カイロックス/Kylox
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− | [[ラヴニカ/Ravnica]]の[[イゼット団/The Izzet]]に所属する科学者。[[ヴィーアシーノ#ストーリー|ヴィーアシーノ/Viashino]] | + | [[ラヴニカ/Ravnica]]の[[イゼット団/The Izzet]]に所属する科学者。[[ヴィーアシーノ#ストーリー|ヴィーアシーノ/Viashino]]の男性。赤い鱗を持ち、頭部からは無数の短い棘が生えている。顔には拡大鏡を装着している({{Gatherer|id=648124}})。 |
− | + | 天才発明家であるカイロックスは、イゼット団の縄張りから可能な限り離れようとしない神経質な人物でもある。過去にスパイ行為や特許侵害などのトラブルをいくつか経験したことで、彼は嘘の臭いがするものに対して過敏になってしまった。自らの発明を守るため、彼は隠し扉と罠を備えた自分専用の研究室を設立した。その一方で、彼自身も産業スパイに手を染めていることが示唆されている。 | |
− | [[アルキスト・プロフト/Alquist Proft]]にとって、彼は無条件に信頼できる友人である――秘密が明らかになるということを非常に恐れており、また必要以上の質問をしてこないからである。 | + | 彼は頻繁に[[ラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigations]]に協力しており、探偵たちが捜査状況を視覚化するための投影装置を発明している。探偵社の[[アルキスト・プロフト/Alquist Proft]]にとって、彼は無条件に信頼できる友人である――秘密が明らかになるということを非常に恐れており、また必要以上の質問をしてこないからである。 |
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+ | *ゲームショップなどに掲示されるカルロフ邸殺人事件のポスターで名前が'''ウスティス'''/''Ustith''になっていることがある模様<ref>[https://www.reddit.com/r/magicTCG/comments/1ae6xef/mkm_poster_sent_to_lgss_labels_kylox_as_ustith/ Reddit]([[2024年]]1月30日)</ref>。[[Mark Rosewater]]いわく開発終盤に名前が変更されたため修正が間に合わなかったらしい<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/741272132669095936/at-my-lgs-for-prerelease-and-i-noticed-they-have-a Blogatog](2024年2月2日)</ref>。 | ||
==経歴== | ==経歴== | ||
===天才炸裂/Explosions of Genius=== | ===天才炸裂/Explosions of Genius=== | ||
− | 殺人事件を調査する中で不審な粉を発見したプロフトは、分析を依頼するためカイロックスの元を訪れる。しかし彼の作業場は何者かに荒らされ、もぬけの殻であった。プロフトは作業場の隠し通路を発見し、奥に潜伏しているカイロックスを見つけ出す。だがカイロックスは命を狙われたことで明らかに動揺しており、極秘の仕事に携わっているから捜査には協力できないと主張する。直後、[[クレンコ/Krenko]] | + | 殺人事件を調査する中で不審な粉を発見したプロフトは、分析を依頼するためカイロックスの元を訪れる。しかし彼の作業場は何者かに荒らされ、もぬけの殻であった。プロフトは作業場の隠し通路を発見し、奥に潜伏しているカイロックスを見つけ出す。だがカイロックスは命を狙われたことで明らかに動揺しており、極秘の仕事に携わっているから捜査には協力できないと主張する。直後、[[クレンコ/Krenko]]の手下が隠れ家に押し入り、カイロックスは連れ去られてしまう。 |
クレンコは保身のためにカイロックスから殺人事件の詳細を聞き出そうとするが、カイロックスは何も知らないようであった。プロフトと[[エトラータ/Etrata]]はクレンコの手からカイロックスを解放しようとするが、クレンコを殺そうとする暗殺者が乱入し、ターゲットの目の前にいたカイロックスは刺殺されてしまう。 | クレンコは保身のためにカイロックスから殺人事件の詳細を聞き出そうとするが、カイロックスは何も知らないようであった。プロフトと[[エトラータ/Etrata]]はクレンコの手からカイロックスを解放しようとするが、クレンコを殺そうとする暗殺者が乱入し、ターゲットの目の前にいたカイロックスは刺殺されてしまう。 | ||
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===破壊の中の美/Beauty in Destruction=== | ===破壊の中の美/Beauty in Destruction=== | ||
[[トロスターニ/Trostani|事件の黒幕]]にとってカイロックスの死は完全な事故であったが、その殺害は正当化された。何故ならば真犯人の目的は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に魅了された者の抹殺であり、ファイレクシアの設計を盗んでイゼット団でのし上がろうとしたカイロックスは「浄化」されるべき存在だったからだ。 | [[トロスターニ/Trostani|事件の黒幕]]にとってカイロックスの死は完全な事故であったが、その殺害は正当化された。何故ならば真犯人の目的は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に魅了された者の抹殺であり、ファイレクシアの設計を盗んでイゼット団でのし上がろうとしたカイロックスは「浄化」されるべき存在だったからだ。 | ||
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+ | ===先触れと前兆/Portents and Omens=== | ||
+ | [[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の協力者であるカイロックスが殺されたにもかかわらず、彼が何も動かなかったことに対し、プロフトは違和感を抱いていた。そして独自に調査を進めた結果、カイロックスがニヴ=ミゼットの極秘計画である「[[領界路/Omenpath|領界路計画/The Omenpath Project]]」に協力していたこと、他の[[ギルド/Guild]]にも同様の工作員がいたことを突き止めた。 | ||
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:[[犯行現場の再現/Reenact the Crime]]([[ショーケース]]版)、[[通電/Galvanize]]、[[赤ニシン/Red Herring]]、[[磁力の鼻鳴らし/Magnetic Snuffler]](ショーケース版) | :[[犯行現場の再現/Reenact the Crime]]([[ショーケース]]版)、[[通電/Galvanize]]、[[赤ニシン/Red Herring]]、[[磁力の鼻鳴らし/Magnetic Snuffler]](ショーケース版) | ||
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+ | :[[スポットライトの隼/Spotlight Falcon]] | ||
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+ | ;[[カルロフ邸殺人事件]] | ||
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;[[カルロフ邸殺人事件]] | ;[[カルロフ邸殺人事件]] | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-8-gods-of-chaos Murders at Karlov Manor | Episode 8: Gods of Chaos]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037507/ 第8話 混沌の神々](Magic Story 2024年1月16日 Seanan McGuire著、名前のみ) | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-8-gods-of-chaos Murders at Karlov Manor | Episode 8: Gods of Chaos]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037507/ 第8話 混沌の神々](Magic Story 2024年1月16日 Seanan McGuire著、名前のみ) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-9-beauty-in-destruction Murders at Karlov Manor | Episode 9: Beauty in Destruction]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037508/ 第9話 破壊の中の美](Magic Story 2024年1月17日 Seanan McGuire著、名前のみ) | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-9-beauty-in-destruction Murders at Karlov Manor | Episode 9: Beauty in Destruction]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037508/ 第9話 破壊の中の美](Magic Story 2024年1月17日 Seanan McGuire著、名前のみ) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/story-spotlight-cards-for-murders-at-karlov-manor Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037560/ 『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード](Card Preview [[2024年]]1月24日 [[Natalie Kreider]]、[[Harless Snyder]]著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-and-characters-of-murders-at-karlov-manor The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037609/ 『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち]([[Daily MTG]] 2024年2月6日 Emily Teng著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-11-portents-and-omens Murders at Karlov Manor | Episode 11: Portents and Omens]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037519/ 第11話 先触れと前兆](Magic Story 2024年2月14日 Seanan McGuire著、名前のみ) | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2024年3月20日 (水) 00:54時点における最新版
カイロックス/Kyloxはカルロフ邸殺人事件初出のキャラクター。カードとしての初出はカルロフ邸殺人事件の先見的発明者、カイロックス/Kylox, Visionary Inventor。
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[編集] 解説
ラヴニカ/Ravnicaのイゼット団/The Izzetに所属する科学者。ヴィーアシーノ/Viashinoの男性。赤い鱗を持ち、頭部からは無数の短い棘が生えている。顔には拡大鏡を装着している(イラスト)。
天才発明家であるカイロックスは、イゼット団の縄張りから可能な限り離れようとしない神経質な人物でもある。過去にスパイ行為や特許侵害などのトラブルをいくつか経験したことで、彼は嘘の臭いがするものに対して過敏になってしまった。自らの発明を守るため、彼は隠し扉と罠を備えた自分専用の研究室を設立した。その一方で、彼自身も産業スパイに手を染めていることが示唆されている。
彼は頻繁にラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsに協力しており、探偵たちが捜査状況を視覚化するための投影装置を発明している。探偵社のアルキスト・プロフト/Alquist Proftにとって、彼は無条件に信頼できる友人である――秘密が明らかになるということを非常に恐れており、また必要以上の質問をしてこないからである。
- ゲームショップなどに掲示されるカルロフ邸殺人事件のポスターで名前がウスティス/Ustithになっていることがある模様[1]。Mark Rosewaterいわく開発終盤に名前が変更されたため修正が間に合わなかったらしい[2]。
[編集] 経歴
[編集] 天才炸裂/Explosions of Genius
殺人事件を調査する中で不審な粉を発見したプロフトは、分析を依頼するためカイロックスの元を訪れる。しかし彼の作業場は何者かに荒らされ、もぬけの殻であった。プロフトは作業場の隠し通路を発見し、奥に潜伏しているカイロックスを見つけ出す。だがカイロックスは命を狙われたことで明らかに動揺しており、極秘の仕事に携わっているから捜査には協力できないと主張する。直後、クレンコ/Krenkoの手下が隠れ家に押し入り、カイロックスは連れ去られてしまう。
クレンコは保身のためにカイロックスから殺人事件の詳細を聞き出そうとするが、カイロックスは何も知らないようであった。プロフトとエトラータ/Etrataはクレンコの手からカイロックスを解放しようとするが、クレンコを殺そうとする暗殺者が乱入し、ターゲットの目の前にいたカイロックスは刺殺されてしまう。
[編集] 破壊の中の美/Beauty in Destruction
事件の黒幕にとってカイロックスの死は完全な事故であったが、その殺害は正当化された。何故ならば真犯人の目的は新ファイレクシア/New Phyrexiaに魅了された者の抹殺であり、ファイレクシアの設計を盗んでイゼット団でのし上がろうとしたカイロックスは「浄化」されるべき存在だったからだ。
[編集] 先触れと前兆/Portents and Omens
ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの協力者であるカイロックスが殺されたにもかかわらず、彼が何も動かなかったことに対し、プロフトは違和感を抱いていた。そして独自に調査を進めた結果、カイロックスがニヴ=ミゼットの極秘計画である「領界路計画/The Omenpath Project」に協力していたこと、他のギルド/Guildにも同様の工作員がいたことを突き止めた。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
- カルロフ邸殺人事件
- 犯行現場の再現/Reenact the Crime(ショーケース版)、通電/Galvanize、赤ニシン/Red Herring、磁力の鼻鳴らし/Magnetic Snuffler(ショーケース版)
- アルケミー:カルロフ邸
- スポットライトの隼/Spotlight Falcon
[編集] イラストに登場
[編集] 登場記事・登場作品
- Murders at Karlov Manor | Episode 6: Explosions of Genius/第6話 天才炸裂(Magic Story 2024年1月12日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 8: Gods of Chaos/第8話 混沌の神々(Magic Story 2024年1月16日 Seanan McGuire著、名前のみ)
- Murders at Karlov Manor | Episode 9: Beauty in Destruction/第9話 破壊の中の美(Magic Story 2024年1月17日 Seanan McGuire著、名前のみ)
- Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード(Card Preview 2024年1月24日 Natalie Kreider、Harless Snyder著)
- The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち(Daily MTG 2024年2月6日 Emily Teng著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 11: Portents and Omens/第11話 先触れと前兆(Magic Story 2024年2月14日 Seanan McGuire著、名前のみ)