緑青

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(4人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
 
'''緑青'''(''Green-Blue'')は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]における[[色の組み合わせ]]のうち、[[緑]]と[[青]]の組み合わせのことである。略式表記'''GU'''。
 
'''緑青'''(''Green-Blue'')は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]における[[色の組み合わせ]]のうち、[[緑]]と[[青]]の組み合わせのことである。略式表記'''GU'''。
 
[[ラヴニカ・ブロック]]の緑青の[[ギルド/Guild]]、[[シミック連合/The Simic Combine]]にちなんで'''シミックカラー'''(''Simic Color'')とも呼ばれる。
 
  
 
{{#card:Mystic Snake}}
 
{{#card:Mystic Snake}}
7行: 5行:
  
 
==概要==
 
==概要==
[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の場合、最も得意とする戦術は[[クロック・パーミッション]]。緑の優秀な[[クリーチャー]]を青の[[打ち消す|カウンター]]がバックアップする。
+
緑青は[[マナ]][[手札]]というマジックにおける重要な[[リソース]]を増進できる色の組み合わせである。
 +
 
 +
[[デッキ]]は緑の優秀な[[クリーチャー]]を青の[[打ち消す|カウンター]]がバックアップする[[クロック・パーミッション]]や、[[マナ加速]]と[[ドロー]]によって[[展開]]を進め[[大型クリーチャー]]で圧倒する[[ランプ]]といった形になる事が多い。また、緑の[[展開]]力、青の[[サーチ]]と[[コンボ]]補助能力を生かした[[コンボ]]系のデッキが時々作り出される。欠点として、[[打ち消し]]は出来るものの[[ボード・コントロール]]は不得意で、特に[[クリーチャー]]に対しては[[2011年]]の[[イニストラード]]で[[格闘]]が登場するまでは青の[[バウンス]]しか触る手段が無かった。
 +
 
 +
2色の組み合わせとしてはあまり目立たない部類だったのだが、[[2019年]]の[[エルドレインの王権]]で[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]が発売後2ヶ月で[[スタンダード]]を含む各種[[フォーマット]]で[[禁止カード]]指定され、続く[[テーロス還魂記]]の[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]もスタンダードを席巻した後に禁止に至ったことで、”壊れた”カードを生み出す色の組み合わせとして有名になってしまった。この印象は[[2024年]]の[[モダンホライゾン3]]の[[有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom]]が発売後2ヶ月で[[モダン]]で禁止された事でさらに強まった。
  
[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の場合、緑の[[マナ加速]]と青のカウンターが中心となる。ただし、緑によって[[エンチャント]][[アーティファクト]]への[[除去耐性|耐性]]はあるものの、基本的に[[クリーチャー]][[除去]]できないために、自分のクリーチャーや青の[[バウンス]]、アーティファクトで補う形になる。
+
緑青の[[多色カード]][[瞬速]][[ETB]][[サボタージュ能力]]による[[ドロー]]、ドローと[[マナ加速]]の組み合わせ、[[パーマネント]]の上の[[カウンター (目印)|カウンター]]操作、[[ライブラリー]]からの[[コスト]]の踏み倒しなどのデザインが多い。
  
また、緑の[[展開]]力、青の[[サーチ]][[コンボ]]補助能力を生かしたコンボ系のデッキが時々作り出される。
+
*[[ラヴニカ・ブロック]]の緑青の[[ギルド/Guild]][[シミック連合/The Simic Combine]]にちなんで'''シミックカラー'''(''Simic Color'')とも呼ばれる。
 +
*表記のルール上は「緑青」が正しいが、日本語においては「青緑」のほうがなじみがある並び方であるため、そちらで表記されることが多い。
 +
**ちなみに「緑青」という日本語もある。その場合の読みは「[[たなびく緑青/Viridescent Wisps|ろくしょう]]」。
  
*緑青の[[多色カード]]は[[ミラージュ]]の[[悪性腫瘍/Malignant Growth]]と[[ねじれのワーム/Warping Wurm]]で初めて登場した。対抗色すべてが取り扱われているセット以外では、[[ディセンション]]、[[時のらせん]]([[タイムシフト]])、[[ギルド門侵犯]]、[[神々の軍勢]]に収録されている。特殊セットでは[[プレインチェイス2012]]に新録カードが収録されている。
 
**[[異界月]]では2色の組み合わせの内青緑の多色カードのみ収録されていないが、[[代替コスト]]が青緑である[[絡み草の闇潜み/Lashweed Lurker]]が収録されている。
 
 
==代表的なデッキ==
 
==代表的なデッキ==
 
*[[青緑ビートダウン]]
 
*[[青緑ビートダウン]]
20行: 22行:
 
**[[青緑マッドネス]]
 
**[[青緑マッドネス]]
 
**[[青緑クロック・パーミッション]]
 
**[[青緑クロック・パーミッション]]
 +
**[[食物 (デッキ)#ラヴニカのギルド〜エルドレインの王権期|シミック・フード]]
 
*[[青緑コントロール]]
 
*[[青緑コントロール]]
 
**[[カウンターオース]]
 
**[[カウンターオース]]

2024年8月30日 (金) 17:30時点における最新版

緑青(Green-Blue)は、マジックにおける色の組み合わせのうち、の組み合わせのことである。略式表記GU


Mystic Snake / 神秘の蛇 (1)(緑)(青)(青)
クリーチャー — 蛇(Snake)

瞬速
神秘の蛇が戦場に出たとき、呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

2/2


Simic Sky Swallower / シミックの空呑み (5)(緑)(青)
クリーチャー — リバイアサン(Leviathan)

飛行、トランプル、被覆(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)

6/6

[編集] 概要

緑青はマナ手札というマジックにおける重要なリソースを増進できる色の組み合わせである。

デッキは緑の優秀なクリーチャーを青のカウンターがバックアップするクロック・パーミッションや、マナ加速ドローによって展開を進め大型クリーチャーで圧倒するランプといった形になる事が多い。また、緑の展開力、青のサーチコンボ補助能力を生かしたコンボ系のデッキが時々作り出される。欠点として、打ち消しは出来るもののボード・コントロールは不得意で、特にクリーチャーに対しては2011年イニストラード格闘が登場するまでは青のバウンスしか触る手段が無かった。

2色の組み合わせとしてはあまり目立たない部類だったのだが、2019年エルドレインの王権王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsが発売後2ヶ月でスタンダードを含む各種フォーマット禁止カード指定され、続くテーロス還魂記自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathもスタンダードを席巻した後に禁止に至ったことで、”壊れた”カードを生み出す色の組み合わせとして有名になってしまった。この印象は2024年モダンホライゾン3有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdomが発売後2ヶ月でモダンで禁止された事でさらに強まった。

緑青の多色カード瞬速ETBサボタージュ能力によるドロー、ドローとマナ加速の組み合わせ、パーマネントの上のカウンター操作、ライブラリーからのコストの踏み倒しなどのデザインが多い。

[編集] 代表的なデッキ

[編集] 参考

単色 - - - -
多色
()
2色 友好色白青 - 青黒 - 黒赤 - 赤緑 - 緑白
対抗色白黒 - 青赤 - 黒緑 - 赤白 - 緑青
3色 弧(こ)白青黒 - 青黒赤 - 黒赤緑 - 赤緑白 - 緑白青
楔(くさび)白黒緑 - 青赤白 - 黒緑青 - 赤白黒 - 緑青赤
4色 白青黒赤 - 青黒赤緑 - 黒赤緑白 - 赤緑白青 - 緑白青黒
5色 白青黒赤緑
アン・ゲーム専用 ピンク - - 目の色
色の関係 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割
関連項目 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー
MOBILE