トラケンのニッサ/Nyssa of Traken
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+ | 青単色で何らかの[[パーマネント]]を能動的に生け贄に捧げる能力自体が珍しく、統率者としての価値はそこに見いだされる。 | ||
+ | アーティファクトなら何でもよいため、無限トークン経由で出たアーティファクトをすべて生け贄に捧げることで、[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]のようなクリーチャーとコンボにもなる。 | ||
− | + | 共闘候補のドクターとしてはトークンを生成できる[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]、[[逃亡ドクター/The Fugitive Doctor]]が挙げられる。特に逃亡ドクターは青の強力な呪文をフラッシュバックできる点や、攻撃時のサポートの点で優れている。 | |
− | + | [[敏腕記者、パイパー・ライト/Piper Wright, Publick Reporter]]とは相性がよく、マナを消費せずに手掛かりを生け贄に捧げられる点や、攻撃を通しやすくできる。パイパーが手掛かりを5個以上生産できる状態で、[[時の賢者/Sage of Hours]]がいれば無限ターンが可能。 | |
+ | *[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]とは関係ない(英語での綴りも異なる)。しかし同性のパートナーがいるという共通点が偶然にも存在する。 | ||
+ | **能力のデザインとしてはのちのパートナーである[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]]との相性が考慮されている。ティーガンの攻撃サポートで自身は死なず、またティーガンと攻撃したときはブロッカーをタップしてティーガンをサポートできる。 | ||
+ | ==ニッサ== | ||
+ | '''ニッサ/Nyssa'''は惑星トラケンの貴族、トレマス(Tremas)の娘である。初登場時で年齢は20歳。 | ||
+ | 科学技術が発展したトラケンで高い教養を受け、バイオエレクトロニクスの技術に明るい。 | ||
+ | "The Keeper of Traken"で初登場。ここでは肉体が死に向かい、醜く焼け焦げたマスターが延命を目論んで暗躍、ニッサの継母を殺害、父の体を[[再誕者、マスター/The Master, Formed Anew|乗っ取った]](トレマスは死亡)。 | ||
+ | 次のエピソード、"Logopolis"で[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]が[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]の再生を[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka|ティーガン]]、[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]と共に見届ける。この過程でトラケン惑星連合は破壊され、ニッサは唯一のトラケン人の生き残りとなる。結果的にニッサは行く当てがなくなってしまったため、ドクターと旅を続けて自分の生きる道を見つけなくてはならなくなった。父の仇であり故郷を滅ぼしたマスターには深い憎悪を抱いている。<ref>ちなみに父トレマス('''Tremas''')はの名はマスター('''Master''')のアナグラムである。</ref> | ||
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+ | しかし貴族育ちのため、良くも悪くもお人よしで、ティーガンやドクターからは「この世界で生きるにはいい人すぎて無理」とまで言われる。 | ||
+ | 旅の中でドクターに対しては強い信頼とほのかな恋愛感情が生まれる。ティーガンとは親友となり、アドリックとは時折悪態をつきながらもよい関係を築いていたものの、"Eearthshock"で死別し、深い悲しみを負う。 | ||
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+ | "Mawdryn Undead"ではブラック・ガーデンからドクターの暗殺の密命を帯びた[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]が一行加わるが、この時ターローの工作によってターディスは未知の惑星に飛ばされてしまい、そこでニッサはラザール病という重い風土病に侵されている人々を目撃する。ニッサ自身もこの病にかかるが、自身のバイオエレクトロニクスの知識と技術で治癒が可能なことに気づく。そこでニッサはこの星の医者になる決意をし、[https://www.youtube.com/watch?v=DkJJv-xHink ドクターと別れた]。 | ||
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+ | その後新シリーズでの出番はないものの、[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]役のエリザベス・スレイデンの命日に公開された"Farwell,Sarah Jane"ではティーガンと交際しており、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。 | ||
+ | オーディオドラマや小説ではラザール病を完全に駆逐したのち、同様に困っている人の助けになるため宇宙へ再び飛び立った。タイム・ウォーの最中に[[8代目ドクター/The Eighth Doctor]]に助けられる一幕がある。 | ||
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+ | 能力の「ソニック・ブースター」は"The Visitation"で登場する、[[ターディス/TARDIS]]のコンソールの部品を使って作った装置である。このストーリーでは西暦1666年、[[Wikipedia:ロンドン大火|ロンドン大火]]前夜のロンドンで爬虫類型ヒューマノイドのテリレプリティル/Terileptilが操るアンドロイドが登場する。ターディスのコンソール内に侵入してきたアンドロイドを文字通り音波(Sonic)で破壊する。無差別的攻撃であるため、ターディスのコンソールや外部もとんでもない被害を受け、思わずドクターも目を背けた。 | ||
+ | ニッサの[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=634606 イラスト]の手前にある装置([https://tardis.fandom.com/wiki/Sonic_booster?file=SonicBoosterTheVisitation.jpg 全体])がそれで、よく見るとニッサは音除けのためにヘッドフォンをしている。 | ||
+ | 「ソニック」の響きから[[ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver]]を連想するかもしれないが、関係ない。ちなみにこのエピソードではソニックドライバーが破壊されており、それ以降旧シリーズでは再登場しない。 | ||
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+ | ;同行したドクター | ||
+ | :[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]] | ||
+ | :[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]] | ||
+ | ==注釈== | ||
+ | <references/> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]] | ||
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2024年6月13日 (木) 22:32時点における版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 科学者(Scientist)
あなたの手札の上限はなくなる。
ソニック・ブースター ― トラケンのニッサが攻撃するたび、アーティファクトX個を生け贄に捧げる。これによりあなたが1つ以上のアーティファクトを生け贄に捧げたとき、クリーチャー最大X体を対象とする。それらをタップし、カードX枚を引く。
ドクターのコンパニオン(もう一方がドクター(Doctor)であるなら、あなたは統率者2体を使用できる。)
青いドクターのコンパニオン。手札の上限を撤廃し、アーティファクトを生け贄にドローできる伝説の人間・科学者。 青単色で何らかのパーマネントを能動的に生け贄に捧げる能力自体が珍しく、統率者としての価値はそこに見いだされる。 アーティファクトなら何でもよいため、無限トークン経由で出たアーティファクトをすべて生け贄に捧げることで、研究室の偏執狂/Laboratory Maniacのようなクリーチャーとコンボにもなる。
共闘候補のドクターとしてはトークンを生成できる4代目ドクター/The Fourth Doctor、逃亡ドクター/The Fugitive Doctorが挙げられる。特に逃亡ドクターは青の強力な呪文をフラッシュバックできる点や、攻撃時のサポートの点で優れている。
敏腕記者、パイパー・ライト/Piper Wright, Publick Reporterとは相性がよく、マナを消費せずに手掛かりを生け贄に捧げられる点や、攻撃を通しやすくできる。パイパーが手掛かりを5個以上生産できる状態で、時の賢者/Sage of Hoursがいれば無限ターンが可能。
- ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneとは関係ない(英語での綴りも異なる)。しかし同性のパートナーがいるという共通点が偶然にも存在する。
- 能力のデザインとしてはのちのパートナーであるティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovankaとの相性が考慮されている。ティーガンの攻撃サポートで自身は死なず、またティーガンと攻撃したときはブロッカーをタップしてティーガンをサポートできる。
ニッサ
ニッサ/Nyssaは惑星トラケンの貴族、トレマス(Tremas)の娘である。初登場時で年齢は20歳。 科学技術が発展したトラケンで高い教養を受け、バイオエレクトロニクスの技術に明るい。 "The Keeper of Traken"で初登場。ここでは肉体が死に向かい、醜く焼け焦げたマスターが延命を目論んで暗躍、ニッサの継母を殺害、父の体を乗っ取った(トレマスは死亡)。 次のエピソード、"Logopolis"で4代目ドクター/The Fourth Doctorが5代目ドクター/The Fifth Doctorの再生をティーガン、アドリックと共に見届ける。この過程でトラケン惑星連合は破壊され、ニッサは唯一のトラケン人の生き残りとなる。結果的にニッサは行く当てがなくなってしまったため、ドクターと旅を続けて自分の生きる道を見つけなくてはならなくなった。父の仇であり故郷を滅ぼしたマスターには深い憎悪を抱いている。[1]
しかし貴族育ちのため、良くも悪くもお人よしで、ティーガンやドクターからは「この世界で生きるにはいい人すぎて無理」とまで言われる。 旅の中でドクターに対しては強い信頼とほのかな恋愛感情が生まれる。ティーガンとは親友となり、アドリックとは時折悪態をつきながらもよい関係を築いていたものの、"Eearthshock"で死別し、深い悲しみを負う。
"Mawdryn Undead"ではブラック・ガーデンからドクターの暗殺の密命を帯びたヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughが一行加わるが、この時ターローの工作によってターディスは未知の惑星に飛ばされてしまい、そこでニッサはラザール病という重い風土病に侵されている人々を目撃する。ニッサ自身もこの病にかかるが、自身のバイオエレクトロニクスの知識と技術で治癒が可能なことに気づく。そこでニッサはこの星の医者になる決意をし、ドクターと別れた。
その後新シリーズでの出番はないものの、サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith役のエリザベス・スレイデンの命日に公開された"Farwell,Sarah Jane"ではティーガンと交際しており、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。 オーディオドラマや小説ではラザール病を完全に駆逐したのち、同様に困っている人の助けになるため宇宙へ再び飛び立った。タイム・ウォーの最中に8代目ドクター/The Eighth Doctorに助けられる一幕がある。
能力の「ソニック・ブースター」は"The Visitation"で登場する、ターディス/TARDISのコンソールの部品を使って作った装置である。このストーリーでは西暦1666年、ロンドン大火前夜のロンドンで爬虫類型ヒューマノイドのテリレプリティル/Terileptilが操るアンドロイドが登場する。ターディスのコンソール内に侵入してきたアンドロイドを文字通り音波(Sonic)で破壊する。無差別的攻撃であるため、ターディスのコンソールや外部もとんでもない被害を受け、思わずドクターも目を背けた。 ニッサのイラストの手前にある装置(全体)がそれで、よく見るとニッサは音除けのためにヘッドフォンをしている。 「ソニック」の響きからソニック・ドライバー/Sonic Screwdriverを連想するかもしれないが、関係ない。ちなみにこのエピソードではソニックドライバーが破壊されており、それ以降旧シリーズでは再登場しない。
注釈
- ↑ ちなみに父トレマス(Tremas)はの名はマスター(Master)のアナグラムである。