エレメンタル
提供:MTG Wiki
(11人の利用者による、間の37版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|エレメンタル (デッキ)}} | {{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|エレメンタル (デッキ)}} | ||
− | '''エレメンタル'''/''Elemental'' は[[クリーチャー・タイプ]] | + | '''エレメンタル'''/''Elemental''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。自然の精霊、意志を持った現象、概念の具現化といった存在にこのクリーチャー・タイプが与えられる。 |
{{#card:Air Elemental}} | {{#card:Air Elemental}} | ||
− | {{#card: | + | {{#card:Ball Lightning}} |
− | {{#card: | + | {{#card:Titania, Protector of Argoth}} |
− | 初出は[[リミテッド・エディション]]の[[大地の精霊/Earth Elemental|大地]]、[[水の精霊/Water Elemental|水]]、[[大気の精霊/Air Elemental|大気]]、[[炎の精霊/Fire Elemental|火]]の四大精霊。[[ローウィン・ブロック]] | + | 初出は[[リミテッド・エディション]]の[[大地の精霊/Earth Elemental|大地]]、[[水の精霊/Water Elemental|水]]、[[大気の精霊/Air Elemental|大気]]、[[炎の精霊/Fire Elemental|火]]の四大精霊。[[ミラージュ・ブロック]]から数が増え始め、[[ローウィン・ブロック]]においては、同ブロック内における8つの主要クリーチャー・タイプの1つに選ばれた。また同時に、[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]によってそれまで固有の[[サブタイプ]]を持っていた[[カード]]群の多くがエレメンタルの仲間入りをした。フレイバー上どんな[[次元/Plane]]に登場してもおかしくなく、カードデザインにも制約が無いためか、その後も数多くの[[カード・セット]]で扱われている定番サブタイプである。[[イコリア:巨獣の棲処]]および[[統率者2020]]では、[[ケトリア/Ketria]]([[緑青赤]])の主要怪物[[種族]]に選ばれた。[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]および[[統率者2021]]では、[[プリズマリ大学/Prismari College]]([[青赤]])のマスコット・[[トークン]]に選ばれた。 |
− | + | 各[[色]]に存在するが、特に[[赤]]、[[緑]]、ついで[[青]]に多く存在する。ローウィン・ブロックにおいては、赤の[[炎族/Flamekin]]には多くの[[タイプ的カード]]が、全色に存在する概念を表すエレメンタルには専用の[[キーワード能力]]である[[想起]]が与えられた。 | |
− | [[ | + | [[タイプ的カード]]は[[ローウィン・ブロック]]と[[基本セット2020]]に豊富に存在する。エレメンタルを含む、[[イコリア:巨獣の棲処]]の怪物の主要5種族を参照し、また強化する[[カード]]として[[孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard]]が存在する。 |
− | エレメンタル・[[トークン]] | + | エレメンタル・[[トークン]]を[[生成]]するカードは多数存在し、その種類も豊富である。(→[[トークン一覧]]) |
− | [[伝説の]] | + | [[伝説の]]エレメンタル・[[カード]]は[[ブルームバロウ統率者デッキ]]現在52枚存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Elemental 「伝説の(Legendary)・エレメンタル(Elemental)」でWHISPER検索])が、[[巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer|精霊信者の賢人、ニッサ/Nissa, Sage Animist]]の[[忠誠度能力]]で[[生成]]される'''目覚めし世界、アシャヤ'''/''Ashaya, the Awoken World''と[[ヴィトゥ=ガジーの目覚め/Awakening of Vitu-Ghazi]]で[[クリーチャー化]]する'''ヴィトゥ=ガジー'''/''Vitu-Ghazi''も存在する。 |
+ | *エレメンタルに変化する、あるいは変化させるカードは多く、特に土地が[[クリーチャー化]]する際にはエレメンタルのクリーチャー・タイプを得ることが多い。[[動く土地/Animate Land]]や[[覚醒]]などが代表例。 | ||
+ | *いわゆる[[歩く火力]]は大半がエレメンタルである。 | ||
*[[ミラディン]]では、初の[[アーティファクト]]のエレメンタルである[[錆の精霊/Rust Elemental]]が登場した。 | *[[ミラディン]]では、初の[[アーティファクト]]のエレメンタルである[[錆の精霊/Rust Elemental]]が登場した。 | ||
− | * | + | *元々[[スピリット]]と若干イメージが被るところがあったが、[[オラクル]]の変更によって、ついにスピリットであるエレメンタルが誕生した(→[[地の底の精霊/Subterranean Spirit]])。その後もいくつか「エレメンタル・スピリット」は登場している。 |
+ | ==ストーリー== | ||
+ | ===ローウィン=== | ||
+ | [[ローウィン/Lorwyn]]には[[炎族/Flamekin]]と呼ばれるエレメンタルがいる。 | ||
+ | |||
+ | ローウィンが[[大オーロラ/Great Aurora]]によって[[シャドウムーア]]へと変質したことにより[[燃えがら/Cinder]]へと変化した。 | ||
+ | |||
+ | ===ゼンディカー=== | ||
+ | 荒々しく力強いマナを持つ[[ゼンディカー/Zendikar]]では、次元そのものが外敵を排除するためにエレメンタルが生まれる。 | ||
+ | |||
+ | [[エルドラージ/Eldrazi]]と戦うためにいくつものエレメンタルが目覚めた。 | ||
+ | |||
+ | ===イコリア=== | ||
+ | [[イコリア/Ikoria]]のエレメンタルは主に[[ケトリア/Ketria]]の支配的な怪物相である。 | ||
+ | |||
+ | 大気・水・土・炎といった自然の力の顕現であり、鮮やかな色をまとった動物の姿をしている。 | ||
+ | |||
+ | ===アルケヴィオス=== | ||
+ | [[アルケヴィオス/Arcavios]]の魔法学院[[ストリクスヘイヴン/Strixhaven]]では、[[プリズマリ大学/Prismari College]]のマスコットとして色鮮やかなエレメンタル達が作られている。 | ||
+ | |||
+ | これは魔道士たちが作った「殻」の中に生ける自然のエネルギーを注入して生み出された、一種の芸術作品である。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Elemental|エレメンタル(Elemental)}} | *{{WHISPER検索/サブタイプ|Elemental|エレメンタル(Elemental)}} | ||
+ | *{{WHISPER検索/カードテキスト|{Elemental}|エレメンタル(Elemental)}} | ||
*[[クリーチャー・タイプ解説]] | *[[クリーチャー・タイプ解説]] | ||
− | |||
[[Category:クリーチャー・タイプ|えれめんたる]] | [[Category:クリーチャー・タイプ|えれめんたる]] | ||
+ | [[Category:複数の次元に存在する種族|えれめんたる]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年8月1日 (木) 13:47時点における最新版
エレメンタル/Elementalはクリーチャー・タイプの1つ。自然の精霊、意志を持った現象、概念の具現化といった存在にこのクリーチャー・タイプが与えられる。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
アルゴスの庇護者、ティタニアが戦場に出たとき、あなたの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
あなたがコントロールする土地が1つ戦場から墓地に置かれるたび、緑の5/3のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
初出はリミテッド・エディションの大地、水、大気、火の四大精霊。ミラージュ・ブロックから数が増え始め、ローウィン・ブロックにおいては、同ブロック内における8つの主要クリーチャー・タイプの1つに選ばれた。また同時に、クリーチャー・タイプ大再編によってそれまで固有のサブタイプを持っていたカード群の多くがエレメンタルの仲間入りをした。フレイバー上どんな次元/Planeに登場してもおかしくなく、カードデザインにも制約が無いためか、その後も数多くのカード・セットで扱われている定番サブタイプである。イコリア:巨獣の棲処および統率者2020では、ケトリア/Ketria(緑青赤)の主要怪物種族に選ばれた。ストリクスヘイヴン:魔法学院および統率者2021では、プリズマリ大学/Prismari College(青赤)のマスコット・トークンに選ばれた。
各色に存在するが、特に赤、緑、ついで青に多く存在する。ローウィン・ブロックにおいては、赤の炎族/Flamekinには多くのタイプ的カードが、全色に存在する概念を表すエレメンタルには専用のキーワード能力である想起が与えられた。
タイプ的カードはローウィン・ブロックと基本セット2020に豊富に存在する。エレメンタルを含む、イコリア:巨獣の棲処の怪物の主要5種族を参照し、また強化するカードとして孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguardが存在する。
エレメンタル・トークンを生成するカードは多数存在し、その種類も豊富である。(→トークン一覧)
伝説のエレメンタル・カードはブルームバロウ統率者デッキ現在52枚存在する(「伝説の(Legendary)・エレメンタル(Elemental)」でWHISPER検索)が、精霊信者の賢人、ニッサ/Nissa, Sage Animistの忠誠度能力で生成される目覚めし世界、アシャヤ/Ashaya, the Awoken Worldとヴィトゥ=ガジーの目覚め/Awakening of Vitu-Ghaziでクリーチャー化するヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghaziも存在する。
- エレメンタルに変化する、あるいは変化させるカードは多く、特に土地がクリーチャー化する際にはエレメンタルのクリーチャー・タイプを得ることが多い。動く土地/Animate Landや覚醒などが代表例。
- いわゆる歩く火力は大半がエレメンタルである。
- ミラディンでは、初のアーティファクトのエレメンタルである錆の精霊/Rust Elementalが登場した。
- 元々スピリットと若干イメージが被るところがあったが、オラクルの変更によって、ついにスピリットであるエレメンタルが誕生した(→地の底の精霊/Subterranean Spirit)。その後もいくつか「エレメンタル・スピリット」は登場している。
[編集] ストーリー
[編集] ローウィン
ローウィン/Lorwynには炎族/Flamekinと呼ばれるエレメンタルがいる。
ローウィンが大オーロラ/Great Auroraによってシャドウムーアへと変質したことにより燃えがら/Cinderへと変化した。
[編集] ゼンディカー
荒々しく力強いマナを持つゼンディカー/Zendikarでは、次元そのものが外敵を排除するためにエレメンタルが生まれる。
エルドラージ/Eldraziと戦うためにいくつものエレメンタルが目覚めた。
[編集] イコリア
イコリア/Ikoriaのエレメンタルは主にケトリア/Ketriaの支配的な怪物相である。
大気・水・土・炎といった自然の力の顕現であり、鮮やかな色をまとった動物の姿をしている。
[編集] アルケヴィオス
アルケヴィオス/Arcaviosの魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenでは、プリズマリ大学/Prismari Collegeのマスコットとして色鮮やかなエレメンタル達が作られている。
これは魔道士たちが作った「殻」の中に生ける自然のエネルギーを注入して生み出された、一種の芸術作品である。