フリースペル
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− | [[ウルザズ・サーガ]]で登場し、[[パリンクロン/Palinchron]]や[[時のらせん/Time Spiral]]、[[大あわての捜索/Frantic Search]] | + | [[ウルザズ・サーガ]]で登場し、[[パリンクロン/Palinchron]]や[[時のらせん/Time Spiral]]、[[大あわての捜索/Frantic Search]]などがその代表。存在する9枚全てが何らかの形で[[トーナメント]]を駆け抜けたという恐るべきスペックを持つ。[[アラーラの断片]]現在、フリースペルはすべて[[青]]の呪文である。 |
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− | *これらのカードが作られた当時、[[リアニメイト]]系[[呪文]]との組み合わせにより爆発的にマナを増やす[[コンボ]]デッキが作られたことがある([[フリー・ホエリイ]]、[[ダンシング・ドレイク]]など)。その危険性から、[[パーマネント]] | + | *これらのカードが作られた当時、[[リアニメイト]]系[[呪文]]との組み合わせにより爆発的にマナを増やす[[コンボ]]デッキが作られたことがある([[フリー・ホエリイ]]、[[ダンシング・ドレイク]]など)。その危険性から、[[パーマネント]]になる呪文はすべて「手札からプレイしたときのみ」効果があるように[[エラッタ]]が出されていた。 |
− | + | **エラッタから約8年後、2006年7月の[[オラクル]]更新でこの制限は削除され、カードの記述通りに戻されている。同時期にエラッタが出ていた[[ギックスの僧侶/Priest of Gix]]、[[霊体の先達/Karmic Guide]]、[[玉虫色のドレイク/Iridescent Drake]]も同様に修正。 | |
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*マナを支払わずにプレイできる呪文は[[ピッチスペル]]といい、フリースペルとは区別される。 | *マナを支払わずにプレイできる呪文は[[ピッチスペル]]といい、フリースペルとは区別される。 | ||
− | * | + | *アンタップする土地は[[あなた|自分]]の土地でなくても構わない。[[対戦相手]]の[[土地]]もアンタップでき、[[多人数戦]]なら味方の土地をアンタップすることも可能。 |
*[[ギックスの僧侶/Priest of Gix]]や[[解体/Deconstruct]]もこのカテゴリーと言えないことはない。広義ではこれらもフリースペルと呼ぶ。 | *[[ギックスの僧侶/Priest of Gix]]や[[解体/Deconstruct]]もこのカテゴリーと言えないことはない。広義ではこれらもフリースペルと呼ぶ。 | ||
*[[Jon Finkel]]は[[インビテーショナルカード]]として、フリースペル版[[神の怒り/Wrath of God]]を提案したが却下された。[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]を参照。 | *[[Jon Finkel]]は[[インビテーショナルカード]]として、フリースペル版[[神の怒り/Wrath of God]]を提案したが却下された。[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]を参照。 | ||
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*[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]] | *[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]] | ||
*[[大あわての捜索/Frantic Search]] | *[[大あわての捜索/Frantic Search]] |
2008年12月12日 (金) 01:07時点における版
フリースペル(Free Spell)とは、呪文の解決時に土地をアンタップする効果が含まれた呪文の俗称。事実上無料(フリー)でプレイできるためこう呼ばれる。
概要
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
パリンクロンが戦場に出たとき、土地を最大7つまでアンタップする。
(2)(青)(青):パリンクロンをオーナーの手札に戻す。
ウルザズ・サーガで登場し、パリンクロン/Palinchronや時のらせん/Time Spiral、大あわての捜索/Frantic Searchなどがその代表。存在する9枚全てが何らかの形でトーナメントを駆け抜けたという恐るべきスペックを持つ。アラーラの断片現在、フリースペルはすべて青の呪文である。
もとの着想はキャントリップであった。キャントリップが手札を失わずにマナのみでプレイできるのに対して、フリースペルはマナを失わずに手札のみでプレイできる。しかし、マナで損をしないフリースペルは強烈なコンボが生まれやすく、凶悪なメカニズムとなってしまった。サファイアの大メダル/Sapphire Medallionなどのコストを減らすものや、繁茂/Wild Growthなど1枚の土地から複数のマナを生成するカードと相性がよく、これらのせいで、多くの場合無料どころか呪文を使うとマナが増えるという不可解な現象を引き起こした。それゆえ、のちのちまで数々の凶悪なコンボデッキにおいて多用されるようになる。MoMa、ハイタイド、デザイアなどはその代表格である。
時のらせん/Time SpiralがオリジナルのTimetwisterを超える要因になったメカニズムである。Mark Rosewaterも失敗と挙げるように、フリースペルはマジック最悪のメカニズムの1つといえるだろう。
- これらのカードが作られた当時、リアニメイト系呪文との組み合わせにより爆発的にマナを増やすコンボデッキが作られたことがある(フリー・ホエリイ、ダンシング・ドレイクなど)。その危険性から、パーマネントになる呪文はすべて「手札からプレイしたときのみ」効果があるようにエラッタが出されていた。
- エラッタから約8年後、2006年7月のオラクル更新でこの制限は削除され、カードの記述通りに戻されている。同時期にエラッタが出ていたギックスの僧侶/Priest of Gix、霊体の先達/Karmic Guide、玉虫色のドレイク/Iridescent Drakeも同様に修正。
- マナを支払わずにプレイできる呪文はピッチスペルといい、フリースペルとは区別される。
- アンタップする土地は自分の土地でなくても構わない。対戦相手の土地もアンタップでき、多人数戦なら味方の土地をアンタップすることも可能。
- ギックスの僧侶/Priest of Gixや解体/Deconstructもこのカテゴリーと言えないことはない。広義ではこれらもフリースペルと呼ぶ。
- Jon Finkelはインビテーショナルカードとして、フリースペル版神の怒り/Wrath of Godを提案したが却下された。影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltratorを参照。
フリースペル一覧
- フェアリーの大群/Cloud of Faeries
- 大あわての捜索/Frantic Search
- 巨大鯨/Great Whale
- パリンクロン/Palinchron
- 流浪のドレイク/Peregrine Drake
- 巻き直し/Rewind
- 断絶/Snap
- 時のらせん/Time Spiral
- 不実/Treachery
参考
- ミスなんてもってのほか その3(米Wizards社)
- M:tGやっちまった小咄集(Braingeyser、上の記事の和訳)
- カードの俗称