微光地/Glimmerpost

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(17人の利用者による、間の24版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Glimmerpost}}
 
{{#card:Glimmerpost}}
  
[[雲上の座/Cloudpost]]に続く、2枚目の[[神座]]。こちらは[[CIP]]での[[ライフ]][[回復]]
+
[[雲上の座/Cloudpost]]に続く、2枚目の[[神座]]。こちらは神座の数だけ[[ETB]][[能力]]で[[ライフ]][[回復]]する。
  
複数[[マナ]]を出して[[重い|重量級]][[カード]]を使えるようにすると言う分かりやすい使い道のある先輩と比べて、ライフを得るだけなので見た目はかなり地味である。あくまでライフを得るだけなので、[[12post]]のような専用デッキを組むのも難しい。
+
[[無色マナ]]しか出ないものの、[[アンタップイン]]であるため[[テンポ]]を失わない利点がある。[[土地]]のスロットにも回復パーツを詰め込めるという利点を買われ、[[スタンダード]]では[[白単色デッキ|白単色]]タイプの[[ソウルシスターズ]]で採用された。[[緑白]]タイプでは[[多色土地]]である[[灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge]]に圧されてあまり採用されない。
  
しかし[[タップイン]]でないため、[[色マナ]]が出ないという点に目を瞑る事さえ出来れば[[テンポ]]を損なわずにライフを上積みする事が出来るし、何より場合によっては'''1枚だけでも意味がある'''と言う点が先輩よりも優れている。
+
雲上の座が使える[[フォーマット]]では、両者を使用した[[8post#パウパー|8post]]やさらに[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]と合わせた[[12post]]の[[マナ加速]]に貢献する。あまりの爆発力から[[モダン]]や[[パウパー]]では雲上の座が[[禁止カード]]に指定されてしまったが、[[レガシー]]では現役である。雲上の座らと併用するとライフ回復量も大きく上がるため、post系[[ランプ]][[デッキ]]において苦手である[[バーン]]や[[アグロ]]デッキに対する時間稼ぎに貢献する点も重要。
  
;[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]  
+
[[リミテッド]]では、いくら無色マナだけで使える[[アーティファクト]]が多い[[ミラディンの傷跡ブロック]]とはいえ、[[色マナ]]を不安定にしてまで採用するべき[[カード]]ではない。同ブロック特有の[[毒カウンター]]を勝ち手段にしたデッキ相手にはまったく無力であることも痛い。
:[[白青]]などの2色以上になると色マナがかなりきつくなるため、実質的に[[単色]]デッキに限られる事となるが、単色なら単純に土地を4枚差し替えるだけで、いつも通り土地を置いていくだけでライフを上積み出来る。
+
:その回復量は2枚引いても3点とあまりぱっとしないが、1点や2点の差が生死を分ける状況は必ずある。
+
;[[スーサイド]]系デッキ
+
:如何にスーサイドと言えど本当に自殺がしたい訳ではないので、支払うライフが足りるに越した事は無い。特に[[スーサイドブラウン]]では、たった1枚出すだけでも[[ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor]]で[[支払う|ペイ]]20ライフが可能になり、相手を一撃で倒せるようになる。このデッキは[[茶単]]であるが故に色マナが出なくても殆ど問題にならないという点でも相性が良い。
+
;[[ドネイト]]、[[ピットサイクル]]などへの対策
+
:これらのような20点ぴったり削るように設計されているデッキは、たった1点の回復でも致命傷になり得る。もちろん相手もそれを見越した対策をしてくる可能性はあるが、土地であるが故に(無色マナしか出ない土地を受け入れる余裕さえあれば)[[メインデッキ]]に4枚積んでも問題がないと言う点、デッキカラーを全く問わない点が強み。
+
  
過去に同様のCIP能力を持つ土地として[[ゼンディカー]][[隠れ家]][[サイクル]](や2点回復の[[カビーラの交差路/Kabira Crossroads]])が存在したが、こちらは[[タップイン]]と言うデメリットによりデッキの動きを阻害してしまうと言うデメリットを無視し切れなかったため、あまり採用される事は無かった。
+
*{{Gatherer|id=209043}}や[[フレイバー・テキスト]]を見るに、雲上の座/Cloudpostが[[空僻地/Glimmervoid]]に落ちてきたようだ。英語の[[カード名]]もこの2枚を合わせたものになっている。
しかし微光地のデメリットである「色マナが出ない」事はデッキ次第ではいくらでも無視できるため、デッキや環境によっては4枚搭載が標準となり得る。
+
 
 +
==関連カード==
 +
同種のETB能力を持つ土地については[[カビーラの交差路/Kabira Crossroads#亜種|カビーラの交差路/Kabira Crossroads]]を参照。
 +
 
 +
===神座の[[土地タイプ]]を持つカード===
 +
*[[雲上の座/Cloudpost]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] - [[コモン]]
+
*[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] / ミラディン陣営 - [[コモン]]

2021年2月19日 (金) 16:27時点における最新版


Glimmerpost / 微光地
土地 — 神座(Locus)

微光地が戦場に出たとき、あなたは戦場に出ている神座(Locus)1つにつき1点のライフを得る。
(T):(◇)を加える。


雲上の座/Cloudpostに続く、2枚目の神座。こちらは神座の数だけETB能力ライフ回復する。

無色マナしか出ないものの、アンタップインであるためテンポを失わない利点がある。土地のスロットにも回復パーツを詰め込めるという利点を買われ、スタンダードでは白単色タイプのソウルシスターズで採用された。緑白タイプでは多色土地である灰色革の隠れ家/Graypelt Refugeに圧されてあまり採用されない。

雲上の座が使えるフォーマットでは、両者を使用した8postやさらにヴェズーヴァ/Vesuvaと合わせた12postマナ加速に貢献する。あまりの爆発力からモダンパウパーでは雲上の座が禁止カードに指定されてしまったが、レガシーでは現役である。雲上の座らと併用するとライフ回復量も大きく上がるため、post系ランプデッキにおいて苦手であるバーンアグロデッキに対する時間稼ぎに貢献する点も重要。

リミテッドでは、いくら無色マナだけで使えるアーティファクトが多いミラディンの傷跡ブロックとはいえ、色マナを不安定にしてまで採用するべきカードではない。同ブロック特有の毒カウンターを勝ち手段にしたデッキ相手にはまったく無力であることも痛い。

[編集] 関連カード

同種のETB能力を持つ土地についてはカビーラの交差路/Kabira Crossroadsを参照。

[編集] 神座の土地タイプを持つカード

[編集] 参考

MOBILE