骨ドラゴン/Bone Dragon
提供:MTG Wiki
細 (ページの作成:「{{#card:Bone Dragon}} {{未評価|基本セット2019}} ==参考== *カード個別評価:基本セット2019 - 神話レア」) |
|||
(4人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Bone Dragon}} | {{#card:Bone Dragon}} | ||
− | + | 自力で[[墓地]]から[[戦場]]へと蘇る[[起動型能力]]を持つ、[[黒]]の[[ドラゴン]]・[[スケルトン]]。 | |
+ | |||
+ | 5[[マナ]]5/4という高い基礎性能に[[回避能力]]を備え、さらに[[除去]]を撃たれても復活してなかったことにできる疑似的な[[除去耐性]]を持っている。復活の際に[[タップイン]]してしまうものの、[[インスタント・タイミング]]で[[起動]]できて隙が生じにくいのも嬉しい。ただし復活のための[[コスト]]は5マナ+墓地の[[カード]]7枚[[追放]]と、倒されるたびに何度も復活というわけにはいかない。 | ||
+ | |||
+ | 何も考えず普通の[[デッキ]]で使った場合、[[ゲーム]]が長引けば墓地に7枚くらい[[カード]]が溜まるはずなので1度くらいは復活機会はあるかもしれない。積極的に墓地を[[肥やす]]墓地利用デッキならば復活回数も増え、これ自体が[[ライブラリー]]から[[落とす|落ちても]]都合がよく、より活用できるだろう。 | ||
+ | |||
+ | 高めの打点と[[アドバンテージ]]を失いにくい点は評価できるが、それ以外に特筆して[[戦闘]]を有利にしたり即座にアドバンテージを獲得できる能力を持たないのがやや地味。各種[[墓地対策カード]]にも弱く、[[フルタップ|タップアウト]]した際に墓地のこれを狙い撃ちにされるのはもちろん、墓地の枚数を減らされるだけでも厳しい。 | ||
+ | |||
+ | 登場時点の[[スタンダード]]で墓地利用をするなら[[スカラベの神/The Scarab God]]や[[王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift]]を使えばよかったため、[[構築]]での活躍は見られなかった。[[ローテーション]]後、それらが去ると共に[[諜報]]という相性のいいメカニズムが登場したことで、諜報を軸にしたデッキに姿を見せるようになった。 | ||
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では黒を選ぶならまず間違いなく入るカード。[[クリーチャー]]同士のぶつかり合いで墓地にカードが溜まりやすく、特に工夫せずとも1度くらいは復活が見込めるだろう。1枚で2枚分の働きをし得る[[大型クリーチャー|大型]][[フライヤー]]と考えるとかなり強力。複数回[[戦場に出る|戦場に出得る]]ドラゴン・カードなので、[[吐炎/Spit Flame]]や[[ドラゴンの財宝/Dragon's Hoard]]と併用してみるのも良いだろう。 | ||
+ | |||
+ | *骨だけになったアンデッドのドラゴン、すなわちボーン・ドラゴン(''Bone Dragon'')はドラゴンのバリエーションの1つとしてファンタジー作品によく登場する。一方で[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の世界では珍しく、これは[[荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon]]に次いで2枚目である。 | ||
+ | *2単語に区切れているので素直に「ボーン・ドラゴン」あるいは「骨のドラゴン」と訳してもよさそうだが、骨ドラゴンというやや気の抜けた訳は[[草タイタン/Phytotitan]]等に通ずるものがある。 | ||
+ | *[[唱え]]ているわけではないが、後に登場した[[脱出]]とはよく似たメカニズム。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[墓地にある間に機能する能力を持つカード]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[神話レア]] |
2021年7月4日 (日) 23:51時点における最新版
クリーチャー — ドラゴン(Dragon) スケルトン(Skeleton)
飛行
(3)(黒)(黒),あなたの墓地から他のカード7枚を追放する:あなたの墓地から骨ドラゴンをタップ状態で戦場に戻す。
自力で墓地から戦場へと蘇る起動型能力を持つ、黒のドラゴン・スケルトン。
5マナ5/4という高い基礎性能に回避能力を備え、さらに除去を撃たれても復活してなかったことにできる疑似的な除去耐性を持っている。復活の際にタップインしてしまうものの、インスタント・タイミングで起動できて隙が生じにくいのも嬉しい。ただし復活のためのコストは5マナ+墓地のカード7枚追放と、倒されるたびに何度も復活というわけにはいかない。
何も考えず普通のデッキで使った場合、ゲームが長引けば墓地に7枚くらいカードが溜まるはずなので1度くらいは復活機会はあるかもしれない。積極的に墓地を肥やす墓地利用デッキならば復活回数も増え、これ自体がライブラリーから落ちても都合がよく、より活用できるだろう。
高めの打点とアドバンテージを失いにくい点は評価できるが、それ以外に特筆して戦闘を有利にしたり即座にアドバンテージを獲得できる能力を持たないのがやや地味。各種墓地対策カードにも弱く、タップアウトした際に墓地のこれを狙い撃ちにされるのはもちろん、墓地の枚数を減らされるだけでも厳しい。
登場時点のスタンダードで墓地利用をするならスカラベの神/The Scarab Godや王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftを使えばよかったため、構築での活躍は見られなかった。ローテーション後、それらが去ると共に諜報という相性のいいメカニズムが登場したことで、諜報を軸にしたデッキに姿を見せるようになった。
リミテッドでは黒を選ぶならまず間違いなく入るカード。クリーチャー同士のぶつかり合いで墓地にカードが溜まりやすく、特に工夫せずとも1度くらいは復活が見込めるだろう。1枚で2枚分の働きをし得る大型フライヤーと考えるとかなり強力。複数回戦場に出得るドラゴン・カードなので、吐炎/Spit Flameやドラゴンの財宝/Dragon's Hoardと併用してみるのも良いだろう。
- 骨だけになったアンデッドのドラゴン、すなわちボーン・ドラゴン(Bone Dragon)はドラゴンのバリエーションの1つとしてファンタジー作品によく登場する。一方でマジックの世界では珍しく、これは荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragonに次いで2枚目である。
- 2単語に区切れているので素直に「ボーン・ドラゴン」あるいは「骨のドラゴン」と訳してもよさそうだが、骨ドラゴンというやや気の抜けた訳は草タイタン/Phytotitan等に通ずるものがある。
- 唱えているわけではないが、後に登場した脱出とはよく似たメカニズム。