ウィザードの呪文書/Wizard's Spellbook
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− | [[墓地]]の[[インスタント]]か[[ソーサリー]]の[[コピー]]を[[唱える]]ことができる[[アーティファクト]]。20面[[サイコロ]]の出目が1-9なら通常通り、10-19なら1[[マナ]]で唱えることができ、20ならそれまで追放したすべての呪文を[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]ことができる。特筆すべきは'''[[対戦相手 | + | [[墓地]]の[[インスタント]]か[[ソーサリー]]の[[コピー]]を[[唱える]]ことができる[[アーティファクト]]。20面[[サイコロ]]の出目が1-9なら通常通り、10-19なら1[[マナ]]で唱えることができ、20ならそれまで追放したすべての呪文を[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]ことができる。特筆すべきは'''[[対戦相手]]の墓地も対象に取れる'''という点で、進行次第では膨大なレパートリーの中から好きな[[呪文]]を選んで唱える事が可能。[[マナ・コスト]]の[[重い|重さ]]に見合う強力な効果であり、サイコロの出目次第では破格の[[コスト]]で唱えられる。重量級の呪文を[[ルーター]]等で[[捨てる|捨てて]]おいてコストを踏み倒すという使い方も可能。 |
− | 弱点はやはりコストの重さ。普通にやっていると7マナまで到達しない[[ゲーム]]も多く、出した[[ターン]]に1~9の目を引いてしまうと身動きが取れなくなる事もある。[[起動]]が[[ソーサリー・タイミング]]に限定されているため、[[打ち消す|打ち消し]] | + | 弱点はやはりコストの重さ。普通にやっていると7マナまで到達しない[[ゲーム]]も多く、出した[[ターン]]に1~9の目を引いてしまうと身動きが取れなくなる事もある。[[起動]]が[[ソーサリー・タイミング]]に限定されているため、[[打ち消す|打ち消し]]呪文を使いまわせなかったり、対戦相手の動きに対応した呪文選択をしづらいのも悩みどころ。事前に[[宝物]][[トークン]]を確保しておき、出したターンに[[能力]]を使えるよう備えておくのも一つの手。 |
− | [[リミテッド]]では[[間に合わせの武器/Improvised Weaponry]]や[[不気味な報奨/Grim Bounty]] | + | [[リミテッド]]では[[間に合わせの武器/Improvised Weaponry]]や[[不気味な報奨/Grim Bounty]]などはこれを唱えるまでの時間稼ぎおよび[[マナ加速]]に使え、これを[[唱える|唱えた]]後は再利用できるので相性がよい。また、サイコロ・カードに共通して判定が通りやすくなる[[バーバリアン・クラス/Barbarian Class]]、[[ピクシーの案内人/Pixie Guide]]も好相性。 |
− | + | [[構築]]では[[精霊の傑作/Elemental Masterpiece]]、[[創造の発露/Creative Outburst]]、[[マグマ・オパス/Magma Opus]]など、手札から[[捨てる]]ことで宝物を[[生成]]する呪文群がこれを唱えるための[[マナ加速]]と墓地への仕込みを同時に行える。 | |
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+ | *対戦相手に使われた場合はうかつにインスタント・ソーサリーを墓地に置かないように気を付けたい。たとえ打ち消しのようなソーサリー・タイミングでは使いづらいものでも、20の出目を出すための試行回数を増やしてしまうことには変わりがないためである。 | ||
+ | *{{Gatherer|id=528673|日本語版カード}}には[[誤訳]]があり、20の出目が出た際の「You may cast '''any number''' of the copies ...」の部分が訳出されていない。「'''望む数の'''コピーを~唱えてもよい。」とするのが正しい。公式サイトから訂正が出されていないので注意。 | ||
*[[ルール]]に関しては[[解決中に呪文を唱える]]、[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]を参照。 | *[[ルール]]に関しては[[解決中に呪文を唱える]]、[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]を参照。 | ||
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==参考== | ==参考== |
2021年9月29日 (水) 16:29時点における版
アーティファクト
(T):墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それを追放する。1個のd20を振る。起動はソーサリーとしてのみ行う。
1-9|そのカードをコピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。
10-19|そのカードをコピーする。あなたはそのコピーを、マナ・コストを支払うのではなく(1)を支払って唱えてもよい。
20|ウィザードの呪文書によって追放されている各カードをそれぞれコピーする。あなたはそのコピーを、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
WHISPERに表示されている日本語訳には誤りがあります。出目20の「あなたはそのコピーを」は、「あなたは望む数のコピーを」と読み替えてください。
墓地のインスタントかソーサリーのコピーを唱えることができるアーティファクト。20面サイコロの出目が1-9なら通常通り、10-19なら1マナで唱えることができ、20ならそれまで追放したすべての呪文をマナ・コストを支払うことなく唱えることができる。特筆すべきは対戦相手の墓地も対象に取れるという点で、進行次第では膨大なレパートリーの中から好きな呪文を選んで唱える事が可能。マナ・コストの重さに見合う強力な効果であり、サイコロの出目次第では破格のコストで唱えられる。重量級の呪文をルーター等で捨てておいてコストを踏み倒すという使い方も可能。
弱点はやはりコストの重さ。普通にやっていると7マナまで到達しないゲームも多く、出したターンに1~9の目を引いてしまうと身動きが取れなくなる事もある。起動がソーサリー・タイミングに限定されているため、打ち消し呪文を使いまわせなかったり、対戦相手の動きに対応した呪文選択をしづらいのも悩みどころ。事前に宝物トークンを確保しておき、出したターンに能力を使えるよう備えておくのも一つの手。
リミテッドでは間に合わせの武器/Improvised Weaponryや不気味な報奨/Grim Bountyなどはこれを唱えるまでの時間稼ぎおよびマナ加速に使え、これを唱えた後は再利用できるので相性がよい。また、サイコロ・カードに共通して判定が通りやすくなるバーバリアン・クラス/Barbarian Class、ピクシーの案内人/Pixie Guideも好相性。
構築では精霊の傑作/Elemental Masterpiece、創造の発露/Creative Outburst、マグマ・オパス/Magma Opusなど、手札から捨てることで宝物を生成する呪文群がこれを唱えるためのマナ加速と墓地への仕込みを同時に行える。
- 対戦相手に使われた場合はうかつにインスタント・ソーサリーを墓地に置かないように気を付けたい。たとえ打ち消しのようなソーサリー・タイミングでは使いづらいものでも、20の出目を出すための試行回数を増やしてしまうことには変わりがないためである。
- 日本語版カードには誤訳があり、20の出目が出た際の「You may cast any number of the copies ...」の部分が訳出されていない。「望む数のコピーを~唱えてもよい。」とするのが正しい。公式サイトから訂正が出されていないので注意。
- ルールに関しては解決中に呪文を唱える、マナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。