エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligator
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+ | *[[サイクル]]共通の[[ルール]]については[[静寂を担うもの/Bearer of Silence#サイクル共通のルール]]を参照。 | ||
+ | *[[無謀な粗暴者/Reckless Brute]]の[[上位互換]]。 | ||
+ | *{{Gatherer|id=407606}}で[[コントロール]]を奪われているのは[[フェリダー/Felidar]]だが、その顔は醜く変質している。生物を含めた次元の環境そのものを歪める[[エルドラージ/Eldrazi]]の力の一端が見える。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== |
2024年1月25日 (木) 16:28時点における最新版
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
欠色(このカードは無色である。)
あなたがこの呪文を唱えたとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたは(1)(◇)を支払ってもよい。そうしたなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。((◇)は無色マナを表す。)
速攻
速攻と、唱えた時に追加でマナを支払うことで反逆の行動/Act of Treasonがついてくる能力を持った欠色エルドラージ。
シングルシンボル3マナ3/1速攻で使う場合は、優れているとは言えないが及第点と言ったところ。序盤の戦闘ならある程度計算戦力になる。
優れたコスト・パフォーマンスを発揮するのは誘発型能力込みで使った場合であり、ブロッカー排除と戦闘ダメージの上乗せ、さらにパワー3速攻が計5マナで済んでしまう。誘発型能力なのでカウンターに耐性がある点も嬉しい。ただし、無色マナを含む5マナというコストは軽いものではないため、それを滞り無く支払えるかが肝になる。
クリーチャーが並びがちなリミテッドでは、ダメージレースを一気に動かせるカード。例によって生け贄に捧げる手段を用意できていれば完璧。対戦相手のデッキに低マナ域が少ないようなら、素出ししてライフを削りに行くのもありだろう。
スタンダードでは、異界月後のティムール現出のサイドボードに採用された。破滅の刻後のラムナプ・レッドや赤黒アグロにもメインデッキ~サイドボードに採用される場合がある。
モダンの青赤エルドラージで採用される。ウギンの目/Eye of Ugin(モダン禁止前)やエルドラージの寺院/Eldrazi Templeの後押しを受けて2ターン目から攻撃してよし、誘発型能力込みでも3~4ターン目には戦場に送り込めるので対戦相手のライフを一気に削りに行ってよしと果たす役割は大きい。特にミラーマッチにおいては対戦相手のクリーチャーの平均サイズも大きいため、これ1枚で容易にゲームがひっくり返りうる。
- サイクル共通のルールについては静寂を担うもの/Bearer of Silence#サイクル共通のルールを参照。
- 無謀な粗暴者/Reckless Bruteの上位互換。
- イラストでコントロールを奪われているのはフェリダー/Felidarだが、その顔は醜く変質している。生物を含めた次元の環境そのものを歪めるエルドラージ/Eldraziの力の一端が見える。
[編集] 関連カード
ゲートウォッチの誓いの、唱えたときに誘発する誘発型能力を持つエルドラージ・クリーチャーのサイクル。いずれもコストとして無色マナを要求する。黒・赤・緑のレアに1枚ずつ存在する。
- 静寂を担うもの/Bearer of Silence
- エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligator
- 卑小な回収者/Vile Redeemer