刻印/Brand

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(全プレイヤーに影響)
 
(7人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
 +
{{Otheruses|カード|[[能力語]]|刻印}}
 
{{#card:Brand}}
 
{{#card:Brand}}
  
相手に奪われている自分の[[パーマネント]]を全て取り返せる[[インスタント]]。『相手のモノを奪う』ことに長けている[[青]]の[[対抗色]]である[[赤]]らしい[[カード]]といえるだろう。[[ブランドオークション]]デッキの[[キーカード]]である。
+
[[対戦相手]]に奪われている[[あなた|自分]]の[[パーマネント]]を全て取り返せる[[インスタント]]。[[コントロール]]奪取に長けている[[青]]の[[対抗色]]である[[赤]]らしい[[カード]]といえるだろう。
  
もっとも、これが作られた直後では[[カスレア]]に分類されていたカード。相手に『こちらが[[オーナー]][[パーマネント]]』がなければ意味のない呪文で、普通はそれは『相手によってそのパーマネントが奪われている』という特殊かつ不利な状態。[[混沌の篭手/Gauntlets of Chaos]]のような、相手にパーマネントを渡すことがデメリットとなっているカードとの[[コンボ]]も不可能ではなかったが、1枚しか交換しないようなものでは(色は違うが)[[支配魔法/Control Magic]]で十分、と考えられた。その意味で、大量の交換が発生する[[泥棒の競り/Thieves' Auction]]が生まれたことで価値が見直されたカード、といえる。
+
対戦相手が「自分が[[オーナー]]であるパーマネント」をコントロールしている状況でなければ意味がない。1[[マナ]][[軽い|軽く]][[サイクリング]]によって無駄にならないとはいえ、限定的すぎて[[サイドボード]]に入れるのも躊躇われる。パーマネントを[[交換]]する手段と組み合わせることも考えられるが、[[混沌の篭手/Gauntlets of Chaos]]のように1つしか交換しないだけならば手間の方が大きい。そのため、登場時には[[カスレア]]に分類されていた。
  
*自分の[[呪文]]や[[能力]]で生み出した、[[対戦相手]][[コントロール]]下で場に出た[[トークン]]も自分のコントロール下に入れる事ができる({{CR|200.4a}})。そのため、[[冥府からの誕生/Infernal Genesis]]や[[禁忌の果樹園/Forbidden Orchard]]とは相性が良い。同様の理由で、[[ラヴニカ]]の[[狩り立てられたラマスー/Hunted Lammasu|狩り立てられたサイクル]]と非常に強い[[シナジー]]を持つ。
+
対戦相手にこちらがオーナーであるパーマネントを能動的に与える手段と組み合わせると強力。すべてのパーマネントを奪い返せるため、[[泥棒の競り/Thieves' Auction]]との[[コンボ]]で大量の[[カード・アドバンテージ]]を得られることを見出され、[[ブランドオークション]]の[[キーカード]]となり価値が見直された。
*ルール用語の[[刻印]]とは無関係。
+
 
 +
*[[基本セット2010]]の[[ルール]]変更によって、弱体化したカード。それ以前のルールでは、[[呪文]]や[[能力]][[戦場に出る|戦場に出た]][[トークン]]は'''その呪文/能力の[[コントローラー]]'''がオーナーだったため、例えば[[禁忌の果樹園/Forbidden Orchard]]や[[狩り立てられたラマスー/Hunted Lammasu|狩り立てられたサイクル]]などの対戦相手のコントロール下でトークンを生み出すカードとの[[コンボ]]が成立していた。⇒[[ハンテッド・ブランド]]
 +
**基本セット2010でのルール変更以後では、このようなトークンは、'''戦場に出た時点でのトークンのコントローラー'''がオーナーとなる。そのため、刻印を使用しても、上記のような方法で相手のコントロール下に出現したトークンを奪うことはできない。ある意味でカード本来の使い方がされるようになったといえる。
 +
==関連カード==
 +
パーマネントのコントロールを直接オーナーの元に戻すカード。[[追放]][[領域]]を介するものは[[一時的に追放するカード]]を参照。
 +
===全プレイヤーに影響===
 +
*[[子守り大トカゲ/Brooding Saurian]] - (2)(緑)(緑)の[[クリーチャー]]。各[[終了ステップ]]に[[誘発]]するが、[[トークン]]は対応外。([[コールドスナップ]])
 +
*[[家路/Homeward Path]] - [[土地]]。[[起動コスト]][[タップ・シンボル|(T)]]。([[統率者 (カードセット)|統率者]]
 +
*[[不和のトロスターニ/Trostani Discordant]] - (3)(白)(緑)の[[伝説のクリーチャー]]。あなたの終了ステップに誘発するが、クリーチャーにのみ対応。([[ラヴニカのギルド]])
 +
*[[君主今田の凋落/The Fall of Lord Konda]] - (2)(白)[[英雄譚]]のII章能力。([[神河:輝ける世界]])
 +
 
 +
===あなたがオーナーのものだけに影響===
 +
*[[グルールの魔除け/Gruul Charm]] - (赤)(緑)[[インスタント]]の[[モード]]の1つ。([[ギルド門侵犯]]
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2022年8月30日 (火) 02:31時点における最新版


Brand / 刻印 (赤)
インスタント

あなたがオーナーであるすべてのパーマネントのコントロールを得る。(この効果は永続する。)
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)


対戦相手に奪われている自分パーマネントを全て取り返せるインスタントコントロール奪取に長けている対抗色であるらしいカードといえるだろう。

対戦相手が「自分がオーナーであるパーマネント」をコントロールしている状況でなければ意味がない。1マナ軽くサイクリングによって無駄にならないとはいえ、限定的すぎてサイドボードに入れるのも躊躇われる。パーマネントを交換する手段と組み合わせることも考えられるが、混沌の篭手/Gauntlets of Chaosのように1つしか交換しないだけならば手間の方が大きい。そのため、登場時にはカスレアに分類されていた。

対戦相手にこちらがオーナーであるパーマネントを能動的に与える手段と組み合わせると強力。すべてのパーマネントを奪い返せるため、泥棒の競り/Thieves' Auctionとのコンボで大量のカード・アドバンテージを得られることを見出され、ブランドオークションキーカードとなり価値が見直された。

[編集] 関連カード

パーマネントのコントロールを直接オーナーの元に戻すカード。追放領域を介するものは一時的に追放するカードを参照。

[編集] 全プレイヤーに影響

[編集] あなたがオーナーのものだけに影響

[編集] 参考

MOBILE