驚恐の目覚め/Startled Awake
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+ | この[[カード]]を使う場合、普通は次の手順を繰り返すことになるだろう。 | ||
+ | #[[手札]]から[[ソーサリー]]として[[唱える|唱えて]][[対戦相手]]の[[ライブラリー]]を[[削る]]。 | ||
+ | #[[墓地]]で[[起動型能力]]を[[起動]]し、[[クリーチャー]]として[[戦場に戻す]]。 | ||
+ | #クリーチャーとして[[攻撃]]し、対戦相手に[[戦闘ダメージ]]を[[与える|与えて]]手札に戻す。 | ||
+ | つまり役割としては繰り返し使える[[ライブラリー破壊]][[呪文]]である。[[マナ]]はかかるがその分一度に削れる枚数は多い。[[マナ・コスト]]と[[能力]]の[[起動コスト]]、合わせて9マナごとに13枚と考えると[[石臼/Millstone]]などと比べても効率はよい。 | ||
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+ | しかし手順が多いぶんだけ隙も多い。[[ループ]]がマナだけで完結せず、[[第2面]]の状態で[[攻撃]]して[[通し|通す]]必要があるため、確実性はないし挙動も遅い。[[潜伏]]は完全な[[回避能力]]ではないため機能しない場面も多く、[[トークン]]に道を阻まれることも珍しくないだろう。もたもたしているうちに[[追放]][[除去]]を食らえばループが途切れてしまうし、また[[第1面]]を何回も唱えることになるため[[打ち消す|打ち消し]]にも妨害されやすい。現実的に見れば、石臼などのほうが一度[[戦場に出す]]ことができれば安定して削れるため扱いやすいだろう。 | ||
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+ | [[リミテッド]]ではライブラリーが少ないため、うまく[[回収]]して2回使えれば[[勝利|勝てる]]。これ以外に[[ライブラリー破壊カード]]が何枚か[[ピック]]できていれば無理に回収を狙う必要もない。 | ||
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+ | *[[手札]]に[[引く]]だけでなく[[墓地に置く]]ことからでもループが始められるので、[[あなた|自分]]にライブラリー破壊を使って疑似的に[[サーチ]]する[[プレイング]]も覚えておきたい。 | ||
+ | *[[サボタージュ能力]]に頼らずに、何らかの方法で[[バウンス]]してしまうほうが確実かもしれない。 | ||
+ | **[[クリーチャー・タイプ]]は[[ナイトメア]]である。幽霊のような{{Gatherer|id=409832}}から[[スピリット]]と勘違いして[[霊体の羊飼い/Spectral Shepherd]]で[[戻す|戻し]]たりしないよう注意。 | ||
+ | *墓地から何度でも戦場に戻るほうを主眼に[[組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton]]のような使い方もできるが、さすがに[[重い|重すぎ]]か。 | ||
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+ | ==ルール== | ||
+ | *ソーサリー・カードが[[戦場に出る]]ことはない。({{CR|307.4}}) | ||
+ | **何らかの[[効果]]が絶え間ない悪夢を[[追放]]し、その後戦場に戻すように指示したなら、追放されたカードは[[表向き]]のまま追放[[領域]]に残る。その効果が、追放されたカードを[[変身]]させた状態で戦場に出すように指示したなら、追放されたカードは絶え間ない悪夢として戦場に戻る。 | ||
+ | **何らかの効果が絶え間ない悪夢を変身させるように指示したなら、その指示は無視する。({{CR|701.28d}}) | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/chasing-shadows-part-1-2016-03-14 Chasing Shadows Part1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016607/ 影を追う その1]([[Making Magic]] [[2016年]]3月14日 [[Mark Rosewater]]著) |
+ | *[[ライブラリー破壊カード]] | ||
+ | *[[墓地にある間に機能する能力を持つカード]] | ||
*[[カード個別評価:イニストラードを覆う影]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:イニストラードを覆う影]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター]] - [[神話レア]] |
2023年3月20日 (月) 00:31時点における最新版
このカードを使う場合、普通は次の手順を繰り返すことになるだろう。
つまり役割としては繰り返し使えるライブラリー破壊呪文である。マナはかかるがその分一度に削れる枚数は多い。マナ・コストと能力の起動コスト、合わせて9マナごとに13枚と考えると石臼/Millstoneなどと比べても効率はよい。
しかし手順が多いぶんだけ隙も多い。ループがマナだけで完結せず、第2面の状態で攻撃して通す必要があるため、確実性はないし挙動も遅い。潜伏は完全な回避能力ではないため機能しない場面も多く、トークンに道を阻まれることも珍しくないだろう。もたもたしているうちに追放除去を食らえばループが途切れてしまうし、また第1面を何回も唱えることになるため打ち消しにも妨害されやすい。現実的に見れば、石臼などのほうが一度戦場に出すことができれば安定して削れるため扱いやすいだろう。
リミテッドではライブラリーが少ないため、うまく回収して2回使えれば勝てる。これ以外にライブラリー破壊カードが何枚かピックできていれば無理に回収を狙う必要もない。
- 手札に引くだけでなく墓地に置くことからでもループが始められるので、自分にライブラリー破壊を使って疑似的にサーチするプレイングも覚えておきたい。
- サボタージュ能力に頼らずに、何らかの方法でバウンスしてしまうほうが確実かもしれない。
- クリーチャー・タイプはナイトメアである。幽霊のようなイラストからスピリットと勘違いして霊体の羊飼い/Spectral Shepherdで戻したりしないよう注意。
- 墓地から何度でも戦場に戻るほうを主眼に組み直しの骸骨/Reassembling Skeletonのような使い方もできるが、さすがに重すぎか。