マジック URZA&MISHRA

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|著者=小野敏洋
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'''マジック URZA&MISHRA'''は、[[マジック:ザ・ギャザリング]]を題材にしたマンガ。[[小野敏洋]]著。[[コミックGOTTA]]にて2000年2月号より2000年8月号まで連載された。単行本は小学館ガッタコミックスより全1巻、2000年12月出版。
  
[[小野敏洋:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E6%95%8F%E6%B4%8B%2C%20%E5%B0%8F%E9%87%8E]]著、小学館ガッタコミックス。ISBN 4091580416, 2000年12月出版。
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日本漫画版[[兄弟戦争/Brothers' War]]。アメコミ版([[Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering]])、小説版([[The Brothers' War]])に続く、[[アンティキティー]]を題材にした3つ目の作品。英語でしか存在しなかった[[マジック]]の[[ペーパーバック小説|小説]]を日本語に、それも気軽に読める漫画という形にして紹介。日本のストーリーファンに与えた影響は大きい。
  
日本漫画版[[兄弟戦争]]
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本作は小説版を下敷きに作られているが、大小様々なアレンジ・差異が存在する。まず第一に、主役の兄弟[[ウルザ/Urza]][[ミシュラ/Mishra]]2人の髪の色や性格が、アメコミや小説とほぼ反対に設定されていることが挙げられる(ウルザが黒髪でミシュラが金髪の他、第1話での役割のいくつかが逆転している、など)。
アメコミ版([[Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering]])、小説版([[The Brothers' War]])に続く、[[アンティキティー]]を題材にした3つ目の作品。
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第二は、登場人物の年齢・外見が若くあるいは幼く描写されている点。特にその傾向は女性キャラクターに顕著(若い女性の[[トカシア/Tocasia]]、幼子のような[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]など)。
  
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第三に、[[アーティファクト]]や[[ファイレクシア/Phyrexia]]の機械生物の描写が大量生産の工業製品風であること。流線的なフォルムの外装で全体を覆われ、内部構造の露出はほとんどなく、デザインが画一的で、同型の機体・個体が多数登場している。アメリカ的なドロイド系メカではなく日本アニメ的なロボットといった感が強い。
  
本作は小説版を下敷きに作られているが、大小様々なアレンジ・差異が存在する。
 
まず第一に、主役の兄弟[[ウルザ/Urza]]と[[ミシュラ/Mishra]]2人の髪の色や性格が、アメコミや小説とほぼ反対に設定されていることが挙げられる(ウルザが黒髪でミシュラが金髪の他、第1話での役割が完全に逆転している、など)。
 
第二は、登場人物の年齢・外見が若くあるいは幼く描写されている点。特にその傾向は女性キャラクターに顕著(若い女性の[[トカシア/Tocasia]]、幼子のような[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]など)。
 
3つ目は、[[アーティファクト]]や[[ファイレクシア/Phyrexia]]の機械生物の描写が大量生産の工業製品風であること。流線的なフォルムの外装で全体を覆われ、内部構造の露出はほとんどなく、デザインが画一的で、同型の機体・個体が多数登場している。アメリカ的なドロイド系メカではなく日本アニメ的なロボットといった感が強い。
 
 
最後に、日本の少年誌的なお色気描写が盛り込まれているのも特徴である(トカシアの温泉入浴シーン、外套の下は裸の[[アシュノッド/Ashnod]]など)。
 
最後に、日本の少年誌的なお色気描写が盛り込まれているのも特徴である(トカシアの温泉入浴シーン、外套の下は裸の[[アシュノッド/Ashnod]]など)。
  
掲載紙の月刊GOTTAの休刊(あるいは廃刊)のあおりを受けたためか、物語はウルザの青年時代・クルーグ防衛戦の箇所で、打ち切られて終了している。
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物語はウルザの青年時代・クルーグ防衛戦を一区切りとして終了している。
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<!--    掲載紙の月刊GOTTAの休刊(あるいは廃刊)のあおりを受けたためか、-->
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<!--この作品の連載終了はGOTTA休刊の一年ほど前。-->
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*掲載紙の「コミックGOTTA」は[[月刊コロコロコミック]]の兄弟誌。(コロコロよりも上の年代を対象としていた。)
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==主な登場人物==
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*[[ウルザ/Urza]]
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**ご存知、この物語の主人公。髪の毛は黒色になっている。
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*[[ミシュラ/Mishra]]
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**ウルザの弟。この物語では[[パワーストーン/Powerstone]]の魔力や[[ファイレクシア/Phyrexia]]の狂気に取り憑かれたことが強調されている。
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*[[トカシア/Tocasia]]
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**ウルザとミシュラの保護者で、二人にとっては母親のような存在。小説とは異なり、スタイル抜群なお姉さん。パワーストーンを奪おうとしたミシュラとウルザの争いに巻き込まれ、次元の狭間に飲み込まれる。
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*[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]
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**[[ヨーティア/Yotia]]のお姫様。後のウルザの伴侶である。上述の通り、「かなり」あどけなく描かれている。物語の最後、ウルザとの間に[[ハービン/Harbin]]を授かる。単行本では母親になった姿が描かれたが、そこでは見違えるほど大人っぽくなっていた。
  
 
==参考==
 
==参考==

2022年9月1日 (木) 22:52時点における最新版

MAGIC URZA&MISHRA
著者 小野敏洋
出版 小学館
ISBN 4091580416

マジック URZA&MISHRAは、マジック:ザ・ギャザリングを題材にしたマンガ。小野敏洋著。コミックGOTTAにて2000年2月号より2000年8月号まで連載された。単行本は小学館ガッタコミックスより全1巻、2000年12月出版。

日本漫画版兄弟戦争/Brothers' War。アメコミ版(Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering)、小説版(The Brothers' War)に続く、アンティキティーを題材にした3つ目の作品。英語でしか存在しなかったマジック小説を日本語に、それも気軽に読める漫画という形にして紹介。日本のストーリーファンに与えた影響は大きい。

本作は小説版を下敷きに作られているが、大小様々なアレンジ・差異が存在する。まず第一に、主役の兄弟ウルザ/Urzaミシュラ/Mishra2人の髪の色や性格が、アメコミや小説とほぼ反対に設定されていることが挙げられる(ウルザが黒髪でミシュラが金髪の他、第1話での役割のいくつかが逆転している、など)。

第二は、登場人物の年齢・外見が若くあるいは幼く描写されている点。特にその傾向は女性キャラクターに顕著(若い女性のトカシア/Tocasia、幼子のようなカイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroogなど)。

第三に、アーティファクトファイレクシア/Phyrexiaの機械生物の描写が大量生産の工業製品風であること。流線的なフォルムの外装で全体を覆われ、内部構造の露出はほとんどなく、デザインが画一的で、同型の機体・個体が多数登場している。アメリカ的なドロイド系メカではなく日本アニメ的なロボットといった感が強い。

最後に、日本の少年誌的なお色気描写が盛り込まれているのも特徴である(トカシアの温泉入浴シーン、外套の下は裸のアシュノッド/Ashnodなど)。

物語はウルザの青年時代・クルーグ防衛戦を一区切りとして終了している。

  • 掲載紙の「コミックGOTTA」は月刊コロコロコミックの兄弟誌。(コロコロよりも上の年代を対象としていた。)

[編集] 主な登場人物

  • ウルザ/Urza
    • ご存知、この物語の主人公。髪の毛は黒色になっている。
  • トカシア/Tocasia
    • ウルザとミシュラの保護者で、二人にとっては母親のような存在。小説とは異なり、スタイル抜群なお姉さん。パワーストーンを奪おうとしたミシュラとウルザの争いに巻き込まれ、次元の狭間に飲み込まれる。

[編集] 参考

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