魅惑の悪漢、マルコム/Malcolm, Alluring Scoundrel

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踏み倒し能力を本格的に活かしたい場合、[[試作カード]]などの軽く使える選択肢を持ったカードと組み合わせるとよいだろう。また、[[リアニメイト]]系デッキならば[[手札]]に来たリアニメイト先を[[捨てる]]手段として使いつつ、いざとなれば自身が踏み倒し役になることもできる。そのほか、[[二段攻撃]]や[[うろつく玉座/Roaming Throne]]、[[増殖]]などでカウンター数を稼ぐのもアプローチの一つである。
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[[イクサラン:失われし洞窟]]の[[リミテッド]]では2マナパワー2の飛行持ちという点でクロックとして悪くなく、[[落魄]]との[[シナジー]]も狙える。ただし[[鉱夫の導鳥/Miner's Guidewing]]などのよく使われる1マナ飛行クリーチャーと相討ちしてしまうので過信は禁物。
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[[スタンダード]]では[[兵士 (デッキ)|アゾリウス兵士]]に採用例がある。[[クリーチャー・タイプ]]こそ兵士ではないが、上記のクロック・パーミッション向けの性質が買われた形である。
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*[[回避能力]]持ちの海賊であるため、ストーリー上の相棒である[[熱心な略奪者、ブリーチェス/Breeches, Eager Pillager]]とも相性が良い。
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==ルール==
 
*能力の基本的な[[ルール]]は[[解決中に呪文を唱える]]。[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]も参照。
 
*能力の基本的な[[ルール]]は[[解決中に呪文を唱える]]。[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]も参照。
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*「唱えても良い」なので、捨てた[[土地]]を[[プレイ]]することはできない。
 
*能力の[[解決]]前に魅惑の悪漢、マルコムが[[戦場]]を離れた場合、[[最後の情報]]を参照する。戦場を離れる前に合唱カウンターが4つ以上置かれていたなら、あなたは捨てたカードを唱えることができる。
 
*能力の[[解決]]前に魅惑の悪漢、マルコムが[[戦場]]を離れた場合、[[最後の情報]]を参照する。戦場を離れる前に合唱カウンターが4つ以上置かれていたなら、あなたは捨てたカードを唱えることができる。
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*この能力で唱えられる呪文は、原則として[[墓地]]から唱えられている。[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]など、墓地から唱えることを参照する効果の影響を受ける。
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*捨てられた[[カード]]が[[置換効果]]で墓地以外の[[公開領域]]に移動しても、それらのカードを問題なく唱えられる({{CR|400.7j}})。[[安らかなる眠り/Rest in Peace]]影響下などがこの状況に該当する。
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**この場合、変更後の領域から唱えられたことになる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:イクサラン:失われし洞窟]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イクサラン:失われし洞窟]] - [[レア]]
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2023年11月25日 (土) 01:57時点における版


Malcolm, Alluring Scoundrel / 魅惑の悪漢、マルコム (1)(青)
伝説のクリーチャー — セイレーン(Siren) 海賊(Pirate)

瞬速
飛行
魅惑の悪漢、マルコムがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、これの上に合唱(chorus)カウンター1個を置く。カード1枚を引く。その後、カード1枚を捨てる。これの上に4個以上の合唱カウンターがあるなら、その捨てたカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

2/1

ルーターサボタージュ能力を持つ伝説のセイレーン海賊誘発のたびに溜まる合唱カウンターが4つ以上になったら、捨てたカード唱えられる。

飛行とルーターの組み合わせにより、着実にライフ削りながら手札の質を整えられる。それに加え、瞬速持ちなのでインスタントと両構えがしやすい、手札の打ち消しクロックの割合を調整できるといった理由からクロック・パーミッションへの適性が高い。

コスト踏み倒し能力も持つが、この能力は基本的にオマケと考えてよい。というのも除去耐性のない2マナのクリーチャーが4回攻撃通すというのはかなり悠長であるし、アグロ的な性質が強いこのカードと踏み倒し先の重量級カードを同時に入れるとデッキの方向性が曖昧になりやすいからである。軽いカードを踏み倒してテンポで少し得するだけでも、十分な働きと思っておいた方が良いだろう。

踏み倒し能力を本格的に活かしたい場合、試作カードなどの軽く使える選択肢を持ったカードと組み合わせるとよいだろう。また、リアニメイト系デッキならば手札に来たリアニメイト先を捨てる手段として使いつつ、いざとなれば自身が踏み倒し役になることもできる。そのほか、二段攻撃うろつく玉座/Roaming Throne増殖などでカウンター数を稼ぐのもアプローチの一つである。

イクサラン:失われし洞窟リミテッドでは2マナパワー2の飛行持ちという点でクロックとして悪くなく、落魄とのシナジーも狙える。ただし鉱夫の導鳥/Miner's Guidewingなどのよく使われる1マナ飛行クリーチャーと相討ちしてしまうので過信は禁物。

スタンダードではアゾリウス兵士に採用例がある。クリーチャー・タイプこそ兵士ではないが、上記のクロック・パーミッション向けの性質が買われた形である。

ルール

関連カード

ストーリー

鉱山の異変を調査するため、イクサラン大陸を訪れたマルコム/Malcolm

詳細はマルコム/Malcolmを参照。

参考

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