ヴァドロックの神話/Mythos of Vadrok

提供：MTG Wiki

2020年11月26日 (木) 02:46時点における最新版

ラウグリン/Raugrinに伝わるヴァドロック/Vadrokの神話は割り振り火力ソーサリー。青赤白の3色で唱えたならダメージを与えたパーマネントに留置と同様の行動制限を課す。

赤単色の単なる割り振り火力として見てもコスト・パフォーマンスが高く、4マナ5点は単体火力としても最低限の評価は与えられる数字。倒しきれないパーマネントにも行動制限を撒いて時間を稼げることから、非常に臨機応変な対応ができるのが特徴。最大5体のクリーチャーのブロックを防げるため、エンドカードとしても使える。

しかし、同時期に同じマナ・コストで優秀な全体火力である嵐の怒り/Storm's Wrathが存在しており、広範囲除去としてはそちらが優先されやすい。登場時のスタンダードの青赤白デッキの代表格が踏み倒しデッキである創案の火なのも厳しい。

リミテッドでは文句なしの1枚。条件を満たせなくても十分すぎる性能であるし、満たせればなお便利。

• マナの支払いによって効果が変化する詳細は向上呪文#ルールを参照。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

イコリア：巨獣の棲処の神話サイクル。単色のソーサリーかインスタントで、唱えるために対抗色2つの色マナが支払われていたなら何らかのボーナスが得られる向上呪文。稀少度はレア。

• スナップダックスの神話/Mythos of Snapdax（白＋黒赤）
• イルーナの神話/Mythos of Illuna（青＋赤緑）
• ネスロイの神話/Mythos of Nethroi（黒＋緑白）
• ヴァドロックの神話/Mythos of Vadrok（赤＋白青）
• ブロコスの神話/Mythos of Brokkos（緑＋青黒）

ストーリー上は、いずれもイコリア/Ikoriaの頂点の怪物に関する伝説を描いたものである。イラストはすべてSeb McKinnonによる、先史時代を思わせる洞窟壁画調のデザインとなっている。

[編集] ストーリー

神話によれば、かつてヴァドロック/Vadrokが人間の聖域を灰と化したとき、その魔法の炎は都市を滅ぼしただけでなく、都市の存在自体を人々の記憶から消し去ってしまったのだという（イラスト）^[1]。

[編集] 脚注

1. ↑ Planeswalker's Guide to Ikoria/プレインズウォーカーのためのイコリア案内（Feature 2020年4月2日 Chris Mooney著）

[編集] 参考

• ヴァドロック/Vadrok（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：イコリア：巨獣の棲処 - レア