吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk
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2010年10月24日 (日) 20:28時点における版
色拘束がきつい代わりに強力なキーワード能力を3つも持つクリーチャー。
スペックも2/3とタフネスが3あるので、蔓延/Infestを始めとした環境で有力な全体除去が効きにくい。さらに、吸血鬼というクリーチャー・タイプも評価に値する。吸血鬼デッキでは有力なアタッカーとなるだろう。
構築でもリミテッドでも強力なカードであり、特にリミテッドでは基本火力が2点なので除去しづらい上にライフ・アドバンテージを得られるので非常に強力。
スタンダードでは黒の不遇に押されて今一つ見かけないが、エクステンデッドではビートよりに傾けたThe Rockなどで活躍している。
- 同じ3マナで絆魂と(条件付きだが)飛行を持つ風生みの魔道士/Windwright Mageと比べると、レアリティが違うとはいえ性能の差は歴然。
ストーリー
吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawkはゼンディカー/Zendikarの吸血鬼(イラスト)。
- 「Nighthawk」は「ヨタカ、夜鷹(鳥の1種)」あるいは「習慣的に夜遅くに活動を行う者」のことで、時には「夜盗」などの意味も含む。「Hawk」は通例「鷹」と訳され、鷹と鷲は近い種だが大きさで区別される(鷹の方が小型)。したがって、「夜鷲(よわし)」と言う造語を充てたのは異例で、翻訳担当の進藤欣也は自身のブログで「『夜鷹』ではなく『夜鷲』と訳したのは『夜鷹』という単語の持つよろしくない意味を避けたかったってのがあるんですが、それなら『夜の鷹』でいいよなーと今更反省しきり。」と語る。このよろしくない意味とは、「江戸時代、夜、路傍で客を引いた私娼」を指すことだが、転じて「夜鷹」には「夜歩きをする者」という意味合いがあって、「Nighthawk」と意味的に重なる部分がある。中国語版では特に「夜盗」の意で訳しているが、カードのメカニズムやクリーチャー・タイプにそれを支持する点は見られない。