大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss
提供:MTG Wiki
(5人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
7行: | 7行: | ||
難点はまず、機体が墓地になければ[[バニラ]]同然な点。[[マナレシオ]]は良いとはいえ[[多色]]かつ[[伝説のクリーチャー]]である以上、やはり機体の回収をメインの役割にしたい。戦闘で落としてもよいが、自身の[[軽い|軽さ]]を最大限活用するのであれば、[[ルーター]]などを用いて早期に墓地へ機体を落としてしまうといい。また登場時の[[スタンダード]]において、機体は[[神河:輝ける世界]]のものと[[無色]]のものを除くと[[赤]]と[[緑]]に割り振られており、特に強力な機体である[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]とも[[色]]が噛み合わない。 | 難点はまず、機体が墓地になければ[[バニラ]]同然な点。[[マナレシオ]]は良いとはいえ[[多色]]かつ[[伝説のクリーチャー]]である以上、やはり機体の回収をメインの役割にしたい。戦闘で落としてもよいが、自身の[[軽い|軽さ]]を最大限活用するのであれば、[[ルーター]]などを用いて早期に墓地へ機体を落としてしまうといい。また登場時の[[スタンダード]]において、機体は[[神河:輝ける世界]]のものと[[無色]]のものを除くと[[赤]]と[[緑]]に割り振られており、特に強力な機体である[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]とも[[色]]が噛み合わない。 | ||
− | もっとも、これが登場した時点では[[小道]]と[[スローランド]]、やや悠長なきらいもあるが[[ゲインランド]]や[[氷雪]][[タップインデュアルランド]]に[[学舎]]と[[ | + | もっとも、これが登場した時点では[[小道]]と[[スローランド]]、機体と操縦士に寄せるなら[[メカ格納庫/Mech Hangar]]、やや悠長なきらいもあるが[[ゲインランド]]や[[氷雪]][[タップインデュアルランド]]に[[学舎]]と[[多色土地]]が非常に多く存在しており、3色以上の[[デッキ]]も比較的組みやすくなっている。また、同セットでは[[白黒]]で使える有力な機体もいくらか登場しており、それらを使うなり[[タッチ]]させるなり、解決手段はいくらでもある。総じて機体を軸としたデッキにおける[[アドバンテージ]]源として使える。 |
− | カードプールの広い[[パイオニア]]や[[ヒストリック]]ではより強力な機体と組み合わせることができる。色も搭乗コストも噛み合い、強烈な攻撃誘発能力を持つ[[パルヘリオンⅡ/Parhelion II]] | + | カードプールの広い[[パイオニア]]や[[ヒストリック]]ではより強力な機体と組み合わせることができる。色も搭乗コストも噛み合い、強烈な攻撃誘発能力を持つ[[パルヘリオンⅡ/Parhelion II]]とのコンボ、[[パルヘリオンシュート]]は一撃必殺級。 |
[[リミテッド]]でも、一応本体だけでも最低限戦えるだけの能力はあるが、どうせなら有力な機体をある程度[[ピック]]しておきたい。ただし搭乗要員とのバランスは[[構築]]よりも意識しないと[[事故]]の可能性は上がる。 | [[リミテッド]]でも、一応本体だけでも最低限戦えるだけの能力はあるが、どうせなら有力な機体をある程度[[ピック]]しておきたい。ただし搭乗要員とのバランスは[[構築]]よりも意識しないと[[事故]]の可能性は上がる。 | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | '''脂牙'''(しが)/''Greasefang''は[[神河/Kamigawa]]の[[勢団/The Reckoners|大牙勢団/The Okiba Reckoners]]の総長を務める[[ネズミ|鼠人/Nezumi]]。女性({{Gatherer|id=552011}})。 | ||
+ | |||
+ | [[都和市/Towashi]]の[[都和市/Towashi#下層街/The Undercity|下層街/The Undercity]]のストリートを駆ける鼠人だけの暴走族、大牙勢団の狡知と機知に富むリーダーの脂牙は、鼠人であるからという理由で嘗めてかかってくる者を許さない。彼女の指揮の下で大牙勢団は数と影響力を増し、下層街で一番のギャングとして急速にその名を轟かせている。勢団に加わった鼠人は誰であれ彼女の家族であり、そして彼女は家族が受けた如何なる侮辱に対しても報復することを躊躇しない。彼女の主張は明白だ――アタシらの一人に手を出したなら、アタシら全員に手を出したのと同じだよ。 | ||
+ | |||
+ | ===登場作品・登場記事=== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-kamigawa-neon-dynasty-2022-02-11 The Legends of Kamigawa: Neon Dynasty]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035793/ 『神河:輝ける世界』の伝説たち](Feature [[2022年]]2月11日 [[Ari Zirulnik]], [[Grace Fong]], [[Emily Teng]], and [[Gerritt Turner]]著) | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[リアニメイトカード]] | ||
*[[勢団/The Reckoners|大牙勢団/The Okiba Reckoners]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[勢団/The Reckoners|大牙勢団/The Okiba Reckoners]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:神河:輝ける世界]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:神河:輝ける世界]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2024年#Showcase: Outlaws of Thunder Junction|Secret Lair Drop Series: Showcase: Outlaws of Thunder Junction]] |
2024年5月11日 (土) 11:24時点における最新版
伝説のクリーチャー — ネズミ(Rat) 操縦士(Pilot)
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたの墓地にある機体(Vehicle)カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次のあなたの終了ステップの開始時に、それをオーナーの手札に戻す。
4/3あなたのターンの戦闘フェイズの開始時に、墓地から機体をリアニメイトできる伝説のネズミ・操縦士。
戻した機体は速攻を持つので、即搭乗すればそのまま攻撃に参加できるが、生き延びてもターン終了時に手札へ回収されてしまう。それでも結果を見れば余計なマナをかけずに墓地から機体を手札に戻しているわけで、その戦闘で死亡したなら、次のターンにはまた戦場に直接戻せる。本人も3マナにして4/3と悪くないサイズで、搭乗条件も満たしやすいだけのパワーを誇る。
難点はまず、機体が墓地になければバニラ同然な点。マナレシオは良いとはいえ多色かつ伝説のクリーチャーである以上、やはり機体の回収をメインの役割にしたい。戦闘で落としてもよいが、自身の軽さを最大限活用するのであれば、ルーターなどを用いて早期に墓地へ機体を落としてしまうといい。また登場時のスタンダードにおいて、機体は神河:輝ける世界のものと無色のものを除くと赤と緑に割り振られており、特に強力な機体であるエシカの戦車/Esika's Chariotとも色が噛み合わない。
もっとも、これが登場した時点では小道とスローランド、機体と操縦士に寄せるならメカ格納庫/Mech Hangar、やや悠長なきらいもあるがゲインランドや氷雪タップインデュアルランドに学舎と多色土地が非常に多く存在しており、3色以上のデッキも比較的組みやすくなっている。また、同セットでは白黒で使える有力な機体もいくらか登場しており、それらを使うなりタッチさせるなり、解決手段はいくらでもある。総じて機体を軸としたデッキにおけるアドバンテージ源として使える。
カードプールの広いパイオニアやヒストリックではより強力な機体と組み合わせることができる。色も搭乗コストも噛み合い、強烈な攻撃誘発能力を持つパルヘリオンⅡ/Parhelion IIとのコンボ、パルヘリオンシュートは一撃必殺級。
リミテッドでも、一応本体だけでも最低限戦えるだけの能力はあるが、どうせなら有力な機体をある程度ピックしておきたい。ただし搭乗要員とのバランスは構築よりも意識しないと事故の可能性は上がる。
[編集] ストーリー
脂牙(しが)/Greasefangは神河/Kamigawaの大牙勢団/The Okiba Reckonersの総長を務める鼠人/Nezumi。女性(イラスト)。
都和市/Towashiの下層街/The Undercityのストリートを駆ける鼠人だけの暴走族、大牙勢団の狡知と機知に富むリーダーの脂牙は、鼠人であるからという理由で嘗めてかかってくる者を許さない。彼女の指揮の下で大牙勢団は数と影響力を増し、下層街で一番のギャングとして急速にその名を轟かせている。勢団に加わった鼠人は誰であれ彼女の家族であり、そして彼女は家族が受けた如何なる侮辱に対しても報復することを躊躇しない。彼女の主張は明白だ――アタシらの一人に手を出したなら、アタシら全員に手を出したのと同じだよ。
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legends of Kamigawa: Neon Dynasty/『神河:輝ける世界』の伝説たち(Feature 2022年2月11日 Ari Zirulnik, Grace Fong, Emily Teng, and Gerritt Turner著)