落魄
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2023年11月15日 (水) 21:09時点における版
落魄(らくはく)とは、
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Enterprising Scallywag / 実業的な悪党 (1)(赤)クリーチャー ― ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate)
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが落魄していた場合、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(パーマネント・カードがいずこかからあなたの墓地に置かれたなら、あなたは落魄する。)
2/2*
Coati Scavenger / ハナグマのあさり屋 (2)(緑)クリーチャー ― アライグマ(Racoon)
落魄4 ― ハナグマのあさり屋が戦場に出たとき、あなたの墓地に4枚以上のパーマネント・カードがある場合、あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
3/2*
Terror Tide / 恐怖の潮流 (2)(黒)(黒)ソーサリー
底なしの落魄 ― ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるパーマネント・カードの枚数に等しい。
※カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。
目次 |
定義
[プレイヤー]が落魄する/[Player] desecendとは、パーマネント・カードがいずこかからそのプレイヤーの墓地に置かれるというイベントを意味する。
「落魄N/Descend N」および「底なしの落魄/Fathomless descent」は能力語であり、ルール上の定義は存在しない。
解説
地底により深く潜っていくことを表現する能力語およびイベント。イクサラン:失われし洞窟で初登場し、同時登場のイクサラン:失われし洞窟統率者デッキでも使用されている。
能力語としての落魄Nは、墓地にN枚以上のパーマネント・カードがあることを閾値とした能力を指す。底なしの落魄は、墓地にあるパーマネント・カードの枚数に応じて効果量が変化する能力語である。イベントとしての落魄は、単にパーマネント・カードが墓地に置かれることを指す。
イクサラン:失われし洞窟では落魄4、8と底なしの落魄、および落魄したことを参照するカードが収録されている。色の上では全色および無色に存在するが、白には遺跡潜みのコウモリ/Ruin-Lurker Bat1枚しか存在せず、一方で青黒・黒赤・緑黒の色の組み合わせではリミテッド・アーキタイプとなっている。
- 日本語名は落魄Nと底なしの落魄はどちらも「落魄」表記だが、英名ではDescend、(Fathomless)descentと微妙な表記の違いがあるため注意。
- 落魄(らくはく)とは、落ちぶれること、零落することを意味する。
- 英名のDescendは上記の意味以外にも単に「降下する」という意味もある。なお、対義語であるAscendは以前のイクサラン・ブロックにおいて昇殿を表すために使われていた。
ルール
パーマネント・カードの定義については当該項目を参照。
能力語としての落魄
- 誘発型能力の落魄Nはif節ルールの影響下にあるものが存在する(イクサラン:失われし洞窟では、誘発条件の直後に「あなたの墓地にN枚以上のパーマネント・カードがある場合」と表記されている)。これらは、誘発時だけでなく解決時にも条件をチェックし、墓地のパーマネント・カードの枚数が規定値以下ならば何も起こらない。
- 起動型能力の落魄Nはif節ルールの影響を受けないため、解決時に墓地のパーマネント・カードの枚数が指定枚数以下であっても問題なく解決される。
イベントとしての落魄
- 墓地に置かれたパーマネント・カードが後で他の領域に移動しても、落魄したというイベントが取り消されるわけではない。
- 安らかなる眠り/Rest in Peaceなどの置換効果で墓地に置くこと自体が置換される場合は、落魄したことにならない。
- トークンはカードではないため、それが墓地に置かれても落魄したことにはならない(CR:111.6)。
- 大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultなどとの混同に注意。あちらは「カード」という指定がないためトークンが墓地に置かれても機能する。
- あなたがコントロールしているが他のプレイヤーがオーナーであるパーマネントを墓地に置いた場合、落魄するのはあなたではなくオーナーである(直接オーナーの墓地に置かれるため、CR:400.3)。
- 「あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが落魄していた場合」という誘発条件を持つパーマネント・カードが存在する。これらはそのパーマネントが戦場に出る前に起こった落魄イベントも参照する。また、これらの能力はif節ルールが適用されるため、終了ステップ開始時よりも前(≒戦闘後メイン・フェイズの終了時)までに落魄していなければ能力が誘発しない。
開発秘話
作製の存在から、セット・デザインは墓地をリソースとする別のメカニズムをセットに追加することとなった。彼らは「地底にどれだけ深く潜ったか」というフレイバーに興奮しており、その点からもゲームが進むことで自然と増える墓地を参照することとなった。
当初は能力語・イベントともにパーマネントでないカードも参照できるようにしていたが、それではイベント型の落魄の達成が容易すぎたため、パーマネント・カードのみを参照することとなった。また、パーマネント・カードのみを参照するのは、イクサランの相克における昇殿(=戦場のパーマネントの数を参照する能力)と対にするためという意図もある[1]。