オーナー
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(4人の利用者による、間の4版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''オーナー'''/''Owner''とは、[[オブジェクト]]の所有者である[[プレイヤー]]のこと。 | |
− | [[コントローラー]] | + | [[コントローラー]]とは別の概念である。[[ゲーム]]中、何らかの[[効果]]によって[[コントローラー]]は変更されうるが、オーナーが変更されることはない([[アンティ]]は例外)。 |
− | [[ゲーム]] | + | |
+ | {{#card:Unsummon}} | ||
+ | |||
+ | ==定義== | ||
;[[カード]]のオーナー | ;[[カード]]のオーナー | ||
:ゲーム開始時にそのカードを[[デッキ]]に入れていたプレイヤーのことである。 | :ゲーム開始時にそのカードを[[デッキ]]に入れていたプレイヤーのことである。 | ||
− | : | + | :ゲーム開始時点で[[統率]][[領域]]にあるカードについては、そのカードを統率領域に置いたプレイヤーをオーナーとする。 |
+ | :[[ゲームの外部]]からゲーム内に移動したカードについては、そのカードを加えたプレイヤーをオーナーとする。 | ||
+ | :ゲームの外部にあるカードについては、それがマジックのゲームに含まれるのならば上記の規定に従う。それが[[サイドボード]]にあるのならばそのカードをサイドボードに入れてゲームを始めたプレイヤーがオーナーである。それ以外の場合はそのカードの法律上の所有者がオーナーである。 | ||
;[[トークン]]のオーナー | ;[[トークン]]のオーナー | ||
− | : | + | :そのトークンを[[生成]]したプレイヤーである。 |
− | :*かつてはトークンを[[戦場]]に生み出した呪文や能力のコントローラーがトークンのオーナーを兼ねていたが、[[基本セット2010]] | + | :*かつてはトークンを[[戦場]]に生み出した呪文や能力のコントローラーがトークンのオーナーを兼ねていたが、[[基本セット2010]]でのルール変更により「そのトークンを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で[[戦場に出る|戦場に出した]]プレイヤー」に変更された。 |
+ | :*その後、[[基本セット2019]]でのルール変更により、現在の定義に変更された。 | ||
+ | ;カードの[[コピー]]のオーナー | ||
+ | :効果の中には、プレイヤーにカードのコピーを生成させ、それを[[唱える]]ことを許可するものがある。その場合、そのコピーのオーナーはそれを生成して唱える許可を受けたプレイヤーである({{CR|112.2a}})。 | ||
− | + | ==その他== | |
− | *ある[[オブジェクト]]のオーナーである権利を「所有権(ownership) | + | *ある[[オブジェクト]]のオーナーである権利を「所有権(ownership)」と言う。「オーナー」と「所有権」の関係は「コントローラー」と「コントロール」の関係と同じ、と考えれば分かりやすいかもしれない。 |
− | * | + | *「カードの実際の持ち主は誰か」という法律上の所有権は、[[アンティ]]を除いてゲーム・ルール上では考慮しない。 |
+ | **[[アンティ]]に関連するカードは、現在のトーナメントルールでは全て[[禁止カード]]になっている。 | ||
*あるオブジェクトが[[墓地]]、[[手札]]、[[ライブラリー]]に移動する場合、それはそのオーナーの[[領域]]へ移動する。 | *あるオブジェクトが[[墓地]]、[[手札]]、[[ライブラリー]]に移動する場合、それはそのオーナーの[[領域]]へ移動する。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[コントローラー]] | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
+ | |||
+ | {{#cr:108.3}} | ||
+ | __NOTOC__ |
2022年6月9日 (木) 19:55時点における最新版
オーナー/Ownerとは、オブジェクトの所有者であるプレイヤーのこと。
コントローラーとは別の概念である。ゲーム中、何らかの効果によってコントローラーは変更されうるが、オーナーが変更されることはない(アンティは例外)。
[編集] 定義
- カードのオーナー
- ゲーム開始時にそのカードをデッキに入れていたプレイヤーのことである。
- ゲーム開始時点で統率領域にあるカードについては、そのカードを統率領域に置いたプレイヤーをオーナーとする。
- ゲームの外部からゲーム内に移動したカードについては、そのカードを加えたプレイヤーをオーナーとする。
- ゲームの外部にあるカードについては、それがマジックのゲームに含まれるのならば上記の規定に従う。それがサイドボードにあるのならばそのカードをサイドボードに入れてゲームを始めたプレイヤーがオーナーである。それ以外の場合はそのカードの法律上の所有者がオーナーである。
- トークンのオーナー
- そのトークンを生成したプレイヤーである。
- カードのコピーのオーナー
- 効果の中には、プレイヤーにカードのコピーを生成させ、それを唱えることを許可するものがある。その場合、そのコピーのオーナーはそれを生成して唱える許可を受けたプレイヤーである(CR:112.2a)。
[編集] その他
- あるオブジェクトのオーナーである権利を「所有権(ownership)」と言う。「オーナー」と「所有権」の関係は「コントローラー」と「コントロール」の関係と同じ、と考えれば分かりやすいかもしれない。
- 「カードの実際の持ち主は誰か」という法律上の所有権は、アンティを除いてゲーム・ルール上では考慮しない。
- あるオブジェクトが墓地、手札、ライブラリーに移動する場合、それはそのオーナーの領域へ移動する。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 108 カード
- 108.3 カードのオーナーとは、そのカードをデッキに入れてゲームを始めたプレイヤーのことである。ゲーム中に外部から加えられたカードがあった場合、それのオーナーはそれをゲームに加えたプレイヤーである。ゲーム開始時点で統率領域にカードがある場合、それのオーナーはそれを統率領域に置いたプレイヤーである。法律上の所有権はアンティを除いてゲームのルール上は考慮しない(rule 407 参照)。
- 108.3a 「単一次元デッキ」選択ルールを用いたプレインチェイス戦においては、次元 コントローラーが次元デッキに含まれるカードすべてのオーナーであるとして扱う。rule 901.6 参照。
- 108.3b プレイヤーに、自分がオーナーであるカードをゲームの外部から選んでゲームに入れることを認める呪文や能力が存在する(rule 400.11b 参照)。外部にあるカードがマジックのゲームに関わることになる場合、そのオーナーは rule 108.3 の規定によって決定される。外部にあるカードがマジックのゲームのサイドボードである場合(rule 100.4 参照)、そのオーナーはそのカードをサイドボードに入れてゲームを始めたプレイヤーであるとする。それ以外の場合、外部にあるカードのオーナーは法律上の所有者である。
- 108.3 カードのオーナーとは、そのカードをデッキに入れてゲームを始めたプレイヤーのことである。ゲーム中に外部から加えられたカードがあった場合、それのオーナーはそれをゲームに加えたプレイヤーである。ゲーム開始時点で統率領域にカードがある場合、それのオーナーはそれを統率領域に置いたプレイヤーである。法律上の所有権はアンティを除いてゲームのルール上は考慮しない(rule 407 参照)。
- 108 カード