シミックの隆盛/Simic Ascendancy
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 (→参考) |
|||
(5人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Simic Ascendancy}} | {{#card:Simic Ascendancy}} | ||
− | {{ | + | [[シミック連合/The Simic Combine]]の[[勝利条件]][[カード]]。[[あなた]]の[[クリーチャー]]の上に置かれる[[+1/+1カウンター]]に応じて成長していき、20個溜まれば[[勝利]]できる。 |
+ | |||
+ | 自身でも+1/+1カウンターを乗せることはできるが、これのみで勝利条件を満たそうとするのは流石に悠長過ぎる。[[順応]]、[[早駆けるトカゲ蛙/Galloping Lizrog]]、[[生体性改造/Biogenic Upgrade]]などの、大量に+1/+1カウンターを乗せられるカードも利用して[[カウンター (目印)|カウンター]]を増やしていきたい。シミックは[[ラヴニカ・ブロック]]、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]でも一貫して+1/+1カウンターを使うスタイルなので、シミック[[ファンデッキ]]でも運用しやすい。 | ||
+ | |||
+ | 根本的な問題としては、20個もの+1/+1カウンターを用意できるなら、そのまま[[戦闘]]させたほうが手っ取り早いという点であろう(→[[オーバーキル]])。勝ち手段が二段構えになるので容易に対処されないという利点こそあるが、[[スロット]]を[[打ち消す|打ち消し]]などのサポート手段に回したほうが堅実なのが実情である。後述のような何かしらの[[コンボ]]を組み込むなど、工夫がほしい。 | ||
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では永続的[[強化]]を繰り返し行える1つ目の[[能力]]だけで採用できる。 | ||
+ | |||
+ | *[[倍増の季節/Doubling Season]]があれば+1/+1カウンターを置く数が倍、それに[[誘発]]して置かれる成長カウンターの数も倍になり、勝利速度が4倍になる。 | ||
+ | *[[ラヴニカの献身]]の[[ドラフト・ウィークエンド]]で、[[発売記念プロモ]]として、新規[[絵|イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/ravnica-allegiance-promos-and-packaging-2018-12-17 Ravnica Allegiance Promos and Packaging]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0031594/ 『ラヴニカの献身』の各種プロモとパッケージ](Card Preview [[2018年]]12月17日)</ref>。 | ||
+ | *[[タルキール覇王譚]]の[[アブザンの隆盛/Abzan Ascendancy|隆盛/Ascendancy]][[サイクル]]と同じ命名法則の[[エンチャント]]であるため、サイクルの一部ではないかと誤解されることがある。これについて[[Mark Rosewater]]は、[[カード名]]に使われる単語は限りある資源であり、既出の単語を使うことを避ければ資源の枯渇を早めてしまうが、そうするだけの価値があった可能性もあると語っている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-odds-ends-ravnica-allegiance-2019-02-04 More Odds & Ends: Ravnica Allegiance]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031715/ さらなるこぼれ話:『ラヴニカの献身』]([[Making Magic]] [[2019年]]2月4日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | |||
+ | ==ルール== | ||
+ | *2番目の[[能力]]は、[[クリーチャー]]が+1/+1カウンターが置かれた状態で[[戦場に出る|戦場に出た]]ときにも[[誘発]]する({{CR|122.6}})。 | ||
+ | *[[カウンター (目印)|カウンター]]を移動させる効果は、一方の上からカウンターを取り除きもう一方の上に同じ数のカウンターを置くことなので、2番目の能力を誘発させる({{CR|122.5}})。 | ||
+ | *3番目の能力は[[if節ルール]]に従う。成長カウンターが20個以上置かれていなければ誘発せず、[[解決]]時にも20個以上置かれていなければ[[勝利]]できない。 | ||
+ | **誘発後、解決前にシミックの隆盛が[[戦場を離れる|戦場を離れた]]なら、[[戦場]]における[[最後の情報]]を用いてカウンターの個数を数える。 | ||
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[勝利条件#勝利条件カード一覧|勝利条件カード]] | *[[勝利条件#勝利条件カード一覧|勝利条件カード]] | ||
− | *[[シミック連合/The Simic Combine]] | + | *[[シミック連合/The Simic Combine]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
*[[カード個別評価:ラヴニカの献身]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ラヴニカの献身]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[レア]] |
2021年9月3日 (金) 20:06時点における最新版
Simic Ascendancy / シミックの隆盛 (緑)(青)
エンチャント
エンチャント
(1)(緑)(青):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび、その個数に等しい数の成長(growth)カウンターをシミックの隆盛の上に置く。
あなたのアップキープの開始時に、シミックの隆盛の上に成長カウンターが20個以上置かれている場合、あなたはこのゲームに勝利する。
シミック連合/The Simic Combineの勝利条件カード。あなたのクリーチャーの上に置かれる+1/+1カウンターに応じて成長していき、20個溜まれば勝利できる。
自身でも+1/+1カウンターを乗せることはできるが、これのみで勝利条件を満たそうとするのは流石に悠長過ぎる。順応、早駆けるトカゲ蛙/Galloping Lizrog、生体性改造/Biogenic Upgradeなどの、大量に+1/+1カウンターを乗せられるカードも利用してカウンターを増やしていきたい。シミックはラヴニカ・ブロック、ラヴニカへの回帰ブロックでも一貫して+1/+1カウンターを使うスタイルなので、シミックファンデッキでも運用しやすい。
根本的な問題としては、20個もの+1/+1カウンターを用意できるなら、そのまま戦闘させたほうが手っ取り早いという点であろう(→オーバーキル)。勝ち手段が二段構えになるので容易に対処されないという利点こそあるが、スロットを打ち消しなどのサポート手段に回したほうが堅実なのが実情である。後述のような何かしらのコンボを組み込むなど、工夫がほしい。
リミテッドでは永続的強化を繰り返し行える1つ目の能力だけで採用できる。
- 倍増の季節/Doubling Seasonがあれば+1/+1カウンターを置く数が倍、それに誘発して置かれる成長カウンターの数も倍になり、勝利速度が4倍になる。
- ラヴニカの献身のドラフト・ウィークエンドで、発売記念プロモとして、新規イラストのプロモーション・カードが配布された[1]。
- タルキール覇王譚の隆盛/Ascendancyサイクルと同じ命名法則のエンチャントであるため、サイクルの一部ではないかと誤解されることがある。これについてMark Rosewaterは、カード名に使われる単語は限りある資源であり、既出の単語を使うことを避ければ資源の枯渇を早めてしまうが、そうするだけの価値があった可能性もあると語っている[2]。
[編集] ルール
- 2番目の能力は、クリーチャーが+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出たときにも誘発する(CR:122.6)。
- カウンターを移動させる効果は、一方の上からカウンターを取り除きもう一方の上に同じ数のカウンターを置くことなので、2番目の能力を誘発させる(CR:122.5)。
- 3番目の能力はif節ルールに従う。成長カウンターが20個以上置かれていなければ誘発せず、解決時にも20個以上置かれていなければ勝利できない。
[編集] 脚注
- ↑ Ravnica Allegiance Promos and Packaging/『ラヴニカの献身』の各種プロモとパッケージ(Card Preview 2018年12月17日)
- ↑ More Odds & Ends: Ravnica Allegiance/さらなるこぼれ話:『ラヴニカの献身』(Making Magic 2019年2月4日 Mark Rosewater著)