Miss Demeanor

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随分ときつい[[ペナルティ能力]]がついている[[クリーチャー]]。個人差はあるだろうが、維持するのは困難だと思われる。特に相手が長考するタイプだと苦しい。
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意外ときつい[[ペナルティ能力]]がついている[[クリーチャー]]。[[対戦相手]]の[[プレイング]]を褒めたたえなければ維持できない。
  
[[イーカンドゥー・グリフィン/Ekundu Griffin]]や[[空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol]]と比較すると、このペナルティ能力は適正なのだろうか?
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「褒める」にルール上の厳密な定義はないため、極端に言えば適当に「いいね」とでも言っておけばそれでよい、といえなくもない。しかしここはやはり'''[[お上品なおば様]]'''という呼び名にふさわしく、優しい笑顔と美しい言葉とを用いて、相手のどのプレイがどのように素晴らしかったのかを具体的に褒めたたえなければならない、と解釈すべきだろう。たとえ対戦相手のプレイングが悪手ばかりであろうと、嫌味にならない程度にフォローして美点を見つけて褒めてあげるのが紳士淑女のマナーなのだ。
  
*{{Gatherer|id=9745}}を見ると[[天使]]のように見えるが、[[クリーチャー・タイプ]]は「'''お上品なおば様'''」と独特のものになっている。[[2007年9月サブタイプ変更]]に伴い[[銀枠]]専用クリーチャー・タイプがリストから除外される前は、[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の話題のネタとなっていた。
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実用性で言うと、まあまあ[[コスト・パフォーマンス]]は悪くなく、[[リミテッド]]などであれば十分に戦力になる。しかしこのペナルティ能力のせいで、「発言[[誘発]]」をとられかねないし、これに頭を使って肝心のプレイングがお粗末になる可能性もあるため、あまり長時間は使いたくない[[カード]]。同じく3/1で[[飛行]]と[[先制攻撃]]を持つ[[尖塔のロック鳥/Steeple Roc]]と比較して、このペナルティ能力が適正なのかは意見が分かれるところだろう。
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*{{Gatherer|id=9745}}を見ると[[天使]]のように見えるが、[[クリーチャー・タイプ]]'''[[お上品なおば様]]'''と独特のものになっている。[[2007年9月サブタイプ変更]]に伴い[[アン・ゲーム]]専用クリーチャー・タイプがリストから除外される前は、[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の話題のネタとなっていた。
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*印刷時は対戦相手の[[ターン]]中ずっと褒め続けないといけなかったが、[[2017年]]12月の[[オラクル]]更新により[[常在型能力]]から[[アップキープ]]毎の[[誘発型能力]]に変更され、1回だけ褒めればよく格段に維持がしやすくなった。
  
 
==フレイバー・テキスト==
 
==フレイバー・テキスト==
 
{{フレイバーテキスト|Even war can be civil.}}
 
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{{フレイバーテキスト|戦争時であっても礼儀正しく。}}
 
  
冗談の解説ほど無粋なものはないが、"civil war" は「内戦」の意(アメリカでは、固有名詞として、南北戦争を指すことも多い)。
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直訳すると、「戦争ですらもcivilになれる」。“civil”は「礼儀正しい」「市民の」などという意味であるため、「戦争ですらも礼儀正しくなれる(のだから、あなたも常に礼儀正しくなさい)」というような意味に読める。
  
"civil" には、互いに関係のあるいくつかの意味があるが、"civil war" の "civil" は「市民の」という意味。他に「礼儀正しい」という意味もある。
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実際、"civil war" という言葉がある。当然、礼儀正しい戦争という意味ではなく、市民同士の戦争すなわち「内戦」の意。アメリカでは、固有名詞として、[[Wikipedia:ja:南北戦争|南北戦争]]を指すことも多い。
  
つまり、「civil war なんてのがあるくらいなんだから」というようなニュアンスのジョークである。
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日本語仮訳はさすがにそこまでのジョークは再現しきれず、ニュアンスだけを取り出した訳を当てている。
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{{フレイバーテキスト|戦争時であっても礼儀正しく。}}
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[アンコモン]]

2022年12月23日 (金) 19:19時点における最新版


Miss Demeanor (3)(白)
クリーチャー — (Lady) (of) (Proper) (Etiquette)

飛行、先制攻撃
他のプレイヤーのアップキープの開始時に、あなたはそのプレイヤーのゲームプレイを褒めてもよい。そうしなかったなら、Miss Demeanorを生け贄に捧げる。

3/1

意外ときついペナルティ能力がついているクリーチャー対戦相手プレイングを褒めたたえなければ維持できない。

「褒める」にルール上の厳密な定義はないため、極端に言えば適当に「いいね」とでも言っておけばそれでよい、といえなくもない。しかしここはやはりお上品なおば様という呼び名にふさわしく、優しい笑顔と美しい言葉とを用いて、相手のどのプレイがどのように素晴らしかったのかを具体的に褒めたたえなければならない、と解釈すべきだろう。たとえ対戦相手のプレイングが悪手ばかりであろうと、嫌味にならない程度にフォローして美点を見つけて褒めてあげるのが紳士淑女のマナーなのだ。

実用性で言うと、まあまあコスト・パフォーマンスは悪くなく、リミテッドなどであれば十分に戦力になる。しかしこのペナルティ能力のせいで、「発言誘発」をとられかねないし、これに頭を使って肝心のプレイングがお粗末になる可能性もあるため、あまり長時間は使いたくないカード。同じく3/1で飛行先制攻撃を持つ尖塔のロック鳥/Steeple Rocと比較して、このペナルティ能力が適正なのかは意見が分かれるところだろう。

[編集] フレイバー・テキスト

Even war can be civil.

直訳すると、「戦争ですらもcivilになれる」。“civil”は「礼儀正しい」「市民の」などという意味であるため、「戦争ですらも礼儀正しくなれる(のだから、あなたも常に礼儀正しくなさい)」というような意味に読める。

実際、"civil war" という言葉がある。当然、礼儀正しい戦争という意味ではなく、市民同士の戦争すなわち「内戦」の意。アメリカでは、固有名詞として、南北戦争を指すことも多い。

日本語仮訳はさすがにそこまでのジョークは再現しきれず、ニュアンスだけを取り出した訳を当てている。

戦争時であっても礼儀正しく。

[編集] 参考

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