異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer
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:死亡したクリーチャー全てを[[終了ステップ]]に自身の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下でリアニメイトする[[紋章]]を得る奥義。 | :死亡したクリーチャー全てを[[終了ステップ]]に自身の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下でリアニメイトする[[紋章]]を得る奥義。 | ||
:対戦相手のクリーチャーも含めて死亡したクリーチャーが全て[[戦場]]に戻ってくるようになり、[[除去]]と併用すれば瞬く間に戦場を制圧できる。 | :対戦相手のクリーチャーも含めて死亡したクリーチャーが全て[[戦場]]に戻ってくるようになり、[[除去]]と併用すれば瞬く間に戦場を制圧できる。 | ||
− | :この能力によるリアニメイトは強制であり、[[ペナルティ能力]] | + | :この能力によるリアニメイトは強制であり、[[ペナルティ能力]]持ちが死亡した時は逆効果になることもある。例によって[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]が死亡すると[[敗北]]に繋がる。 |
[[スタンダード]]では、生け贄[[シナジー]]を活かした[[先祖の結集]]や[[アリストクラッツ#タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期|アリストクラッツ]]でしばしば採用されている。 | [[スタンダード]]では、生け贄[[シナジー]]を活かした[[先祖の結集]]や[[アリストクラッツ#タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期|アリストクラッツ]]でしばしば採用されている。 | ||
*-X能力では[[伝説のクリーチャー]]が対象外、-8能力では既に墓地にあるクリーチャーは蘇らないというのは、兄をついに蘇らせることができなかったというストーリーの反映か。 | *-X能力では[[伝説のクリーチャー]]が対象外、-8能力では既に墓地にあるクリーチャーは蘇らないというのは、兄をついに蘇らせることができなかったというストーリーの反映か。 | ||
− | * | + | * [[Commander Collection: Black]]にて本カードが収録されるに際し同セットに同時収録された、本カードとの併用を想定していると思われるゾンビ・トークンカードは[[ドミナリア]]にて登場した[[リッチの騎士、ジョス・ヴェス/Josu Vess, Lich Knight]]と同じ鎧({{Gatherer|id=444328}})を着用している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/commander-collection-black-packaging-and-contents-2021-08-24 COMMANDER COLLECTION: BLACK PACKAGING AND CONTENTS] (2021年8月24日)</ref>。 |
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==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | 若き日の'''リリアナ・ヴェス'''/''Liliana Vess'' | + | 若き日の'''リリアナ・ヴェス'''/''Liliana Vess''。リリアナは病に錯乱する兄[[ジョス・ヴェス/Josu Vess]]を癒すために薬の材料となるイーシスの根を探していたが、魔女の儀式によってイーシスの根は焼かれており、そこで出会った男の助言に乗り、魔女たちの命を奪ってイーシスの根を作り出す。しかしその黒きイーシスの根によって作られた水薬を口にしたジョスは、生ける屍と化してしまう。ジョスだったものに襲われる最中、リリアナの[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]が点る。 |
詳細は[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)]]を参照。 | 詳細は[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)]]を参照。 | ||
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2024年1月22日 (月) 03:46時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
絆魂
あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、異端の癒し手、リリアナを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。そうしたなら、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
Liliana, Defiant Necromancer / 反抗する屍術師、リリアナ
〔黒〕 伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
[+2]:各プレイヤーはそれぞれカードを1枚捨てる。
[-X]:あなたの墓地にあるマナ総量がXの伝説でないクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
[-8]:あなたは「クリーチャーが1体死亡するたび、次の終了ステップの開始時に、それをあなたのコントロール下で戦場に戻す。」を持つ紋章を得る。
マジック・オリジンの両面カードとしてカード化された若き日のリリアナ・ヴェス/Liliana Vess。
- クリーチャー時
- 覚醒前は2/3絆魂の人間・クレリック。味方の他のトークンでないクリーチャーが死亡すると、それを2/2のゾンビ・トークンとして蘇らせ、自身は変身する。
- リリアナ単体では変身することができないのが難点だが、他のクリーチャーを生け贄に捧げる手段があればサイクル中最も素早い変身が可能である。また、2枚目のこれを戦場に出し、レジェンド・ルールを利用して条件を満たすことも可能。
- サイクル中唯一、対戦相手の手で変身させられてしまう恐れがあることには注意が必要。「攻撃したものの、他のクリーチャーを除去されたせいで変身してしまい、戦闘から取り除かれて攻撃も絆魂も不発になる」という状況が起こり得る。
- プレインズウォーカー時
- +2能力
- 各プレイヤーに影響する手札破壊。
- カード・アドバンテージこそ得られないが忠誠度の上がり幅が大きく、同時に対戦相手の反撃手段を削げるので打たれ強い。また手札からクリーチャー・カードを捨てることで-X能力への布石にもなる。
- -X能力
- 自分の墓地からマナ総量がXの伝説ではないクリーチャーをリアニメイトする。
- ボード・アドバンテージを稼げ、リリアナ自身の守りにも繋がる優秀な能力。ただし重いクリーチャーのコストを踏み倒すと忠誠カウンターの消費が大きいのが欠点。連発が難しいためどのクリーチャーを蘇らせるかは慎重に選びたい。
- -8能力
- 死亡したクリーチャー全てを終了ステップに自身のコントロール下でリアニメイトする紋章を得る奥義。
- 対戦相手のクリーチャーも含めて死亡したクリーチャーが全て戦場に戻ってくるようになり、除去と併用すれば瞬く間に戦場を制圧できる。
- この能力によるリアニメイトは強制であり、ペナルティ能力持ちが死亡した時は逆効果になることもある。例によって触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableが死亡すると敗北に繋がる。
スタンダードでは、生け贄シナジーを活かした先祖の結集やアリストクラッツでしばしば採用されている。
- -X能力では伝説のクリーチャーが対象外、-8能力では既に墓地にあるクリーチャーは蘇らないというのは、兄をついに蘇らせることができなかったというストーリーの反映か。
- Commander Collection: Blackにて本カードが収録されるに際し同セットに同時収録された、本カードとの併用を想定していると思われるゾンビ・トークンカードはドミナリアにて登場したリッチの騎士、ジョス・ヴェス/Josu Vess, Lich Knightと同じ鎧(イラスト)を着用している[1]。
[編集] ルール
- 異端の癒し手、リリアナと同時に他のクリーチャーが死亡した場合、能力は誘発するが解決時には何も起こらない。墓地に置かれているリリアナを追放して戻すことはない。
- 異端の癒し手、リリアナの能力が複数誘発した場合、最初に解決された能力以外はリリアナを追放しないのでゾンビ・トークンが複数戦場に出ることはない。
[編集] 関連カード
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer - 反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer
- 最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
- 死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty
- 死の使い手、リリアナ/Liliana, Death Wielder
- 死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death
- 屍術師、リリアナ/Liliana, the Necromancer
- 戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General
- 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead
- 死の魔道士、リリアナ/Liliana, Death Mage
- オニキス教授/Professor Onyx
[編集] サイクル
マジック・オリジンの、神話レアの変身する両面カードのサイクル。第1面は伝説のクリーチャー、第2面はプレインズウォーカーであり、プレインズウォーカー/Planeswalkerたちの、プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る前の姿と、点った後の姿を表している。
- アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros - 歴戦の戦士、ギデオン/Gideon, Battle-Forged
- ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy - 束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound
- 異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer - 反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer
- カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh - 燃え盛る炎、チャンドラ/Chandra, Roaring Flame
- 巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer - 精霊信者の賢人、ニッサ/Nissa, Sage Animist
[編集] ストーリー
若き日のリリアナ・ヴェス/Liliana Vess。リリアナは病に錯乱する兄ジョス・ヴェス/Josu Vessを癒すために薬の材料となるイーシスの根を探していたが、魔女の儀式によってイーシスの根は焼かれており、そこで出会った男の助言に乗り、魔女たちの命を奪ってイーシスの根を作り出す。しかしその黒きイーシスの根によって作られた水薬を口にしたジョスは、生ける屍と化してしまう。ジョスだったものに襲われる最中、リリアナのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る。
詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。
[編集] 脚注
- ↑ COMMANDER COLLECTION: BLACK PACKAGING AND CONTENTS (2021年8月24日)