作製

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'''作製'''/''Craft''は、[[イクサラン:失われし洞窟]]で制定された[[キーワード能力]]。[[変身する両面カード]]が持つ[[起動型能力]]である。
 
'''作製'''/''Craft''は、[[イクサラン:失われし洞窟]]で制定された[[キーワード能力]]。[[変身する両面カード]]が持つ[[起動型能力]]である。
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{{#card:Saheeli's Lattice}}
{{カードテキスト
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|カード名=Saheeli's Lattice / サヒーリの格子
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|コスト=(1)(赤)
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|カードテキスト=サヒーリの格子が戦場に出たとき、カードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、カード2枚を引く。<br>恐竜(Dinosaur)1つ以上で作製(4)(赤)((4)(赤),このアーティファクトを追放する,あなたがコントロールしている恐竜やあなたの墓地にある恐竜・カードである1つ以上を追放する:このカードをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戻す。作製はソーサリーとしての行う。)
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|カード名2=Mastercraft Raptor / 名匠作の猛竜
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|タイプ2=アーティファクト・クリーチャー ― 恐竜(Dinosaur)
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|カードテキスト2=名匠作の猛竜のパワーは、これを作製するために追放されているカードのパワーの合計に等しい。
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==定義==
 
==定義==
'''[性質] で 作製 [コスト]'''/''Craft with [性質] [コスト]'' は、「<nowiki>[</nowiki>[[コスト]]<nowiki>]</nowiki>を支払う,この[[パーマネント]]を追放する,[[あなた]]が[[コントロール]]していて[性質]であるパーマネントや、あなたの[[墓地]]にあり[性質]である[[カード]]を指定数[[追放]]する:このカードを[[オーナー]]の[[コントロール]]下で[[変身]]させた状態で[[戦場]]に戻す。[[起動]]は[[ソーサリー・タイミング|ソーサリーとしてのみ行う]]。」を意味する。
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作製は「'''[素材] で 作製 [コスト]'''/''Craft with [materials] [cost]''」の形で表記され、[素材]には1つ以上の[[オブジェクト]]の説明が入る。この能力は、「<nowiki>[</nowiki>[[コスト]]<nowiki>]</nowiki>を支払う,この[[パーマネント]]を追放する,[[あなた]]が[[コントロール]]しているパーマネントや、あなたの[[墓地]]にある[[カード]]の中から[素材]を追放する:このカードを[[オーナー]]の[[コントロール]]下で[[変身]]させた状態で[[戦場]]に戻す。[[起動]]は[[ソーサリー・タイミング|ソーサリーとしてのみ行う]]。」を意味する。
  
'''作製するために追放された [オブジェクト]'''/''exiled [オブジェクト] used to craft''は、上記の能力の[[起動コスト]]として追放されているカードである。
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'''作製するために追放された カード'''/''exiled card used to craft''は、上記の能力の[[起動コスト]]として追放されているカードである。
  
 
==解説==
 
==解説==
指定された「素材」を[[戦場]]や墓地から追放することで、パーマネントを[[変身]]させる能力。[[イクサラン:失われし洞窟]]で初登場し、同時発売の[[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]でも登場した。
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指定された「素材」を[[戦場]]や墓地から追放することで、パーマネントを変身させる能力。[[イクサラン:失われし洞窟]]で初登場し、同時発売の[[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]でも登場した。
  
 
イクサラン:失われし洞窟では、地底から発掘した物品をもとに新しい物を作り出す[[フレイバー]]を表している。いずれも[[第1面]]が[[アーティファクト]]であり、[[第2面]]はアーティファクトか[[クリーチャー]]となっている。これは、旧[[イクサラン・ブロック]]にもあった[[土地]]に[[変身する両面カード]]との差別化を図る狙いがある<ref name="mm231024">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/going-underground-part-1 Going Underground, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037339/ 地底を行く その1]([[Making Magic]] [[2023年]]10月24日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。作製コストとして要求されるものはアーティファクトが多い。[[色]]の上では[[無色]]を含めた全[[色]]に存在するが、[[白]]と[[青]]にやや多い。また、作製により追放されることを参照するカードとして[[市場のノーム/Market Gnome]]も収録されている。
 
イクサラン:失われし洞窟では、地底から発掘した物品をもとに新しい物を作り出す[[フレイバー]]を表している。いずれも[[第1面]]が[[アーティファクト]]であり、[[第2面]]はアーティファクトか[[クリーチャー]]となっている。これは、旧[[イクサラン・ブロック]]にもあった[[土地]]に[[変身する両面カード]]との差別化を図る狙いがある<ref name="mm231024">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/going-underground-part-1 Going Underground, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037339/ 地底を行く その1]([[Making Magic]] [[2023年]]10月24日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。作製コストとして要求されるものはアーティファクトが多い。[[色]]の上では[[無色]]を含めた全[[色]]に存在するが、[[白]]と[[青]]にやや多い。また、作製により追放されることを参照するカードとして[[市場のノーム/Market Gnome]]も収録されている。
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**そのため、起動に[[対応して]]そのパーマネントを[[除去]]することはできない。
 
**そのため、起動に[[対応して]]そのパーマネントを[[除去]]することはできない。
 
**[[ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder]]などで作製を[[打ち消す|打ち消された]]場合、そのパーマネントは追放されたままになる。
 
**[[ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder]]などで作製を[[打ち消す|打ち消された]]場合、そのパーマネントは追放されたままになる。
*作製[[能力]]の[[コスト]]として複数の[[オブジェクト]]を追放する場合、手札と墓地の両方から追放してもよい。例えば、[[サヒーリの格子/Saheeli's Lattice]]の作製コストは「戦場の恐竜のみ」、「墓地の恐竜のみ」、「戦場と墓地の恐竜の組み合わせ」のいずれも適正である。
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*「素材」の指定は「[[カード]]」という言葉を用いずに[[タイプ]]・[[サブタイプ]]のみが表記されている場合があるが、その場合もパーマネントだけでなく墓地にあるカードを追放してよい。これは{{CR|109.2}}の例外である。
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*作製[[能力]]の[[コスト]]として複数の[[オブジェクト]]を追放する場合、戦場と墓地の両方から追放してもよい。例えば、[[サヒーリの格子/Saheeli's Lattice]]の作製コストは「戦場の恐竜のみ」、「墓地の恐竜のみ」、「戦場と墓地の恐竜の組み合わせ」のいずれも適正である。
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*作製能力はそのパーマネントを一度追放してから戦場に出し直している。そのため、作製後の第2面は[[召喚酔い]]している。
 
*変身する両面カードではないカードが、作製を持つ[[パーマネント]]のコピーとなっていた場合、作製を起動するとそれは追放領域に留まり戻ってこない。
 
*変身する両面カードではないカードが、作製を持つ[[パーマネント]]のコピーとなっていた場合、作製を起動するとそれは追放領域に留まり戻ってこない。
*[[トークン]]を作製コストとして追放することも適正である。ただし、それは[[状況起因処理]]で追放領域から消滅するため、「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力で参照できない。
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*[[トークン]]を素材として追放することも適正である。ただし、それは[[状況起因処理]]で追放領域から消滅するため、「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力で参照できない。
 
*「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力は、[[第1面]]の作製と[[関連している能力]]である。
 
*「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力は、[[第1面]]の作製と[[関連している能力]]である。
 
**作製を持つカードは一度追放領域を経由しているが、{{CR|400.7j}}により追放したカードを参照し続けることが可能となっている。
 
**作製を持つカードは一度追放領域を経由しているが、{{CR|400.7j}}により追放したカードを参照し続けることが可能となっている。
 
**作製後の[[第2面]]である[[パーマネント]]の[[コントローラー]]が変更されたり、追放したカードの[[特性]]が変更されたりしても、依然として追放されたカードを参照し続けられる。
 
**作製後の[[第2面]]である[[パーマネント]]の[[コントローラー]]が変更されたり、追放したカードの[[特性]]が変更されたりしても、依然として追放されたカードを参照し続けられる。
 
***例)[[不気味な船長の玉座/Throne of the Grim Captain]]は作製コストとして[[吸血鬼]]を要求する。[[害意ある侵入者/Malicious Invader]]を追放した場合、それは追放領域では[[第1面]]の吸血鬼ではない《無害な旅人/Innocent Traveler》となるが、《不気味な船長/The Grim Captain》の能力で[[戦場]]に出すことができる。
 
***例)[[不気味な船長の玉座/Throne of the Grim Captain]]は作製コストとして[[吸血鬼]]を要求する。[[害意ある侵入者/Malicious Invader]]を追放した場合、それは追放領域では[[第1面]]の吸血鬼ではない《無害な旅人/Innocent Traveler》となるが、《不気味な船長/The Grim Captain》の能力で[[戦場]]に出すことができる。
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==開発秘話==
 
==開発秘話==
 
作製は、まだ"Offroading"<ref group="注釈">[[イクサラン:失われし洞窟]]の[[コードネーム]]</ref>が[[イクサラン/Ixalan]]が舞台としていない頃から考案されていた[[メカニズム]]である。若い[[プレイヤー]]が地底世界と聞いて連想するものと言えば資源獲得やアイテムの製造・強化であり<ref group="注釈">[[Wikipedia:ja:Minecraft|Minecraft]]等を指しているものと思われる</ref>、それらを表現するために生み出された。
 
作製は、まだ"Offroading"<ref group="注釈">[[イクサラン:失われし洞窟]]の[[コードネーム]]</ref>が[[イクサラン/Ixalan]]が舞台としていない頃から考案されていた[[メカニズム]]である。若い[[プレイヤー]]が地底世界と聞いて連想するものと言えば資源獲得やアイテムの製造・強化であり<ref group="注釈">[[Wikipedia:ja:Minecraft|Minecraft]]等を指しているものと思われる</ref>、それらを表現するために生み出された。
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==参考==
 
==参考==
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-lost-caverns-of-ixalan-mechanics The Lost Caverns of Ixalan Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037341/ 『イクサラン:失われし洞窟』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]10月24日 [[Matt Tabak]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-lost-caverns-of-ixalan-mechanics The Lost Caverns of Ixalan Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037341/ 『イクサラン:失われし洞窟』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]10月24日 [[Matt Tabak]]著)
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-lost-caverns-of-ixalan-release-notes The Lost Caverns of Ixalan Release Notes]/[https://media.wizards.com/2023/downloads/LCI_Release_Notes_kUj28nYwbydD/JP_MTGLCI_ReleaseNotes_20231102.pdf?_gl=1*echavx*_ga*NjAwNzU1MjM3LjE2OTg3NzQyNTY.*_ga_X145Z177LS*MTY5OTE5MDgxNC4xOS4xLjE2OTkxOTA4NTguMTYuMC4w 『イクサラン:失われし洞窟』リリースノート]<!-- MTG日本公式にリンクが追加されたらそちらに変更すること -->([[Daily MTG]] [[2023年]]11月3日)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-lost-caverns-of-ixalan-release-notes The Lost Caverns of Ixalan Release Notes]/[https://mtg-jp.com/img_sys/common/JP_MTGLCI_ReleaseNotes_20231102_1108.pdf 『イクサラン:失われし洞窟』リリースノート]([[Daily MTG]] [[2023年]]11月3日)
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|作製}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|作製}}
 
*[[両面カード]]
 
*[[両面カード]]
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*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
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[[Category:キーワード能力|さくせい]]
 
[[Category:キーワード能力|さくせい]]

2023年11月20日 (月) 01:27時点における最新版

作製/Craft
種別 起動型能力
登場セット イクサラン:失われし洞窟
イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ
CR CR:702.167

作製/Craftは、イクサラン:失われし洞窟で制定されたキーワード能力変身する両面カードが持つ起動型能力である。


Saheeli's Lattice / サヒーリの格子 (1)(赤)
アーティファクト

サヒーリの格子が戦場に出たとき、カード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、カード2枚を引く。
恐竜(Dinosaur)1つ以上で作製(4)(赤)((4)(赤),このアーティファクトを追放する,あなたがコントロールしている恐竜やあなたの墓地にある恐竜カードである1つ以上を追放する:このカードをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戻す。作製はソーサリーとしてのみ行う。)

Mastercraft Raptor / 名匠作の猛竜
〔赤〕 アーティファクト クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)

名匠作の猛竜のパワーは、これを作製するために追放されているカードのパワーの合計に等しい。

*/4

目次

[編集] 定義

作製は「[素材] で 作製 [コスト]/Craft with [materials] [cost]」の形で表記され、[素材]には1つ以上のオブジェクトの説明が入る。この能力は、「[コスト]を支払う,このパーマネントを追放する,あなたコントロールしているパーマネントや、あなたの墓地にあるカードの中から[素材]を追放する:このカードをオーナーコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動ソーサリーとしてのみ行う。」を意味する。

作製するために追放された カード/exiled card used to craftは、上記の能力の起動コストとして追放されているカードである。

[編集] 解説

指定された「素材」を戦場や墓地から追放することで、パーマネントを変身させる能力。イクサラン:失われし洞窟で初登場し、同時発売のイクサラン:失われし洞窟統率者デッキでも登場した。

イクサラン:失われし洞窟では、地底から発掘した物品をもとに新しい物を作り出すフレイバーを表している。いずれも第1面アーティファクトであり、第2面はアーティファクトかクリーチャーとなっている。これは、旧イクサラン・ブロックにもあった土地変身する両面カードとの差別化を図る狙いがある[1]。作製コストとして要求されるものはアーティファクトが多い。の上では無色を含めた全に存在するが、にやや多い。また、作製により追放されることを参照するカードとして市場のノーム/Market Gnomeも収録されている。

  • ではない。「作製」が物品を作り上げることを指すのに対し、「作成」は書類や計画を作ることを指す。

[編集] ルール

変身する両面カード全般のルールについては両面カードの項目も参照。

  • 作製は起動コストとしてその発生源であるパーマネント自身を追放する。
  • 「素材」の指定は「カード」という言葉を用いずにタイプサブタイプのみが表記されている場合があるが、その場合もパーマネントだけでなく墓地にあるカードを追放してよい。これはCR:109.2の例外である。
  • 作製能力コストとして複数のオブジェクトを追放する場合、戦場と墓地の両方から追放してもよい。例えば、サヒーリの格子/Saheeli's Latticeの作製コストは「戦場の恐竜のみ」、「墓地の恐竜のみ」、「戦場と墓地の恐竜の組み合わせ」のいずれも適正である。
  • 作製能力はそのパーマネントを一度追放してから戦場に出し直している。そのため、作製後の第2面は召喚酔いしている。
  • 変身する両面カードではないカードが、作製を持つパーマネントのコピーとなっていた場合、作製を起動するとそれは追放領域に留まり戻ってこない。
  • トークンを素材として追放することも適正である。ただし、それは状況起因処理で追放領域から消滅するため、「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力で参照できない。
  • 「作製するために追放されたオブジェクト」を参照する能力は、第1面の作製と関連している能力である。

[編集] 開発秘話

作製は、まだ"Offroading"[注釈 1]イクサラン/Ixalanが舞台としていない頃から考案されていたメカニズムである。若いプレイヤーが地底世界と聞いて連想するものと言えば資源獲得やアイテムの製造・強化であり[注釈 2]、それらを表現するために生み出された。

元々は怪物化のような自己強化能力であり、両面カードの能力ではなかった。最初は起動コストとして5種類の「宝石」系トークンから数種類を素材として要求していた。これらのトークンは墓地から特定のカードを追放することで生み出せる、使い捨て版のMoxのようなアーティファクトであった。しかし管理が難しいうえに宝石がマナ能力も持つことからバランスが取りづらく、展望デザイン途中で没になった。

セット・デザインには上記の「宝石」をエネルギー・カウンターのようなプレイヤーの得るカウンターに変更した案を提出した。しかしその直後、このセットの舞台がイクサランへと変更された。セット・デザインはアーティファクト要素を活かしつつもイクサランらしさを表現するため、旧イクサラン・ブロックで使用された変身する両面カードで作製を表現することに決めた。最終的に、コストを確保しやすくするため墓地だけでなく戦場からも追放できるようになった[1]

[編集] 脚注

[編集] 注釈

  1. イクサラン:失われし洞窟コードネーム
  2. Minecraft等を指しているものと思われる

[編集] 出典

  1. 1.0 1.1 Going Underground, Part 1/地底を行く その1Making Magic 2023年10月24日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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