲間の祝福/Shieldmate's Blessing]] - ライフ回復のモードをなくした下位互換。([[ゼンディカー]])
*[[療養/Recuperate]]
+
*[[治癒の恩寵/Healing Grace]] - 直系の[[リメイク]]版。同コストで軽減とライフ回復を同時に行える。([[ドミナリア]])
*[[高僧の詠唱/Abuna's Chant]]
+
 
 +
[[ライフ]]か[[軽減]]をモードを選択できる[[白]]の[[カード]]
 +
*[[純白の秘薬/Alabaster Potion]] - [[X]][[呪文]]。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
 +
*[[サマイトを総べる者アタリア/Atalya, Samite Master]] - 純白の秘薬を[[タップ能力]]として内蔵した[[伝説のクリーチャー]]。Xは[[白マナ]]でしか[[支払う|支払え]]ない。5マナ2/3。([[インベイジョン]])
 +
*[[療養/Recuperate]] - 効果は6点分。軽減のモードの対象はクリーチャーのみ。4マナ。([[スカージ]])
 +
*[[高僧の詠唱/Abuna's Chant]] - 効果は5点分。軽減のモードの対象はクリーチャーのみ。4マナ。[[双呪]](2)。([[フィフス・ドーン]])
 +
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]]
27行: 37行:
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:リバイズド]] - [[コモン]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[コモン]]
+
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__

2024年9月28日 (土) 22:14時点における最新版


Healing Salve / 治癒の軟膏 (白)
インスタント

以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、3点のライフを得る。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを3点軽減する。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

ブーンズの1つ。これはの得意分野であるライフ回復あるいは軽減を行う。

同種のカードと比較すると、1マナ当たりの回復量・軽減量は3点と高い水準にある。だが、最大でも3点止まりな上に使い切りなのも災いして、構築戦では全く出番のない呪文サイクルの中では極端に性能が低いことから、剣を鍬に/Swords to Plowsharesと並んで「マジック黎明期にはライフ回復が過大評価されていた」ことを示す例としてしばしば挙げられる。とは言え、サイクルの中で唯一モードがあることからも、いずれか片方の効果のみでは不十分とは判断されていたようだ。

一方、除去の少ないクリーチャー戦中心のリミテッドでは、ダメージ軽減のモード軽いコンバット・トリックとしてそれなりに機能する。しかしコンバット・トリックとしては同じブーンズの巨大化/Giant Growthのほうが優秀であるため、ここでも見劣りしがち。ライフ回復のモードがほとんど使われないのもマイナス要因である。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ブーンズマジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。

それぞれ各の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。

[編集] 亜種

ライフ軽減をモードを選択できるカード

[編集] 参考

MOBILE