卑劣漢の大鎌/Scythe of the Wretched

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[[サイズ]][[修整]]+[[魂の収集家/Soul Collector]]っぽい[[能力]]。2つ目の能力により、[[対戦相手]]はおいそれと[[チャンプブロック]]や相打ち覚悟の[[ブロック]]ができない。強力な能力なので[[装備]][[コスト]]は[[重い]]。
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[[サイズ]][[修整]]+[[魂の収集家/Soul Collector]]っぽい[[能力]]を持つ[[装備品]]。
  
2つ目の能力は[[コンボ]]にも向いている。たとえば、これ+[[トリスケリオン/Triskelion]][[アーティファクト]]または[[クリーチャー]][[墓地]]に置くことのできるカード([[落とし子の穴/Spawning Pit]]、[[電結の荒廃者/Arcbound Ravager]]等)、で[[無限ダメージ]]となる。このコンボのバリエーションとして、[[トリスケリオン/Triskelion]]を2体使用する方法もある。この場合、2体目を[[彫り込み鋼/Sculpting Steel]]とすることで、より安いコストでコンボを完成することができる。
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2つ目の能力により、[[対戦相手]]はおいそれと[[チャンプブロック]]や相打ち覚悟の[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]ができない。強力な能力なので[[装備]][[コスト]][[重い]]
  
*クリーチャーが墓地に行く時点でこれがダメージを与えたクリーチャーに装備されていなくては[[誘発]]しない。逆に、ダメージを与えた時点では装備されている必要は無い。
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2つ目の能力は[[コンボ]]にも向いている。たとえば、卑劣漢の大鎌+[[トリスケリオン/Triskelion]]+[[アーティファクト]]または[[クリーチャー]]を[[墓地]]に置くことのできる[[カード]]([[落とし子の穴/Spawning Pit]]、[[電結の荒廃者/Arcbound Ravager]]等)、で[[無限ダメージ]]となる。このコンボのバリエーションとして、トリスケリオンを2体(2体目は[[彫り込み鋼/Sculpting Steel]]でも可)使用する方法もある。
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*クリーチャーが墓地に行く時点で卑劣漢の大鎌がダメージを[[与える|与え]]たクリーチャーに装備されていなくては[[誘発]]しない。逆に、ダメージを与えた時点では装備されている必要は無い。
 
**これと[[クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman]]と組み合わせたパズル的な問題が考えられたことがある。内容は下記を参照。
 
**これと[[クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman]]と組み合わせたパズル的な問題が考えられたことがある。内容は下記を参照。
**なお、この内容は2004年のプロツアーサンディエゴにて実際に起こったことを分かりやすくしたものである。
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**なお、この内容は[[プロツアーサンディエゴ04]]にて実際に起こったことを分かりやすくしたものである。
*装備したクリーチャーがその[[ターン]]にダメージを与えていれば、他の手段で墓地送りにしても誘発する。
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*装備したクリーチャーがその[[ターン]]にダメージを与えていれば、他の手段で[[墓地送り]]にしても誘発する。
*条件を満たしたクリーチャーが複数同時に墓地に置かれても、そのそれぞれに対して誘発し、能力がその数だけ[[スタック]]に乗る。最終的にそれらすべてのクリーチャーが[[]]に戻り、そのうち1体が卑劣漢の大鎌を装備している状態になる。
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*条件を満たしたクリーチャーが複数同時に墓地に置かれても、そのそれぞれに対して誘発し、能力がその数だけ[[スタック]]に乗る。最終的にそれらすべてのクリーチャーが[[戦場]]に戻り、そのうち1体が卑劣漢の大鎌を装備している状態になる。
*製作初期では+2/+1だったそうな。それだとこれと[[トリスケリオン/Triskelion]]だけで無限ダメージ(1発飛ばす→自身に2発飛ばして自殺→また場に出る)なので+2/+2に。強くして弱くした好例。もちろん、[[魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal]]などを使えばコンボ可能。
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*製作初期では+2/+1の修整を与えていたが、これとトリスケリオンだけで無限ダメージ(1発飛ばす→自身に2発飛ばして自殺→また[[戦場に出る]])が可能となってしまうため、+2/+2の修整に変更された([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/too-good-make-it-better-2003-09-19 参考])。強くして弱くした好例。
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**[[魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal]]などを使えばコンボ可能。
  
 
==問題==
 
==問題==
*あなたは《卑劣漢の大鎌/Scythe of the Wretched》を装備した《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman》と、[[トークン]]ではなく[[飛行]]を持たない 1/1 [[クリーチャー]]を数体と、[[アーティファクト・土地]]を数枚[[コントロール]]している。
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*あなたは卑劣漢の大鎌を[[装備]]した[[クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman]]と、[[トークン]]ではなく[[飛行]]を持たない 1/1 [[クリーチャー]]を数体と、[[アーティファクト・土地]]を数枚[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している。
 
*[[対戦相手]]は、何もコントロールしていない。
 
*[[対戦相手]]は、何もコントロールしていない。
*そこで、アーティファクト・土地を生け贄に捧げて、《クラーク族のシャーマン》の[[起動型能力]]を[[起動]]すると何が起きるか?
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*そこで、アーティファクト・土地を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]て、クラーク族のシャーマンの[[起動型能力]]を[[起動]]すると何が起きるか?
  
 
===解答===
 
===解答===
#アーティファクト・土地を生け贄に捧げて、《クラーク族のシャーマン》の[[起動型能力]]を起動し、ダメージを与える効果がスタックに積まれる。
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#アーティファクト・土地を生け贄に捧げて、クラーク族のシャーマンの起動型能力を起動し、[[スタック]]に積む。
#スタックを解決。すべての飛行を持たないクリーチャーに1点のダメージが与えらる。
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#1を[[解決]]。すべての飛行を持たないクリーチャーに1点の[[ダメージ]]が与えらる。
#状況起因効果のチェックにより飛行を持たない 1/1 クリーチャーは[[破壊]]され[[墓地]]に置かれる。(《クラーク族のシャーマン》は、+2/+2修整を受けているため破壊されない。)
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#[[状況起因処理]]のチェックにより飛行を持たない 1/1 クリーチャーは[[破壊]]され[[墓地]]に置かれる(クラーク族のシャーマンは、+2/+2[[修整]]を受けているため破壊されない)。
#《卑劣漢の大鎌》の[[誘発型能力]]が、墓地に置かれたクリーチャーそれぞれに対して同時に誘発する。
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#卑劣漢の大鎌の[[誘発型能力]]が、墓地に置かれたクリーチャーそれぞれに対して同時に誘発する。
#複数[[スタック]]に積まれた《卑劣漢の大鎌》の誘発型能力を上から解決する。一番上を解決すると、 1/1 クリーチャーが場に戻り、《クラーク族のシャーマン》から《卑劣漢の大鎌》が外れ、装備される。
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#複数スタックに積まれた卑劣漢の大鎌の誘発型能力を上から解決する。一番上を解決すると、 1/1 クリーチャーが[[戦場]]に[[戻す|戻り]]、卑劣漢の大鎌がクラーク族のシャーマンから[[はずす|はずれ]]、そのクリーチャーに装備される。
#状況起因効果のチェックにより、1点のダメージを与えられている《クラーク族のシャーマン》は墓地に置かれる。このとき《卑劣漢の大鎌》の能力は'''誘発されない'''。これは、現在《卑劣漢の大鎌》を装備されているクリーチャーからダメージを与えられていないからである。
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#状況起因処理のチェックにより、1点のダメージを与えられているクラーク族のシャーマンは墓地に置かれる。このとき卑劣漢の大鎌の能力は'''誘発しない'''。これは、現在卑劣漢の大鎌を装備されているクリーチャーからダメージを与えられていないからである。
 
#スタックの残りを順次解決する。
 
#スタックの残りを順次解決する。
#最終的に、《クラーク族のシャーマン》以外のクリーチャーが、あなたがコントロールした状態で場に出る。また、7項で一番最後に解決されたクリーチャーに《卑劣漢の大鎌》が装備されることになる。
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#最終的に、クラーク族のシャーマン以外のクリーチャーが、あなたがコントロールした状態で戦場に出る。また、7項で最後に解決されたクリーチャーに卑劣漢の大鎌が装備されることになる。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]]

2023年8月3日 (木) 17:35時点における最新版


Scythe of the Wretched / 卑劣漢の大鎌 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
このターン、装備しているクリーチャーによってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。卑劣漢の大鎌をそのクリーチャーにつける。
装備(4)


サイズ修整魂の収集家/Soul Collectorっぽい能力を持つ装備品

2つ目の能力により、対戦相手はおいそれとチャンプブロックや相打ち覚悟のブロックができない。強力な能力なので装備コスト重い

2つ目の能力はコンボにも向いている。たとえば、卑劣漢の大鎌+トリスケリオン/Triskelionアーティファクトまたはクリーチャー墓地に置くことのできるカード落とし子の穴/Spawning Pit電結の荒廃者/Arcbound Ravager等)、で無限ダメージとなる。このコンボのバリエーションとして、トリスケリオンを2体(2体目は彫り込み鋼/Sculpting Steelでも可)使用する方法もある。

  • クリーチャーが墓地に行く時点で卑劣漢の大鎌がダメージを与えたクリーチャーに装備されていなくては誘発しない。逆に、ダメージを与えた時点では装備されている必要は無い。
  • 装備したクリーチャーがそのターンにダメージを与えていれば、他の手段で墓地送りにしても誘発する。
  • 条件を満たしたクリーチャーが複数同時に墓地に置かれても、そのそれぞれに対して誘発し、能力がその数だけスタックに乗る。最終的にそれらすべてのクリーチャーが戦場に戻り、そのうち1体が卑劣漢の大鎌を装備している状態になる。
  • 製作初期では+2/+1の修整を与えていたが、これとトリスケリオンだけで無限ダメージ(1発飛ばす→自身に2発飛ばして自殺→また戦場に出る)が可能となってしまうため、+2/+2の修整に変更された(参考)。強くして弱くした好例。

[編集] 問題

[編集] 解答

  1. アーティファクト・土地を生け贄に捧げて、クラーク族のシャーマンの起動型能力を起動し、スタックに積む。
  2. 1を解決。すべての飛行を持たないクリーチャーに1点のダメージが与えらる。
  3. 状況起因処理のチェックにより飛行を持たない 1/1 クリーチャーは破壊され墓地に置かれる(クラーク族のシャーマンは、+2/+2修整を受けているため破壊されない)。
  4. 卑劣漢の大鎌の誘発型能力が、墓地に置かれたクリーチャーそれぞれに対して同時に誘発する。
  5. 複数スタックに積まれた卑劣漢の大鎌の誘発型能力を上から解決する。一番上を解決すると、 1/1 クリーチャーが戦場戻り、卑劣漢の大鎌がクラーク族のシャーマンからはずれ、そのクリーチャーに装備される。
  6. 状況起因処理のチェックにより、1点のダメージを与えられているクラーク族のシャーマンは墓地に置かれる。このとき卑劣漢の大鎌の能力は誘発しない。これは、現在卑劣漢の大鎌を装備されているクリーチャーからダメージを与えられていないからである。
  7. スタックの残りを順次解決する。
  8. 最終的に、クラーク族のシャーマン以外のクリーチャーが、あなたがコントロールした状態で戦場に出る。また、7項で最後に解決されたクリーチャーに卑劣漢の大鎌が装備されることになる。

[編集] 参考

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