エンドカード

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
1行: 1行:
'''エンドカード'''''Game-Ender'')は[[勝利条件|勝利]]に繋がる[[カード]]の俗称である。
+
'''エンドカード'''(''Game-Ender'')とは、主に[[リミテッド]]において使われる用語で、一枚で勝負を決めうる強力な[[カード]](特に[[レア]]、[[神話レア]])のこと。[[2011年]]以降は'''ボム'''(''Bomb'')とも呼ばれるようになった。'''ボムレア'''、'''爆弾レア'''とも。
  
== 概要 ==
+
==概要==
[[フィニッシャー]]に近い意味を持つが、こちらは[[リミテッド]]でよく用いられる表現である。また、[[クリーチャー]]以外のフィニッシャーもエンドカードと呼ばれることが多い。
+
[[フィニッシャー]]に近い意味を持つが、こちらは基本的にリミテッドで用いられる表現である。また、[[クリーチャー]]以外のフィニッシャーもエンドカードと呼ばれることが多い。
  
[[リミテッド]][[カードパワー]][[レア]]に偏ったり、特定の[[強化]]系、[[全体除去]]の重要度が[[構築]]と比べて重くなるため、パフォーマンスのよい[[カード]]が総じてエンドカードと呼ばれる。
+
リミテッドの[[カードパワー]]はレアや神話レアに偏ったり、特定の[[強化]][[全体除去]]の重要度が[[構築]]と比べて重くなるため、[[コスト・パフォーマンス|パフォーマンス]]のよい[[カード]]が総じてエンドカード/ボムと呼ばれる。典型的には、[[マナレシオ]]の高い[[回避能力]]持ちクリーチャー、継続的に[[カード・アドバンテージ]]を稼げるカード、強力な[[装備品]]、[[全体除去]]、回避能力やそれに相当する能力付きの[[全体強化]]などが当てはまる。
  
[[リミテッド]]では主に[[陥穽/Ensnare]][[スカイシェイパー/Skyshaper]]などの、「次に総攻撃を行えば勝てる」という[[カード]]を指すことが多い。
+
これらの投入枚数はデッキの強さに直結する(特に特定の戦略に特化することが困難な[[シールド]]戦で顕著)ため、少し無理して[[]]を足してでも投入することがある([[タッチ]])。また、[[ドラフト]]後半では色が合わなくても同じテーブルの[[対戦相手]]にそれらを渡さないためだけに[[ピック]]する([[カット]])ことがある。
  
[[2011年]]以降、これらのカードのことを『'''ボム'''』(ないし『爆弾カード』)と呼ばれる場合もある。
+
*必ずしもエンドカード/ボムが[[構築]]で通用する[[カードパワー]]を持つとは限らない。特に、[[ETB]]能力や[[除去耐性]]を持たない[[ファッティ]]、時間をかけてアドバンテージを稼ぐ[[システムクリーチャー]]などは、構築ではすぐに[[除去]]されてお終いになりやすい。
 +
*逆に、構築で通用するレアカードがリミテッドではエンドカード/ボム扱いとも限らない。あるコンセプトに特化したデッキでこそ輝くカード、特定の[[デッキ]]への対策カード、強力だが1回限りの[[単体除去]]、[[多色土地]]などがこれに当たる。
 +
*[[トレーディングカードゲーム|TCG]]以外での用法としては、テレビ番組等において、放送の最後に映される一枚絵のことを指す。
  
== 参考 ==
+
==参考==
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/why-bomb-rares-exist-2016-06-10 Why Bomb Rares Exist]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017048/ なぜ爆弾レアは存在するのか]([[Latest Developments]] [[2016年]]6月10日 [[Sam Stoddard]]著)
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2021年2月19日 (金) 16:08時点における最新版

エンドカード(Game-Ender)とは、主にリミテッドにおいて使われる用語で、一枚で勝負を決めうる強力なカード(特にレア神話レア)のこと。2011年以降はボム(Bomb)とも呼ばれるようになった。ボムレア爆弾レアとも。

[編集] 概要

フィニッシャーに近い意味を持つが、こちらは基本的にリミテッドで用いられる表現である。また、クリーチャー以外のフィニッシャーもエンドカードと呼ばれることが多い。

リミテッドのカードパワーはレアや神話レアに偏ったり、特定の強化全体除去の重要度が構築と比べて重くなるため、パフォーマンスのよいカードが総じてエンドカード/ボムと呼ばれる。典型的には、マナレシオの高い回避能力持ちクリーチャー、継続的にカード・アドバンテージを稼げるカード、強力な装備品全体除去、回避能力やそれに相当する能力付きの全体強化などが当てはまる。

これらの投入枚数はデッキの強さに直結する(特に特定の戦略に特化することが困難なシールド戦で顕著)ため、少し無理してを足してでも投入することがある(タッチ)。また、ドラフト後半では色が合わなくても同じテーブルの対戦相手にそれらを渡さないためだけにピックする(カット)ことがある。

  • 必ずしもエンドカード/ボムが構築で通用するカードパワーを持つとは限らない。特に、ETB能力や除去耐性を持たないファッティ、時間をかけてアドバンテージを稼ぐシステムクリーチャーなどは、構築ではすぐに除去されてお終いになりやすい。
  • 逆に、構築で通用するレアカードがリミテッドではエンドカード/ボム扱いとも限らない。あるコンセプトに特化したデッキでこそ輝くカード、特定のデッキへの対策カード、強力だが1回限りの単体除去多色土地などがこれに当たる。
  • TCG以外での用法としては、テレビ番組等において、放送の最後に映される一枚絵のことを指す。

[編集] 参考

MOBILE