タイニー・リーダーズ
提供:MTG Wiki
(緑青赤は龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclawも使えます) |
|||
(24人の利用者による、間の37版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''タイニー・リーダーズ'''(''Tiny Leaders'')は、[[非公式フォーマット]]の1つ。[[統率者戦]]のバリエーションであり、「[[デッキ]]枚数は通常の半分([[統率者]]含め50枚)」「3[[マナ]]以下の[[カード]]のみで[[構築]]する」というニ点が特徴。 | |
==解説== | ==解説== | ||
10行: | 10行: | ||
===構築ルール=== | ===構築ルール=== | ||
− | [[統率者]]として[[ | + | [[統率者]]として[[マナ総量]]が3以下の[[伝説のクリーチャー]]か[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードを1枚選ぶ。[[共闘]]を持つ伝説のクリーチャー・カードを2枚用いることもできるが、その際はデッキの[[固有色]]が3色以下になるように選ばなければならず、かつ[[ゲーム開始時の手札]]の枚数が6枚となる。 |
− | 統率者の[[固有色]]ルールに従い、[[ハイランダー]] | + | 統率者の[[固有色]]ルールに従い、[[ハイランダー]]構成でマナ総量が3以下のカードのみを用いてデッキを構築する。デッキの枚数は統率者と合わせて50枚で構築する。 |
===ゲームルール=== | ===ゲームルール=== | ||
22行: | 22行: | ||
===使用カード=== | ===使用カード=== | ||
− | [[ヴィンテージ]]における[[ヴィンテージ#禁止カード|禁止カード]] | + | [[ヴィンテージ]]における[[ヴィンテージ#禁止カード|禁止カード]]、およびマナ総量が4以上のカードは使用できない。また、以下の特例も存在する。([http://tinyleaders.blogspot.jp/p/ban-list.html Tiny Leaders: Ban List]) |
− | * | + | *追加として以下のカードを禁止カードとする。 |
**[[Ancestral Recall]] | **[[Ancestral Recall]] | ||
**[[天秤/Balance]] | **[[天秤/Balance]] | ||
− | **[[Black Lotus]] | + | **[[ブラック・ロータス/Black Lotus]] |
**[[黒の万力/Black Vise]] | **[[黒の万力/Black Vise]] | ||
**[[チャネル/Channel]] | **[[チャネル/Channel]] | ||
+ | **[[騒々しい写本、コーディ/Codie, Vociferous Codex]](固有色が4色以上になるため) | ||
**[[相殺/Counterbalance]] | **[[相殺/Counterbalance]] | ||
− | **[[Demonic Tutor]] | + | **[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]] |
**[[大地の知識/Earthcraft]] | **[[大地の知識/Earthcraft]] | ||
**[[トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest]] | **[[トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest]] | ||
38行: | 39行: | ||
**[[丸砥石/Grindstone]] | **[[丸砥石/Grindstone]] | ||
**[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]] | **[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]] | ||
+ | **[[満潮/High Tide]] | ||
**[[伝国の玉璽/Imperial Seal]] | **[[伝国の玉璽/Imperial Seal]] | ||
**[[Library of Alexandria]] | **[[Library of Alexandria]] | ||
**[[カラカス/Karakas]] | **[[カラカス/Karakas]] | ||
**[[魔力の墓所/Mana Crypt]] | **[[魔力の墓所/Mana Crypt]] | ||
− | **[[Mana Drain]] | + | **[[マナ吸収/Mana Drain]] |
**[[魔力の櫃/Mana Vault]] | **[[魔力の櫃/Mana Vault]] | ||
**[[金属細工師/Metalworker]] | **[[金属細工師/Metalworker]] | ||
52行: | 54行: | ||
**[[Mox Ruby]] | **[[Mox Ruby]] | ||
**[[Mox Sapphire]] | **[[Mox Sapphire]] | ||
+ | **[[刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom]](固有色が4色以上になるため) | ||
**[[ネクロポーテンス/Necropotence]] | **[[ネクロポーテンス/Necropotence]] | ||
**[[Shahrazad]] | **[[Shahrazad]] | ||
+ | **[[ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain]](固有色が4色以上になるため) | ||
**[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]] | **[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]] | ||
**[[太陽の指輪/Sol Ring]] | **[[太陽の指輪/Sol Ring]] | ||
59行: | 63行: | ||
**[[適者生存/Survival of the Fittest]] | **[[適者生存/Survival of the Fittest]] | ||
**[[肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind]] | **[[肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind]] | ||
+ | **[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]] | ||
+ | **[[The Tabernacle at Pendrell Vale]] | ||
**[[Time Vault]] | **[[Time Vault]] | ||
**[[Time Walk]] | **[[Time Walk]] | ||
68行: | 74行: | ||
**[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]] | **[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]] | ||
− | * | + | *以下の伝説のクリーチャー・カードは統率者に指定できない。 |
**[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]] | **[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]] | ||
**[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]] | **[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]] | ||
**[[浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician]] | **[[浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician]] | ||
− | |||
− | [[ | + | [[モードを持つ両面カード]]は、[[第1面]]と[[第2面]]の'''両方が'''3マナ以下でなければ使用不可。 |
− | + | ||
+ | [[分割カード]]は、通常どおり両方のマナ総量の合計が全体のマナ総量になる。4以上である場合は使用不可。 | ||
+ | *分割カードのルール変更以前は、両方の半分がどちらも3マナ以下であれば合計マナ総量にかかわらず使用できていた。 | ||
====タイニー・リーダーズ限定カード==== | ====タイニー・リーダーズ限定カード==== | ||
− | 3色以下の色の組み合わせのうち、[[ | + | 3色以下の色の組み合わせのうち、[[ギラプールの希望/Hope of Ghirapur]]が登場するまでは、[[無色]]には3マナ以下の[[伝説のクリーチャー]]が存在しなかった。そのため、架空のカード'''Glass'''を特例として統率者として用いることができる。 |
− | + | {{カードテキスト | |
+ | |カード名=Glass | ||
+ | |コスト=(◇)(◇)(◇) | ||
+ | |タイプ=伝説のクリーチャー | ||
+ | |PT=3/3 | ||
+ | |背景=unlegal | ||
+ | }} | ||
+ | |||
+ | *ギラプールの希望や[[流浪の発電機/The Peregrine Dynamo]]が登場した後も Glass は廃止されていない。 | ||
+ | |||
+ | ==旧ルール== | ||
+ | *かつては[[黒緑青]]にも3マナ以下の伝説のクリーチャーが存在していなかったため、以下のタイニー・リーダーズ限定カードを用いることができたが、[[コンスピラシー:王位争奪]]にて[[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]]が登場したため廃止となった。 | ||
#[[アナの戦闘魔道士/Ana Battlemage]]の[[タイプ]]行を「[[伝説のクリーチャー]] - [[人間]]・[[ウィザード]]」と読み替えたもの | #[[アナの戦闘魔道士/Ana Battlemage]]の[[タイプ]]行を「[[伝説のクリーチャー]] - [[人間]]・[[ウィザード]]」と読み替えたもの | ||
#架空のカード'''[[スゥルタイ群/The Sultai Brood|Sultai]]''' | #架空のカード'''[[スゥルタイ群/The Sultai Brood|Sultai]]''' | ||
− | |||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
97行: | 114行: | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
|カード名=Sultai | |カード名=Sultai | ||
− | |コスト= | + | |コスト=(黒)(緑)(青) |
|タイプ=伝説のクリーチャー | |タイプ=伝説のクリーチャー | ||
|PT=3/3 | |PT=3/3 | ||
|背景=unlegal | |背景=unlegal | ||
}} | }} | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
==参考== | ==参考== |
2024年1月14日 (日) 21:57時点における最新版
タイニー・リーダーズ(Tiny Leaders)は、非公式フォーマットの1つ。統率者戦のバリエーションであり、「デッキ枚数は通常の半分(統率者含め50枚)」「3マナ以下のカードのみで構築する」というニ点が特徴。
目次 |
[編集] 解説
「手軽に楽しめる統率者戦」というコンセプトで2013年に考案されたフォーマット。「使用カードは3マナ以下」という制限があるものの、デッキ総数が50枚で済む上にゲームもスピーディに進むので、統率者戦特有のカード資産差の問題やプレイ時間増長の問題が大きく緩和されている。
[編集] ルール
基本的なルールは統率者戦に準ずるが、以下にタイニー・リーダーズ特有のルールを記載する。
統率者戦の項も参照のこと。
[編集] 構築ルール
統率者としてマナ総量が3以下の伝説のクリーチャーかプレインズウォーカー・カードを1枚選ぶ。共闘を持つ伝説のクリーチャー・カードを2枚用いることもできるが、その際はデッキの固有色が3色以下になるように選ばなければならず、かつゲーム開始時の手札の枚数が6枚となる。
統率者の固有色ルールに従い、ハイランダー構成でマナ総量が3以下のカードのみを用いてデッキを構築する。デッキの枚数は統率者と合わせて50枚で構築する。
[編集] ゲームルール
プレイヤーの開始時のライフの総量は25点である。
統率者ダメージのルールは適用しない。
2人対戦のマッチを行う場合、10枚のサイドボードの使用が認められている。ゲームとゲームの間にメインデッキのカードとサイドボードのカードを入れ替えることを選んでもよい。なお、統率者の変更は認められていない。
[編集] 使用カード
ヴィンテージにおける禁止カード、およびマナ総量が4以上のカードは使用できない。また、以下の特例も存在する。(Tiny Leaders: Ban List)
- 追加として以下のカードを禁止カードとする。
- Ancestral Recall
- 天秤/Balance
- ブラック・ロータス/Black Lotus
- 黒の万力/Black Vise
- チャネル/Channel
- 騒々しい写本、コーディ/Codie, Vociferous Codex(固有色が4色以上になるため)
- 相殺/Counterbalance
- 悪魔の教示者/Demonic Tutor
- 大地の知識/Earthcraft
- トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
- Fastbond
- ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
- 丸砥石/Grindstone
- 隠遁ドルイド/Hermit Druid
- 満潮/High Tide
- 伝国の玉璽/Imperial Seal
- Library of Alexandria
- カラカス/Karakas
- 魔力の墓所/Mana Crypt
- マナ吸収/Mana Drain
- 魔力の櫃/Mana Vault
- 金属細工師/Metalworker
- 精神錯乱/Mind Twist
- Mishra's Workshop
- Mox Emerald
- Mox Jet
- Mox Pearl
- Mox Ruby
- Mox Sapphire
- 刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom(固有色が4色以上になるため)
- ネクロポーテンス/Necropotence
- Shahrazad
- ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain(固有色が4色以上になるため)
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp
- 太陽の指輪/Sol Ring
- 露天鉱床/Strip Mine
- 適者生存/Survival of the Fittest
- 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind
- タッサの神託者/Thassa's Oracle
- The Tabernacle at Pendrell Vale
- Time Vault
- Time Walk
- Timetwister
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor
- Wheel of Fortune
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
- 以下の伝説のクリーチャー・カードは統率者に指定できない。
モードを持つ両面カードは、第1面と第2面の両方が3マナ以下でなければ使用不可。
分割カードは、通常どおり両方のマナ総量の合計が全体のマナ総量になる。4以上である場合は使用不可。
- 分割カードのルール変更以前は、両方の半分がどちらも3マナ以下であれば合計マナ総量にかかわらず使用できていた。
[編集] タイニー・リーダーズ限定カード
3色以下の色の組み合わせのうち、ギラプールの希望/Hope of Ghirapurが登場するまでは、無色には3マナ以下の伝説のクリーチャーが存在しなかった。そのため、架空のカードGlassを特例として統率者として用いることができる。
非公式/非実在カード
Glass (◇)(◇)(◇)伝説のクリーチャー3/3
- ギラプールの希望や流浪の発電機/The Peregrine Dynamoが登場した後も Glass は廃止されていない。
[編集] 旧ルール
- かつては黒緑青にも3マナ以下の伝説のクリーチャーが存在していなかったため、以下のタイニー・リーダーズ限定カードを用いることができたが、コンスピラシー:王位争奪にてトレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trestが登場したため廃止となった。
非公式/非実在カード
Ana Battlemage/アナの戦闘魔道士 (タイニー・リーダーズ限定カード版) (2)(緑)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
キッカー(2)(青)/(1)(黒)
アナの戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(2)(青)でキッカーされていた場合、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚捨てる。
アナの戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(1)(黒)でキッカーされていた場合、アンタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーはそれのコントローラーに、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
非公式/非実在カード
Sultai (黒)(緑)(青)伝説のクリーチャー3/3
[編集] 参考
- MTG: Tiny Leaders
- Five Fun Formats You've (Probably) Never Heard Of/あなたが(たぶん)知らない5つのフォーマット(ReConstructed 2014年12月9日 Gavin Verhey著)
- Tiny Leaders, Big Fun/小さな指導者、大きな楽しみ(ReConstructed 2015年2月17日 Gavin Verhey著)
- 統率者戦
- 非公式フォーマット