Wheel of Fortune

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(25人の利用者による、間の33版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Wheel of Fortune}}
 
{{#card:Wheel of Fortune}}
  
[[火力]]を主に扱う[[赤]]において変則的な、数少ない[[ドロー]][[呪文]]。
+
[[火力]]を主に扱う[[赤]]において変則的な、数少ない[[引く|ドロー]][[呪文]]。[[ホイーリング]]の元祖。
  
3マナでお互い7枚ドロー。自分の手札が少なく、相手の手札が多い時に使うことで、その分の[[アドバンテージ]]を得られる。そのため[[バーン]]やアグレッシブなタイプの[[コントロール]]など、手札の消費の激しい[[デッキ]]と相性が良い。ただ、[[ゴブリン]]デッキでは、3[[マナ]]でも重すぎるのか使われていない。
+
僅か3[[マナ]]にしてお互い7枚ドローと、同じく[[アルファ版]]より存在する[[Timetwister]]を彷彿とさせる実に強力な[[カード]]である。[[あなた|自分]]の[[手札]]が少なく、[[対戦相手]]の手札が多いときに使うことで、その分の[[アドバンテージ]]を得られる。そのため[[バーン]]やアグレッシブなタイプの[[コントロールデッキ]]など、手札の消費の激しい[[デッキ]]と相性がよい。ただし、[[ゴブリン (デッキ)|ゴブリンデッキ]]では3[[マナ]]でも[[重い|重すぎる]]のか使われていない。
  
[[ドロー7]]等のような、[[ライブラリー]]を何度も掘り下げていく[[デッキ]]のドロー手段としてもよく使われる。また「全ての[[プレイヤー]]が手札を[[捨てる|捨てた]]後7枚引ける」という[[効果]]を利用して、相手の手札を乱す戦術をとるのも面白いだろう。1[[ターン]]目に、[[Mox]]をずらずら並べた上にこれを撃つと強烈。
+
[[ドロー7]]などのような、[[ライブラリー]]を何度も掘り下げていくデッキのドロー手段としてもよく使われる。また「全ての[[プレイヤー]]が手札を[[捨てる|捨てた]]後7枚引ける」という[[効果]]を利用して、相手の手札を乱す戦術をとるのも面白いだろう。1[[ターン]]目に、[[Mox]]をずらずら並べた上にこれを撃つと強烈。
  
*調節版は[[意外な授かり物/Windfall]]。適正な[[]]の[[青]]になった点、ドローの枚数が増減しうる点の2つが変更されている。
+
[[統率者戦]]では[[禁止カード]]に指定されておらず、赤いデッキで重宝される。
*また、[[変化の風/Winds of Change]]や[[命運の輪/Wheel of Fate]]という変形版もある。
+
  
1994年3月23日より[[ヴィンテージ]][[制限カード]]、[[Type1.5]]で[[禁止カード|禁止]]。2004年9月20日より[[Type1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止カードに指定されている。
+
*タロットカードの大アルカナにも「[[Wikipedia:ja:運命の輪|運命の輪]]」というカードが存在する。そのモチーフからか、{{Gatherer|id=828}}には4つの図柄を持つ木製の円盤と、それを回そうとする人物が描かれている。(聖杯と剣は小アルカナのスートを意識しているように見えるが、聖杯と(トランプでスートが対応する)ハートがかぶっていたり、小アルカナにはない髑髏があったりする。髑髏は反対側に描かれたハート=命との対比だろうか)
 +
**また、この木製の円盤は違う意味の「Wheel of Fortune」を連想させる(カジノにあるルーレットのようなゲーム、あるいはアメリカのクイズ番組に登場する、賞金額などを決めるルーレットボードの名前である)。もしかすれば、アメリカ生まれのゲームらしい一種のパロディではないだろうか。
 +
 
 +
[[1994年]]3月23日より[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定される。[[2004年]]9月20日よりタイプ1.5から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止カードに指定されている。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
*調整版は[[意外な授かり物/Windfall]]。ドローとして適正な[[色]]の[[青]]になった点、ドローの枚数が増減しうる点の2つが変更されている。その派生カードはそちらの項を参照。
 +
 
 +
===主な亜種===
 +
各プレイヤーにそれぞれ[[手札入れ替え]]([[ホイーリング]])をさせるカード。特記しない限り赤の[[ソーサリー]]で7ドロー。捨てるのでなくライブラリーに戻すものは[[Timetwister]]の項を、手札交換するのがあなただけのものは[[トレイリアの風/Tolarian Winds]]の項をそれぞれ参照。
 +
 
 +
*[[有為転変/Flux]] - 任意枚数捨てて同枚数ドロー。青の3マナ。([[ウェザーライト]])
 +
*[[記憶の壺/Memory Jar]] - [[生け贄に捧げ]]て[[起動]]する[[アーティファクト]]。捨てるのではなく全て[[追放]]。[[終了ステップ]]にまた全て捨ててから追放したカードを戻す。5マナ。([[ウルザズ・レガシー]])
 +
*[[ドラゴン魔道士/Dragon Mage]] - [[サボタージュ能力]]。7マナのクリーチャー。([[スカージ]])
 +
*[[命運の輪/Wheel of Fate]] - [[待機]]4―(1)(赤)でしか唱えられない[[マナ・コストの無いカード]]。([[時のらせん]])
 +
*[[知覚食らい/Sensation Gorger]] - [[アップキープ]]に[[族系]]に成功すると[[誘発]]。ドローは4枚。3マナの[[クリーチャー]]。([[モーニングタイド]])
 +
*[[燃え立つ調査/Burning Inquiry]] - まず先に3枚ドローしてから[[無作為]]に3枚捨てさせる。1マナ。([[基本セット2010]])
 +
*[[燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze]] - ドローは3枚。[[プレインズウォーカー]]の-2[[忠誠度能力]]。6マナ。([[ゼンディカー]])
 +
*[[魂の再鍛/Reforge the Soul]] - [[奇跡]](1)(R)を持つ。5マナ。([[アヴァシンの帰還]])
 +
*[[闇取引/Dark Deal]] - ドローは捨てた枚数より1枚少ない枚数。[[黒]]の3マナ。([[運命再編]])
 +
*[[輪の大魔術師/Magus of the Wheel]] - [[起動型能力]]として[[内蔵]]した[[大魔術師]]。[[マナ・コスト]]3マナ、[[起動コスト]]2マナ。([[統率者2015]])
 +
*[[ルーン角のヘルカイト/Runehorn Hellkite]] - [[墓地]]にある時に(5)(R)と自身の[[追放]]で起動出来る。6マナのクリーチャー。([[統率者2016]])
 +
*[[コルバスの憤怒/Khorvath's Fury]] - ドローは捨てた枚数より1枚多い枚数。「敵」と指定したプレイヤーには手札交換させずに、手札枚数分の[[ダメージ]]だけ与える事もできる。5マナ。([[バトルボンド]])
 +
*[[災難の輪/Wheel of Misfortune]] - 各プレイヤーが秘密裏に数字を宣言し、最小でなかった値の者のみWheel of Fortune。最大値の者にはその点数ダメージ。3マナ。([[統率者レジェンズ]])
 +
*[[遺跡掘削機/Ruin Grinder]] - [[有色]][[アーティファクト・クリーチャー]]の[[PIG]]能力。ただし実行するかは各プレイヤーの任意。6マナ。([[統率者2021]])
 +
*[[印象的な高貴さ/Imposing Grandeur]] - プレイヤーごとに任意。[[統率者]]の[[マナ総量]]と同じ枚数を引く。5マナ。([[イニストラード:真紅の契り統率者デッキ]])
 +
*[[西方への船出/Sail into the West]] - プレイヤーごとに任意。ただし[[多人数戦]]だと[[投票]]結果によって2枚[[回収]]に変更される場合がある。[[緑青]]4マナ[[インスタント]]。([[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]])
 +
*[[可能性の輪/Wheel of Potential]] - [[エネルギー・カウンター]]を3つ得たのち[[X]]個を支払うことで全て追放しX枚ドロー。実行するかは各プレイヤーの任意。Xが7以上なら自分が追放したカードを一定期間[[プレイ]]できる。3マナ。([[モダンホライゾン3]])
 +
*[[Strategy, Schmategy]] - 無作為な[[効果]]の1つ。{{Gatherer|id=9784}}もパロディになっている。([[アングルード]])
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:リバイズド]] - [[レア]]
+
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
 +
 
 +
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]

2024年6月17日 (月) 17:52時点における最新版


Wheel of Fortune (2)(赤)
ソーサリー

すべてのプレイヤーは自分の手札を捨て、その後カードを7枚引く。


火力を主に扱うにおいて変則的な、数少ないドロー呪文ホイーリングの元祖。

僅か3マナにしてお互い7枚ドローと、同じくアルファ版より存在するTimetwisterを彷彿とさせる実に強力なカードである。自分手札が少なく、対戦相手の手札が多いときに使うことで、その分のアドバンテージを得られる。そのためバーンやアグレッシブなタイプのコントロールデッキなど、手札の消費の激しいデッキと相性がよい。ただし、ゴブリンデッキでは3マナでも重すぎるのか使われていない。

ドロー7などのような、ライブラリーを何度も掘り下げていくデッキのドロー手段としてもよく使われる。また「全てのプレイヤーが手札を捨てた後7枚引ける」という効果を利用して、相手の手札を乱す戦術をとるのも面白いだろう。1ターン目に、Moxをずらずら並べた上にこれを撃つと強烈。

統率者戦では禁止カードに指定されておらず、赤いデッキで重宝される。

  • タロットカードの大アルカナにも「運命の輪」というカードが存在する。そのモチーフからか、イラストには4つの図柄を持つ木製の円盤と、それを回そうとする人物が描かれている。(聖杯と剣は小アルカナのスートを意識しているように見えるが、聖杯と(トランプでスートが対応する)ハートがかぶっていたり、小アルカナにはない髑髏があったりする。髑髏は反対側に描かれたハート=命との対比だろうか)
    • また、この木製の円盤は違う意味の「Wheel of Fortune」を連想させる(カジノにあるルーレットのようなゲーム、あるいはアメリカのクイズ番組に登場する、賞金額などを決めるルーレットボードの名前である)。もしかすれば、アメリカ生まれのゲームらしい一種のパロディではないだろうか。

1994年3月23日よりタイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードタイプ1.5禁止カードに指定される。2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

[編集] 関連カード

  • 調整版は意外な授かり物/Windfall。ドローとして適正なになった点、ドローの枚数が増減しうる点の2つが変更されている。その派生カードはそちらの項を参照。

[編集] 主な亜種

各プレイヤーにそれぞれ手札入れ替えホイーリング)をさせるカード。特記しない限り赤のソーサリーで7ドロー。捨てるのでなくライブラリーに戻すものはTimetwisterの項を、手札交換するのがあなただけのものはトレイリアの風/Tolarian Windsの項をそれぞれ参照。

[編集] 参考

MOBILE