パーミッション
提供:MTG Wiki
1行: | 1行: | ||
− | '''パーミッション'''(''Permission'')は、[[カウンター]][[呪文]]を主要な[[コントロール]]要素とする[[コントロールデッキ]]である。[[色の役割]]から、ほぼすべてのパーミッションは[[青]]を含む。 | + | '''パーミッション'''(''Permission'')は、[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]を主要な[[コントロール]]要素とする[[コントロールデッキ]]である。[[色の役割]]から、ほぼすべてのパーミッションは[[青]]を含む。 |
− | "Permission"は「許可」の意である。この[[デッキ]]と対戦する場合、「これを[[通し]]てくれますか?」と、許可を求めるように[[呪文]]を[[ | + | "Permission"は「許可」の意である。この[[デッキ]]と対戦する場合、「これを[[通し]]てくれますか?」と、許可を求めるように[[呪文]]を[[唱える]]ことを強いられることからこの呼称が生まれた。 |
{{#card:Counterspell}} | {{#card:Counterspell}} | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[カウンター]][[呪文]]で[[ | + | [[打ち消す|カウンター]][[呪文]]で[[対戦相手]]の行動を妨害し、[[全体除去]]や[[バウンス]]によって[[戦場]]を[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]する。十分な[[マナ]]を生み出せるようになったら優秀な[[フィニッシャー]]を[[戦場に出す|戦場に出し]]て[[勝利]]する。 |
− | + | 大量のカウンター呪文([[デッキ]]の21%以上が目安とされる)を搭載したタイプのパーミッションは[[メガパーミッション]]と呼ばれる。特に[[テンペスト・ブロック]]前後の時期の[[スタンダード]]では[[ユーロブルー]]や[[ドロー・ゴー]]と呼ばれ、猛威を振るった。 | |
− | それ以降、特に[[オデッセイ・ブロック]]以降はパーミッションが組みにくい傾向にある。カウンター呪文の弱体化も大きな一因ではあるが、それ以外にも[[打ち消されない]]呪文、[[サイクリング]]、[[ストーム]]など、カウンターだけでは対処が難しい呪文や[[能力]]が増加したこと、[[クリーチャー]]の質、ひいては[[ビートダウン]]の質が年々向上してきていることなど、様々な要因が挙げられる。 | + | それ以降、特に[[オデッセイ・ブロック]]以降はパーミッションが組みにくい傾向にある。カウンター呪文の弱体化も大きな一因ではあるが、それ以外にも[[打ち消されない]]呪文、[[サイクリング]]、[[ストーム]]など、カウンターだけでは対処が難しい呪文や[[能力]]が増加したこと、[[クリーチャー]]の質、ひいては[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の質が年々向上してきていることなど、様々な要因が挙げられる。 |
パーミッションとの対戦は長引きやすく、また行動を大きく制限されるため、初心者には嫌われやすい。 | パーミッションとの対戦は長引きやすく、また行動を大きく制限されるため、初心者には嫌われやすい。 | ||
== 他の[[デッキ]]との相性 == | == 他の[[デッキ]]との相性 == | ||
− | [[キーカード]]([[マストカウンター]])さえ打ち消せば勝てるような[[コンボ|コンボデッキ]]や、[[ボードコントロール]]系の[[コントロールデッキ]] | + | [[キーカード]]([[マストカウンター]])さえ打ち消せば勝てるような[[コンボ|コンボデッキ]]や、[[ボードコントロール]]系の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対しては有利といわれる。他方で、カウンター呪文はその性質上後手に回りやすく、また青は通してしまった呪文の事後処理も苦手なため、[[ウィニー]]などの動きの速い[[デッキ]]に対しては不利である。 |
− | また、[[手札破壊]]に弱いともいわれる。これは、[[構築]]レベルの手札破壊[[呪文]]の[[マナ・コスト]]が基本的に低いため、それを[[打ち消す|打ち消し]]て[[テンポ]]を奪われるか、[[手札]] | + | また、[[手札破壊]]に弱いともいわれる。これは、[[構築]]レベルの手札破壊[[呪文]]の[[マナ・コスト]]が基本的に低いため、それを[[打ち消す|打ち消し]]て[[テンポ]]を奪われるか、[[手札]]を犠牲にするかの二択を頻繁に迫られるためである。先に手札破壊呪文を使うことで[[マストカウンター]]をカウンター呪文から守る[[デッキ]]も少なくない。[[強迫/Duress]]等を使うことで確実にこちらのカウンター呪文を減らせるのである。 |
== 主な該当デッキ == | == 主な該当デッキ == |
2009年11月10日 (火) 00:32時点における版
パーミッション(Permission)は、カウンター呪文を主要なコントロール要素とするコントロールデッキである。色の役割から、ほぼすべてのパーミッションは青を含む。
"Permission"は「許可」の意である。このデッキと対戦する場合、「これを通してくれますか?」と、許可を求めるように呪文を唱えることを強いられることからこの呼称が生まれた。
目次 |
概要
カウンター呪文で対戦相手の行動を妨害し、全体除去やバウンスによって戦場をコントロールする。十分なマナを生み出せるようになったら優秀なフィニッシャーを戦場に出して勝利する。
大量のカウンター呪文(デッキの21%以上が目安とされる)を搭載したタイプのパーミッションはメガパーミッションと呼ばれる。特にテンペスト・ブロック前後の時期のスタンダードではユーロブルーやドロー・ゴーと呼ばれ、猛威を振るった。
それ以降、特にオデッセイ・ブロック以降はパーミッションが組みにくい傾向にある。カウンター呪文の弱体化も大きな一因ではあるが、それ以外にも打ち消されない呪文、サイクリング、ストームなど、カウンターだけでは対処が難しい呪文や能力が増加したこと、クリーチャーの質、ひいてはビートダウンの質が年々向上してきていることなど、様々な要因が挙げられる。
パーミッションとの対戦は長引きやすく、また行動を大きく制限されるため、初心者には嫌われやすい。
他のデッキとの相性
キーカード(マストカウンター)さえ打ち消せば勝てるようなコンボデッキや、ボードコントロール系のコントロールデッキに対しては有利といわれる。他方で、カウンター呪文はその性質上後手に回りやすく、また青は通してしまった呪文の事後処理も苦手なため、ウィニーなどの動きの速いデッキに対しては不利である。
また、手札破壊に弱いともいわれる。これは、構築レベルの手札破壊呪文のマナ・コストが基本的に低いため、それを打ち消してテンポを奪われるか、手札を犠牲にするかの二択を頻繁に迫られるためである。先に手札破壊呪文を使うことでマストカウンターをカウンター呪文から守るデッキも少なくない。強迫/Duress等を使うことで確実にこちらのカウンター呪文を減らせるのである。