B-I-N-G-O
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− | [[対戦相手]]の[[呪文]]でもマスを埋められるので意外と早く埋まるかもしれない。数字の大きいマスは[[親和]]や[[待機]]、[[召集]]、[[想起]]、あるいは[[ピッチスペル]]など、コスト減少[[能力]]や[[代替コスト]]を利用すると楽だろう。[[マナ・コスト]]に[[X]]を含む[[呪文]]なら[[ | + | [[対戦相手]]の[[呪文]]でもマスを埋められるので意外と早く埋まるかもしれない。数字の大きいマスは[[親和]]や[[待機]]、[[召集]]、[[想起]]、あるいは[[ピッチスペル]]など、コスト減少[[能力]]や[[代替コスト]]を利用すると楽だろう。[[マナ・コスト]]に[[X]]を含む[[呪文]]なら[[マナ総量]]を調節できるため、好きなマスが埋められる。 |
0~3マナ域までの[[アグロ]]編成を想定すると1列も揃えられないのが難点。少なくとも、ビンゴゲームや○×ゲームの定石において最重要である中央マスの5は確実に押さえられるような[[マナカーブ]]のデッキで使いたい。現実的に埋めやすいのは、縦中列(4-5-0)、横下列(2-0-6)、左斜め(1-5-6)あたり。最大の数値である8さえなんとかなれば、縦左列(1-8-2)も狙いやすい。 | 0~3マナ域までの[[アグロ]]編成を想定すると1列も揃えられないのが難点。少なくとも、ビンゴゲームや○×ゲームの定石において最重要である中央マスの5は確実に押さえられるような[[マナカーブ]]のデッキで使いたい。現実的に埋めやすいのは、縦中列(4-5-0)、横下列(2-0-6)、左斜め(1-5-6)あたり。最大の数値である8さえなんとかなれば、縦左列(1-8-2)も狙いやすい。 | ||
− | *[[倍増の季節/Doubling Season]]や[[増殖]] | + | *[[2020年]]2月の[[Gatherer]]裁定によれば、チップカウンターが置かれているのは[[イラスト]]内に固有の記録表(inherent tracker)上であり、B-I-N-G-Oという[[パーマネント]]そのものには乗っていないという扱い。 |
+ | **カウンターをパーマネントから取り除いたり、他のパーマネントに動かしたりする[[効果]]([[Giant Fan]]など)で妨害されることはない。 | ||
+ | **[[倍増の季節/Doubling Season]]や[[増殖]]はイラストに乗ったカウンターには働かないので、これら単体ではチップカウンターを増やすことはできない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/168591759508/can-you-proliferate-the-doom-counter-on-baron-von Can you proliferate the doom counter on baron von...]([[Blogatog]] [[2017年]]12月15日)</ref>。 | ||
+ | ***Giant Fanや[[ノームの力で/By Gnome Means]]なら追加のチップカウンターを置くこと自体は可能だが、それらはイラストの位置を持たないため意味を持たない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/167630574748/can-one-utilize-by-gnome-means-to-place-a-doom Can one utilize By Gnome means to place a Doom...](Blogatog 2017年11月18日)</ref><ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/167846200083/maro-suppose-i-might-have-baron-von-count-and-an MaRo, Suppose I might have Baron Von Count and an...](Blogatog 2017年11月24日)</ref>。 | ||
+ | **この件に関して、[[Mark Rosewater]]の裁定は「増殖でも追加のカウンターを置くこと自体は可能だが(ノームの力で等と同様の理由で)意味を持たない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/168432524278/what-happens-if-you-proliferate-the-doom-counter What happens if you proliferate the doom counter...](Blogatog 2017年12月11日)</ref>」「追加されたカウンターも元と同じ数字を示すだけである<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/739253130765778944/judge-specifically-i-have-need-of-your-might-as JUDGE! Specifically, I have need of your might as...](Blogatog [[2024年]]1月11日)</ref>」などと二転三転している。ズルはできないという点で一貫しているとはいえ、どの解釈を採用するかはアン・ゲームらしく話し合いで決めよう。 | ||
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*ゲームのビンゴとアメリカの童謡『ビンゴの歌(Bingo Song)』(日本語訳『こいぬのビンゴ』)([https://www.youtube.com/watch?v=9mmF8zOlh_g 参考])を掛けたもの。 [[フレイバー・テキスト]]はこれの歌い出しを微妙に改変したものになっている。 | *ゲームのビンゴとアメリカの童謡『ビンゴの歌(Bingo Song)』(日本語訳『こいぬのビンゴ』)([https://www.youtube.com/watch?v=9mmF8zOlh_g 参考])を掛けたもの。 [[フレイバー・テキスト]]はこれの歌い出しを微妙に改変したものになっている。 | ||
− | **本来の歌い出しは「There was a farmer had a dog」。当時[[犬]](dog) | + | **本来の歌い出しは「There was a farmer had a dog」。当時[[犬]](dog)であるクリーチャーの[[クリーチャー・タイプ]]に[[猟犬]](hound)が使われていることに納得していなかった[[Mark Rosewater]]からの皮肉になっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wait-theres-core-2020-06-15 But Wait, There's Core]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034077/ 『基本』はここまで、ではなくて]([[Making Magic]] [[2020年]]6月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
**仮訳も元が童謡であること踏まえているが、『ビンゴの歌』ではなく『ゆかいな牧場(Old MacDonald had a farm)』をもじったものになっている。 | **仮訳も元が童謡であること踏まえているが、『ビンゴの歌』ではなく『ゆかいな牧場(Old MacDonald had a farm)』をもじったものになっている。 | ||
{{フレイバーテキスト|There was a farmer, had a hound...}} | {{フレイバーテキスト|There was a farmer, had a hound...}} | ||
{{フレイバーテキスト|おや鳴いてるのは猟犬だ……}} | {{フレイバーテキスト|おや鳴いてるのは猟犬だ……}} | ||
+ | *初出時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[猟犬]]だったが、[[基本セット2021]]発売に伴う[[2020年]]6月の[[オラクル]]更新により[[犬]]に変更された<ref>[https://web.archive.org/web/20220129044354/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/core-set-2021-update-bulletin-2020-06-23 Core Set 2021 Update Bulletin(Internet Archive)](News 2020年6月23日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>(猟犬は[[廃止されたクリーチャー・タイプ|廃止]])。 | ||
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*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]] |
2024年11月17日 (日) 09:56時点における最新版
B-I-N-G-O (1)(緑)
クリーチャー — 犬(Dog)
クリーチャー — 犬(Dog)
トランプル
プレイヤーが呪文1つを唱えるたび、チップ(chip)・カウンターをそれのマナ総量の上に置く。
B-I-N-G-Oはチップ・カウンターが3つ並んだ列1つにつき+9/+9の修整を受ける。
その名のとおりイラストでビンゴをやってしまうクリーチャー。1列揃うだけで+9/+9もの修整が得られる。各列ごとに修整がかかるので、すべてのマスが埋まると73/73クリーチャーになる。
ビンゴの数字の並びは次のとおり。
1 | 4 | 7 |
8 | 5 | 3 |
2 | 0 | 6 |
対戦相手の呪文でもマスを埋められるので意外と早く埋まるかもしれない。数字の大きいマスは親和や待機、召集、想起、あるいはピッチスペルなど、コスト減少能力や代替コストを利用すると楽だろう。マナ・コストにXを含む呪文ならマナ総量を調節できるため、好きなマスが埋められる。
0~3マナ域までのアグロ編成を想定すると1列も揃えられないのが難点。少なくとも、ビンゴゲームや○×ゲームの定石において最重要である中央マスの5は確実に押さえられるようなマナカーブのデッキで使いたい。現実的に埋めやすいのは、縦中列(4-5-0)、横下列(2-0-6)、左斜め(1-5-6)あたり。最大の数値である8さえなんとかなれば、縦左列(1-8-2)も狙いやすい。
- 2020年2月のGatherer裁定によれば、チップカウンターが置かれているのはイラスト内に固有の記録表(inherent tracker)上であり、B-I-N-G-Oというパーマネントそのものには乗っていないという扱い。
- カウンターをパーマネントから取り除いたり、他のパーマネントに動かしたりする効果(Giant Fanなど)で妨害されることはない。
- 倍増の季節/Doubling Seasonや増殖はイラストに乗ったカウンターには働かないので、これら単体ではチップカウンターを増やすことはできない[1]。
- Giant Fanやノームの力で/By Gnome Meansなら追加のチップカウンターを置くこと自体は可能だが、それらはイラストの位置を持たないため意味を持たない[2][3]。
- この件に関して、Mark Rosewaterの裁定は「増殖でも追加のカウンターを置くこと自体は可能だが(ノームの力で等と同様の理由で)意味を持たない[4]」「追加されたカウンターも元と同じ数字を示すだけである[5]」などと二転三転している。ズルはできないという点で一貫しているとはいえ、どの解釈を採用するかはアン・ゲームらしく話し合いで決めよう。
- ゲームのビンゴとアメリカの童謡『ビンゴの歌(Bingo Song)』(日本語訳『こいぬのビンゴ』)(参考)を掛けたもの。 フレイバー・テキストはこれの歌い出しを微妙に改変したものになっている。
- 本来の歌い出しは「There was a farmer had a dog」。当時犬(dog)であるクリーチャーのクリーチャー・タイプに猟犬(hound)が使われていることに納得していなかったMark Rosewaterからの皮肉になっている[6]。
- 仮訳も元が童謡であること踏まえているが、『ビンゴの歌』ではなく『ゆかいな牧場(Old MacDonald had a farm)』をもじったものになっている。
There was a farmer, had a hound...
おや鳴いてるのは猟犬だ……
[編集] 脚注
- ↑ Can you proliferate the doom counter on baron von...(Blogatog 2017年12月15日)
- ↑ Can one utilize By Gnome means to place a Doom...(Blogatog 2017年11月18日)
- ↑ MaRo, Suppose I might have Baron Von Count and an...(Blogatog 2017年11月24日)
- ↑ What happens if you proliferate the doom counter...(Blogatog 2017年12月11日)
- ↑ JUDGE! Specifically, I have need of your might as...(Blogatog 2024年1月11日)
- ↑ But Wait, There's Core/『基本』はここまで、ではなくて(Making Magic 2020年6月15日 Mark Rosewater著)
- ↑ Core Set 2021 Update Bulletin(Internet Archive)(News 2020年6月23日 Eli Shiffrin著)