仮面使い、エストリッド/Estrid, the Masked
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2024年8月10日 (土) 08:30時点における版
統率者2018で新たに登場した、統率者にできる緑白青のプレインズウォーカー。忠誠度能力は、条件付きアンタップ、オーラ・トークンの生成、墓地肥やし+エンチャントリアニメイト。いずれもエンチャントと密接した能力である。
- +2能力
- オーラがつけられている自分のパーマネントすべてをアンタップ。
- 下準備が必要な上に効果が限定的であり、かなりピーキーな忠誠度能力。幸い、-1能力でオーラを自前で用意できるため、デッキをオーラに偏らせた構成にせずとも機能させやすい点が強み。単にアンタップさせるだけでは直接的なアドバンテージに繋がりにくいため、例によって適切な相棒を用意してやりたい。繁茂/Wild Growthなどでマナ加速、タップ能力の再使用、変わったところでは凍り付け/Ice Overなどのアンタップ制限の妨害オーラを一時的に無効にするなどの使い方が考えられる。最悪、クリーチャーに擬似警戒を持たせるだけでもこれを守る手助けになる。
- 鎖のヴェール/The Chain Veilに-1能力などでオーラをつけて、エンチャントされたパーマネントから5マナ以上出せる状況なら、+2能力を繰り返し起動できる状態になって無限マナ・無限忠誠度。
- -1能力
- 陰影鎧を持つオーラ・トークンを1つ生成する。
- あらゆるパーマネントに除去耐性を付与できる、シンプルながら優秀な効果。有力なパーマネントを守り続けるだけでも強力だが、+2能力の下準備としても最適であり、キーカードを除去から守りながらコンボなどに繋げることができる。マナやカードを使わずにエンチャントを戦場に出せる能力であるため、星座やエンチャントの数を参照する各種能力などとも好相性。
- -7能力
- 墓地を肥やしつつ、すべてのエンチャント戦場に戻す。補充/Replenishの効果を強化したような能力。
- デッキ構築から気を使う必要がある上に墓地対策に引っかかってしまうなど、奥義としては少し頼りない印象を受けるが、十分なエンチャントがあればゲームを決定付け得る効果。即座に勝利には繋がらずとも、消耗戦でのリカバリーとしての運用でも十分強力。迅速に勝利するためには他の手段であらかじめ墓地を肥やしておくとよい。
エンチャント中心のデッキで真価を発揮するプレインズウォーカーだが、-1能力のおかげで単体でもある程度使いやすく自己完結しているのが嬉しい。各忠誠度能力はなんらかのシナジーを形成させてこそ輝くため、いかにそれらを持て余さず使い倒せるかが肝となる。
- (他のカード・タイプとの複合でない)エンチャント・トークンを生成するカードは紙のカードではこれが初。
- Magic Online Vanguardには既にPeacekeeper Avatarが存在していた。
- 純粋なエンチャントを生成するカードは、以降もニコ・アリス/Niko Arisや煙の精霊の助け/Smoke Spirits' Aidが追加された程度で貴重であったが、エルドレインの森では役割・トークンの導入により大きく数を増やした。
関連カード
サイクル
統率者2018の、統率者としても使用できるプレインズウォーカーのサイクル。
- 天智、サヒーリ/Saheeli, the Gifted(青赤)
- 運命を変える者、アミナトゥ/Aminatou, the Fateshifter(白青黒)
- ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace(黒赤緑)
- 仮面使い、エストリッド/Estrid, the Masked(緑白青)
ストーリー
詳細はエストリッド/Estridを参照。