空殴り/Skylasher
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(6人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Skylasher}} | {{#card:Skylasher}} | ||
− | + | [[打ち消されない]]上に[[瞬速]]、[[到達]]、さらには[[プロテクション]]まで持つ、アンチ[[青]]に特化した[[クリーチャー]]。 | |
− | [[ | + | 特に青系[[コントロールデッキ|コントロール]]に対するアンチ性能は目覚しい。[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]・[[イゼットの魔除け/Izzet Charm]]・[[ディミーアの魔除け/Dimir Charm]]などの[[単体除去]][[呪文]]を受け付けず、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]や[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets|昆虫の逸脱者/Insectile Aberration]]や[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]を一方的に討ち取れるほか、[[ボーラスの占い師/Augur of Bolas]]や[[イゼットの静電術師/Izzet Staticaster]]に足止めされることもない。また青ではないが[[未練ある魂/Lingering Souls]]などで生成される1/1[[飛行]]の[[スピリット]]・[[トークン]]にも強く、奇襲[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で撃ち落すことができる。 |
− | [[ | + | ただし青相手でも[[サイズ]]自体はあくまで[[熊 (俗称)|熊]]相当で、それ以上に打点を高める[[能力]]もないため、[[アタッカー]]としては押しが弱い印象は否めない。また[[ラヴニカへの回帰ブロック]]は[[多色]][[環境]]なので、青への[[除去耐性]]だけでは磐石とは言えないことも多い。さらに、青を含まない[[ビートダウンデッキ]]との対戦では大部分の能力が無意味となり、[[バニラ]]同然になりやすい。そのため優秀ではあるが、[[メタゲーム]]や[[デッキ]]の方向性に左右されやすい[[カード]]と言える。 |
− | + | [[パイオニア]]では[[緑単信心#パイオニア|緑単信心]]の[[サイドボード]]に採用される。[[2022年]]6月7日の[[禁止カード]]更新以降、[[スピリット (デッキ)#パイオニア|青単スピリット]]の勢力が増したため、その対策として登用されるようになった。[[プレインズウォーカー]]を採用した[[コンボデッキ]]である緑単信心にとってはその[[ブロッカー]]性能の高さも評価されている。 | |
− | * | + | *乱暴に言えば[[疾風のマングース/Blurred Mongoose]](打ち消されない)、[[カルー・ミーアキャット/Karoo Meerkat]](プロテクション(青))、[[灰毛皮の熊/Ashcoat Bear]](瞬速)、[[闘士蜘蛛/Grappler Spider]](到達)を融合させたカードという感じであり、事実それらの大部分の実質的な[[上位互換]]。 |
+ | **厳密にいえば、疾風のマングースは[[被覆]]を有しており、灰毛皮の熊・闘士蜘蛛との関係でも空殴りのプロテクション(青)が不利に働く場面もあるため、これらとは上位互換/下位互換の関係にはない。カルー・ミーアキャットと比較すると、瞬速・到達がいずれも純粋なメリット能力であり、タフネスも1増えているため、上位互換に当たる。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]] |
2022年6月24日 (金) 23:20時点における最新版
打ち消されない上に瞬速、到達、さらにはプロテクションまで持つ、アンチ青に特化したクリーチャー。
特に青系コントロールに対するアンチ性能は目覚しい。アゾリウスの魔除け/Azorius Charm・イゼットの魔除け/Izzet Charm・ディミーアの魔除け/Dimir Charmなどの単体除去呪文を受け付けず、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftや昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationや瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを一方的に討ち取れるほか、ボーラスの占い師/Augur of Bolasやイゼットの静電術師/Izzet Staticasterに足止めされることもない。また青ではないが未練ある魂/Lingering Soulsなどで生成される1/1飛行のスピリット・トークンにも強く、奇襲ブロックで撃ち落すことができる。
ただし青相手でもサイズ自体はあくまで熊相当で、それ以上に打点を高める能力もないため、アタッカーとしては押しが弱い印象は否めない。またラヴニカへの回帰ブロックは多色環境なので、青への除去耐性だけでは磐石とは言えないことも多い。さらに、青を含まないビートダウンデッキとの対戦では大部分の能力が無意味となり、バニラ同然になりやすい。そのため優秀ではあるが、メタゲームやデッキの方向性に左右されやすいカードと言える。
パイオニアでは緑単信心のサイドボードに採用される。2022年6月7日の禁止カード更新以降、青単スピリットの勢力が増したため、その対策として登用されるようになった。プレインズウォーカーを採用したコンボデッキである緑単信心にとってはそのブロッカー性能の高さも評価されている。
- 乱暴に言えば疾風のマングース/Blurred Mongoose(打ち消されない)、カルー・ミーアキャット/Karoo Meerkat(プロテクション(青))、灰毛皮の熊/Ashcoat Bear(瞬速)、闘士蜘蛛/Grappler Spider(到達)を融合させたカードという感じであり、事実それらの大部分の実質的な上位互換。
- 厳密にいえば、疾風のマングースは被覆を有しており、灰毛皮の熊・闘士蜘蛛との関係でも空殴りのプロテクション(青)が不利に働く場面もあるため、これらとは上位互換/下位互換の関係にはない。カルー・ミーアキャットと比較すると、瞬速・到達がいずれも純粋なメリット能力であり、タフネスも1増えているため、上位互換に当たる。