怪物化
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− | [[テーロス]]で初登場し、[[ニクスへの旅]]、[[統率者2015]]、[[コンスピラシー:王位争奪]]、[[モダンホライゾン]]、[[統率者2020]]、[[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]]、[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]]で再登場したメカニズム。[[テーロス/Theros]]の地を彷徨う[[ハイドラ]]や[[サイクロプス]]などの、文字通り怪物的な脅威を表した[[能力]]。 | + | [[テーロス]]で初登場し、[[ニクスへの旅]]、[[統率者2015]]、[[コンスピラシー:王位争奪]]、[[モダンホライゾン]]、[[統率者2020]]、[[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]]、[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]]、[[Unfinity]]で再登場したメカニズム。[[テーロス/Theros]]の地を彷徨う[[ハイドラ]]や[[サイクロプス]]などの、文字通り怪物的な脅威を表した[[能力]]。 |
− | * | + | *[[Unfinity]]では[[ステッカー]]の[[Jetpack Death Seltzer]]が怪物化する能力を与える。 |
===ルール=== | ===ルール=== |
2023年11月7日 (火) 11:41時点における版
怪物化(かいぶつか)/Monstrosityとは、キーワード処理の1つ。クリーチャーに+1/+1カウンターを置き、多くはさらなるボーナスも受ける。
Gluttonous Cyclops / 暴食するサイクロプス (5)(赤)
クリーチャー — サイクロプス(Cyclops)
クリーチャー — サイクロプス(Cyclops)
(5)(赤)(赤):怪物化3を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを3個置く。これは怪物的になる。)
5/4Polukranos, World Eater / 世界を喰らう者、ポルクラノス (2)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
(X)(X)(緑):怪物化Xを行う。(このクリーチャーが怪物的でないとき、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは怪物的になる。)
世界を喰らう者、ポルクラノスが怪物的になったとき、あなたの対戦相手がコントロールする、望む数のクリーチャーを対象とする。世界を喰らう者、ポルクラノスはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。それらの各クリーチャーは、それぞれのパワーに等しい点数のダメージを世界を喰らう者、ポルクラノスに与える。
定義
「怪物化Nを行う/Monstrosity N」とは、「このパーマネントが怪物的/monstrousでない場合、これの上に+1/+1カウンターをN個置き、それは怪物的になる。」ということを意味する。怪物的とは、他の能力によって参照されることが可能なパーマネントの状態を指す。
解説
テーロスで初登場し、ニクスへの旅、統率者2015、コンスピラシー:王位争奪、モダンホライゾン、統率者2020、フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ、統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ、Unfinityで再登場したメカニズム。テーロス/Therosの地を彷徨うハイドラやサイクロプスなどの、文字通り怪物的な脅威を表した能力。
- UnfinityではステッカーのJetpack Death Seltzerが怪物化する能力を与える。
ルール
- 怪物的になった後は、さらに怪物的になることはできない。怪物化を行う際、既にそのパーマネントが怪物的である場合には何も起こらない。
- 怪物的であることは単にそのパーマネントがそういう性質を持つだけであり、怪物的という能力を持つわけではない。パーマネントが一度怪物的になったら、それ以降は怪物的でなくなることはない。能力を失ったり、クリーチャーでなくなったり、+1/+1カウンターを取り除いたりしても、それは引き続き怪物的である。
- 怪物的であることはコピー可能な値ではない。
- パーマネントが怪物的になることで誘発する能力は、怪物化を行う能力の解決時にそのパーマネントが戦場にない場合、誘発しない。
- パーマネントが持つ能力が「怪物化Xを行う」ことを指示した場合、そのパーマネントが持つ他の能力も同じXの値を用いる。
- 世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterおよびハイドラの繁殖主/Hydra Broodmasterがこれに該当する。それらの誘発型能力ではXの値は定義されていないが、他の能力で指定した値を参照するという例外的な挙動を示す。
その他
- テーロスの次の神々の軍勢では怪物化の代わりに、同じく「怪物を+1/+1カウンターで表す」メカニズムである貢納が登場した。第3セットであるニクスへの旅でも新たな+1/+1関連のメカニズムを導入する計画になっていたが、結果的には再び怪物化が使われた。Mark Rosewaterは「怪物化には多大なデザイン空間が残されており、しかも非常に芳醇だった」「怪物化をブロック全体で使うべきだった」と振り返っている[1]。
- ラヴニカの献身では、怪物化をシンプルに調整した順応が登場した[2]。
- ゼンディカーの夜明けの展望デザインで収録メカニズムの候補に挙げられたが、最終的に採用されることは無かった[3]。
脚注
- ↑ State of Design 2014/デザイン演説2014(Making Magic -マジック開発秘話- 2014年8月18日 Mark Rosewater著/米村薫訳)
- ↑ Building Allegiances, Part 1/献身の作り方 その1(Making Magic 2019年1月2日 Mark Rosewater著)
- ↑ 『ゼンディカーの夜明け』展望デザイン提出文書(Making Magic 2020年9月28日)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.31 怪物化を行う/Monstrosity
- 701.31a 「怪物化Nを行う/Monstrosity N」とは、「このパーマネントが怪物的でないなら、これの上に+1/+1カウンターN個を置き、これは怪物的 になる。」を意味する。
- 701.31b 「怪物的/Monstrous」は、怪物化の処理その他の呪文や能力が参照できる目印として以外のルール上の意味を持たない記号である。パーマネントだけが、怪物的である、あるいは怪物的 になることができる。パーマネントが怪物的 になったら、それが戦場を離れるまでずっと怪物的である。怪物的は、能力でも、そのパーマネントのコピー可能な値でもない。
- 701.31c パーマネントの能力によってプレイヤーが「怪物化 Xを行う。」場合、そのパーマネントの持つ他の能力もXを参照することができる。それらの能力におけるXの値は、パーマネントが怪物的となった時点で定められたXの値と同じである。
- 701.31 怪物化を行う/Monstrosity
- 701 キーワード処理