奇魔

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(7人の利用者による、間の13版が非表示)
1行: 1行:
'''奇魔'''/''Weird''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[イゼット団/The Izzet]]が複数の[[エレメンタル|精霊]]を掛け合わせて造り出した人工精霊であり、そのため現在は[[ギルドパクト]]の[[青]]と[[赤]]にのみ存在する。
+
'''奇魔'''/''Weird''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
  
 
{{#card:Gelectrode}}
 
{{#card:Gelectrode}}
{{#card:Petrahydrox}}
+
{{#card:Frostburn Weird}}
 +
{{#card:Melek, Izzet Paragon}}
  
全部で3種おり、奇魔[[トークン]]を出す[[いかづち頭/Thunderheads]]という[[呪文]]もある。
+
[[ラヴニカ/Ravnica]][[イゼット団/The Izzet]]が複数の[[エレメンタル|精霊]]を掛け合わせて造り出した人工精霊。そのため、主にラヴニカを舞台として扱った[[カード・セット]]に登場する。
  
*日本語[[カード名]]が独特で、[[軟体電極獣/Gelectrode]]と[[鉱岩流液獣/Petrahydrox]]は漢字表記にもかかわらず振り仮名が英語読みそのままのカタカナ。他方、[[蒸気核の奇魔/Steamcore Weird]]といかづち頭は普通通り。実にイゼット団らしい統一感の無さである。
+
[[]][[単色]]と[[赤]]単色、および[[青赤]]の[[多色]]にのみ存在する。イゼット製のクリーチャーらしく、多くが[[インスタント]]や[[ソーサリー]]に関係する[[能力]]を持っている。
 +
 
 +
奇魔・[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[いかづち頭/Thunderheads]]と[[実験的過負荷/Experimental Overload]]があり、[[クリーチャー]]を奇魔にしてしまうカードに[[変化+点火/Turn+Burn|変化/Turn]]がある。
 +
 
 +
[[伝説の]]奇魔は[[イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon]]、[[再鍛された研究者、メーレク/Melek, Reforged Researcher ]]の2体のみ。
 +
 
 +
*イゼット団のいくつかの日本語版カードは、英語[[カード名]]をそのまま音写した振り仮名が振られていることがあるが、奇魔はそれに該当するものが目立つ。例えば[[軟体電極獣/Gelectrode]]は「ジェレクトロード」({{Gatherer|id=118223|日本語版カード画像}})。それ以外のものについては[[軟体電極獣/Gelectrode#関連カード]]を参照。
 
*通常の英単語としての"weird"は、形容詞で「(超自然的な)気味の悪さ」「奇妙な」「運命を支配する」、名詞で「運命」という意味。カード名では[[奇妙な収穫/Weird Harvest]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]で見ることができる。発音をカタカナ表記すると「ウィアード」に近い。
 
*通常の英単語としての"weird"は、形容詞で「(超自然的な)気味の悪さ」「奇妙な」「運命を支配する」、名詞で「運命」という意味。カード名では[[奇妙な収穫/Weird Harvest]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]で見ることができる。発音をカタカナ表記すると「ウィアード」に近い。
 +
 +
==ストーリー==
 +
奇魔は、2つの相反する種類の[[エレメンタル]](例えば火と氷、煙と雷、蒸気と石)を合体させたクリーチャー。イゼット団はこの実験でより安定して制御が容易なエレメンタルを創造できないかと期待したが、予想に反して(そして当然の結果として)奇魔は元となったエレメンタルより気まぐれで荒々しいものとして誕生した。現在、彼らはイゼット団の警備や戦闘用クリーチャーとして用いられている。
 +
 +
例として、[[変転充填魔/Fluxcharger]]の配合はこんな感じ。
 +
{{フレイバーテキスト|[[イゼット団/The Izzet #ミジウム/Mizzium|ミジウム]]1:精霊エネルギー2:危険物11。||変転充填魔/Fluxcharger}}
 +
 +
[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate]]はこの危険なクリーチャーの創造を禁止したがっているが、何をもって奇魔とするかという議論に決着が着かないでいる。また、[[ボロス軍/Boros Legion]]はイゼットと提携してこのエネルギーを治安維持に利用しようとしたが、[[オレリア/Aurelia]]がイゼット団上層部を糾弾したため破談となった。
 +
 +
[[メーレク/Melek]]は高い知能・言語能力・任務遂行能力を備え、固有名を与えられた特別な奇魔。ギルドマスター・[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]直々に[[暗黙の迷路/The Implicit Maze]]走者のイゼット団代表に任命されたが……。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ラヴニカブロック]]
 
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Weird|奇魔(Weird)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Weird|奇魔(Weird)}}
 +
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Weird}|奇魔(Weird)}}
 +
*[[カード名英語辞典]]
 +
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|きま]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|きま]]

2024年2月19日 (月) 20:55時点における最新版

奇魔/Weirdクリーチャー・タイプの1つ。


Gelectrode / 軟体電極獣 (1)(青)(赤)
クリーチャー — 奇魔(Weird)

(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。軟体電極獣はそれに1点のダメージを与える。
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、あなたは軟体電極獣をアンタップしてもよい。

0/1


Frostburn Weird / 凍結燃焼の奇魔 (青/赤)(青/赤)
クリーチャー — 奇魔(Weird)

(青/赤):凍結燃焼の奇魔はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。

1/4


Melek, Izzet Paragon / イゼットの模範、メーレク (4)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 奇魔(Weird) ウィザード(Wizard)

あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたは、あなたのライブラリーの一番上からインスタント呪文とソーサリー呪文を唱えてもよい。
あなたがあなたのライブラリーからインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。

2/4

ラヴニカ/Ravnicaイゼット団/The Izzetが複数の精霊を掛け合わせて造り出した人工精霊。そのため、主にラヴニカを舞台として扱ったカード・セットに登場する。

単色単色、および青赤多色にのみ存在する。イゼット製のクリーチャーらしく、多くがインスタントソーサリーに関係する能力を持っている。

奇魔・トークン生成するカードにいかづち頭/Thunderheads実験的過負荷/Experimental Overloadがあり、クリーチャーを奇魔にしてしまうカードに変化/Turnがある。

伝説の奇魔はイゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon再鍛された研究者、メーレク/Melek, Reforged Researcher の2体のみ。

[編集] ストーリー

奇魔は、2つの相反する種類のエレメンタル(例えば火と氷、煙と雷、蒸気と石)を合体させたクリーチャー。イゼット団はこの実験でより安定して制御が容易なエレメンタルを創造できないかと期待したが、予想に反して(そして当然の結果として)奇魔は元となったエレメンタルより気まぐれで荒々しいものとして誕生した。現在、彼らはイゼット団の警備や戦闘用クリーチャーとして用いられている。

例として、変転充填魔/Fluxchargerの配合はこんな感じ。

ミジウム1:精霊エネルギー2:危険物11。
(出典:変転充填魔/Fluxcharger)

アゾリウス評議会/The Azorius Senateはこの危険なクリーチャーの創造を禁止したがっているが、何をもって奇魔とするかという議論に決着が着かないでいる。また、ボロス軍/Boros Legionはイゼットと提携してこのエネルギーを治安維持に利用しようとしたが、オレリア/Aureliaがイゼット団上層部を糾弾したため破談となった。

メーレク/Melekは高い知能・言語能力・任務遂行能力を備え、固有名を与えられた特別な奇魔。ギルドマスター・ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet直々に暗黙の迷路/The Implicit Maze走者のイゼット団代表に任命されたが……。

[編集] 参考

MOBILE