薬瓶親和
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''薬瓶親和'''(''Vial Affinity'')は、[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]の一種。[[電結親和]]のうち[[霊気の薬瓶/ | + | '''薬瓶親和'''(''Vial Affinity'')は、[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]の一種。[[電結親和]]のうち[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]を採用したタイプをこう呼ぶ。 |
==概要== | ==概要== | ||
{{#card:Arcbound Ravager}} | {{#card:Arcbound Ravager}} | ||
− | {{#card: | + | {{#card:Aether Vial}} |
− | 主に、[[ | + | 主に、[[青黒赤]]で組まれるが、[[エクステンデッド]]で[[Pierre Canali]]が使用したタイプには[[白]]も入っていた。 |
− | [[霊気の薬瓶/ | + | [[霊気の薬瓶/Aether Vial]]を最大限に活用するこのタイプは、[[クリーチャー]]を低[[マナ]]域に抑え、[[インスタント・タイミング]]でクリーチャーを[[戦場に出す]]ことにより、トリッキーな動きを可能とする。不要な霊気の薬瓶は[[電結の荒廃者/Arcbound Ravager]]が[[食べる]]。また、霊気の薬瓶によってある程度[[色事故]]も防ぐことができ、[[黒マナ]]がかけらも出ない状況でも[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]]を出すことができる。 |
まれに、[[サイドボード]]に[[ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman]]が採用されることも。 | まれに、[[サイドボード]]に[[ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman]]が採用されることも。 | ||
− | *もともとは[[ミラディン・ブロック構築]]で行われた[[プロツアー神戸04]]で[[Zvi Mowshowitz]]らチーム「[[ | + | *もともとは[[ミラディン・ブロック構築]]で行われた[[プロツアー神戸04]]で[[Zvi Mowshowitz]]らチーム「[[Your Move Games]]」の面々が開発したものである。ただ当時は[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]が健在であり、その対策カードとして[[減衰のマトリックス/Damping Matrix]]が蔓延していたため、それほどの活躍はあげることはできなかった。→[[#初期型|*1]] |
*[[スタンダード]]では2005年3月20日より霊気の薬瓶以外の[[キーカード]]がことごとく[[禁止カード]]に指定されたため、表舞台から勇退することとなった。また、[[エクステンデッド]]では2005月9月20日より霊気の薬瓶が禁止カードに指定されたため、現在ではこのタイプは[[エターナル]]でしか使用できない。 | *[[スタンダード]]では2005年3月20日より霊気の薬瓶以外の[[キーカード]]がことごとく[[禁止カード]]に指定されたため、表舞台から勇退することとなった。また、[[エクステンデッド]]では2005月9月20日より霊気の薬瓶が禁止カードに指定されたため、現在ではこのタイプは[[エターナル]]でしか使用できない。 | ||
17行: | 17行: | ||
===後期型=== | ===後期型=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリオーランド04]] | + | **[[グランプリオーランド04]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gporl04/welcome 参考]) |
**使用者:[[Osyp Lebedowicz]] | **使用者:[[Osyp Lebedowicz]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
29行: | 29行: | ||
===初期型=== | ===初期型=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアー神戸04]] | + | **[[プロツアー神戸04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/ptkob04ja/welcome 参考]) |
**使用者:[[Jelger Wiegersma]] | **使用者:[[Jelger Wiegersma]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
36行: | 36行: | ||
{{#MagicFactory:df300961}} | {{#MagicFactory:df300961}} | ||
− | *[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]][[禁止カード|禁止]]前のチーム「[[ | + | *[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]][[禁止カード|禁止]]前のチーム「[[Your Move Games]]」製作デッキ。 |
==エクステンデッド版== | ==エクステンデッド版== | ||
− | |||
*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーコロンバス04]] ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参照]) | **[[プロツアーコロンバス04]] ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参照]) | ||
**使用者:[[Pierre Canali]] | **使用者:[[Pierre Canali]] | ||
*フォーマット | *フォーマット | ||
− | **[[エクステンデッド]]([[第6版]] | + | **[[エクステンデッド]]([[第6版]]~[[第8版]]、[[テンペスト]]~[[神河物語]]) |
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) |
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | ||
|- | |- | ||
73行: | 72行: | ||
|4||[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]|||| | |4||[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]|||| | ||
|- | |- | ||
− | |4||[[霊気の薬瓶/ | + | |4||[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]|||| |
|- | |- | ||
|3||[[頭蓋囲い/Cranial Plating]]|||| | |3||[[頭蓋囲い/Cranial Plating]]|||| | ||
97行: | 96行: | ||
|} | |} | ||
− | *[[白]]を足して[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]を投入、厄介な呪文をシャットアウトする。[[霊気の薬瓶/ | + | *[[白]]を足して[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]を投入、厄介な呪文をシャットアウトする。[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]のおかげで翻弄する魔道士の強い[[色拘束]]も苦にならない。 |
==参考== | ==参考== | ||
103行: | 102行: | ||
**[[電結親和]] | **[[電結親和]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
+ | |||
+ | [[Category:アーティファクトデッキ|くすりひんしんわ]] | ||
+ | [[Category:ビートダウンデッキ|くすりひんしんわ]] | ||
+ | [[Category:ミラディン・ブロック構築デッキ|くすりひんしんわ]] | ||
+ | [[Category:ミラディン・ブロックを含むスタンダードデッキ|くすりひんしんわ]] | ||
+ | [[Category:テンペスト期のエクステンデッドデッキ|くすりひんしんわ]] |
2020年12月31日 (木) 03:52時点における最新版
薬瓶親和(Vial Affinity)は、親和デッキの一種。電結親和のうち霊気の薬瓶/Aether Vialを採用したタイプをこう呼ぶ。
目次 |
[編集] 概要
Arcbound Ravager / 電結の荒廃者 (2)
アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
アーティファクト1つを生け贄に捧げる:電結の荒廃者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
接合1(このクリーチャーは+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。これが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたはこれの+1/+1カウンターをすべてそれの上に置いてもよい。)
AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
主に、青黒赤で組まれるが、エクステンデッドでPierre Canaliが使用したタイプには白も入っていた。
霊気の薬瓶/Aether Vialを最大限に活用するこのタイプは、クリーチャーを低マナ域に抑え、インスタント・タイミングでクリーチャーを戦場に出すことにより、トリッキーな動きを可能とする。不要な霊気の薬瓶は電結の荒廃者/Arcbound Ravagerが食べる。また、霊気の薬瓶によってある程度色事故も防ぐことができ、黒マナがかけらも出ない状況でも大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultを出すことができる。
まれに、サイドボードにヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shamanが採用されることも。
- もともとはミラディン・ブロック構築で行われたプロツアー神戸04でZvi Mowshowitzらチーム「Your Move Games」の面々が開発したものである。ただ当時は頭蓋骨絞め/Skullclampが健在であり、その対策カードとして減衰のマトリックス/Damping Matrixが蔓延していたため、それほどの活躍はあげることはできなかった。→*1
- スタンダードでは2005年3月20日より霊気の薬瓶以外のキーカードがことごとく禁止カードに指定されたため、表舞台から勇退することとなった。また、エクステンデッドでは2005月9月20日より霊気の薬瓶が禁止カードに指定されたため、現在ではこのタイプはエターナルでしか使用できない。
[編集] ミラディン・ブロック構築版
[編集] 後期型
- 備考
- グランプリオーランド04 優勝 (参考)
- 使用者:Osyp Lebedowicz
- フォーマット
Affinity [1] | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
[編集] 初期型
- 備考
- プロツアー神戸04 ベスト4 (参考)
- 使用者:Jelger Wiegersma
- フォーマット
Vial Affinity [2] | |
---|---|
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp禁止前のチーム「Your Move Games」製作デッキ。
[編集] エクステンデッド版
- 備考
- プロツアーコロンバス04 (参照)
- 使用者:Pierre Canali
- フォーマット
- 白を足して翻弄する魔道士/Meddling Mageを投入、厄介な呪文をシャットアウトする。霊気の薬瓶/Aether Vialのおかげで翻弄する魔道士の強い色拘束も苦にならない。