出来事 (デッキ)
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2020年11月1日 (日) 14:22時点における版
出来事(Adventures, Adventure)は、出来事を持つカード(当事者カード)を中心とするデッキの総称。英名からアドベンチャーとも呼ばれる。エルドレインの王権参入後のスタンダードに存在する。
目次 |
概要
Edgewall Innkeeper / エッジウォールの亭主 (緑)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
あなたが出来事(Adventure)を持つクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(出来事を経験している必要はない。)
1/1Lovestruck Beast / 恋煩いの野獣 (2)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)
Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)
あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。
5/5Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
キーカードはエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper。このカードの存在下で恋煩いの野獣/Lovestruck Beastなどの当事者カードを連打し、手札を補充しながら戦う。
デッキカラーは様々で、主に以下のようなバリエーションが存在する。
- 黒緑
- 黒緑のタイプ。ゴルガリ・アドベンチャー(Golgari Adventures)と呼ばれる。
- 穢れ沼の騎士/Foulmire Knight、残忍な騎士/Murderous Rider、真夜中の騎士団/Order of Midnightといった黒の当事者カードが用いられる。
- 登場当初は幸運のクローバー/Lucky Cloverまで採用した出来事シナジー重視型が模索されていたが、Piotr Głogowskiがマジック・プロリーグ19でグッドスタッフに寄せたタイプを使用し[1]ディビジョン優勝を果たしたことで、そちらが主流となった。その後は緑中心の環境に害悪な掌握/Noxious Graspが刺さることもあり、後述するティムール・アドベンチャーの隆盛まで出来事デッキの中心的存在となっていた。
- 亜種として、砕骨の巨人/Bonecrusher Giantなどのために赤をタッチした黒赤緑のジャンド・アドベンチャー(Jund Adventures)と呼ばれるタイプも存在する。
- 緑白
- 緑白のタイプ。セレズニア・アドベンチャー(Selesnya Adventures)と呼ばれる。
- フェアリーの導母/Faerie Guidemother、巨人落とし/Giant Killer、群れの番人/Shepherd of the Flockといった白の当事者カードが用いられる。前環境のセレズニア・トークンの流れを汲むデッキであり、敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodonや大集団の行進/March of the Multitudesなどの召集持ちも採用される。
- Reid Dukeがマジック・プロリーグ19で使用したことで[1]注目を集め、メタの一角となった。
- 赤緑
- 赤緑のタイプ。グルール・アドベンチャー(Gruul Adventures)と呼ばれる。
- リムロックの騎士/Rimrock Knightや砕骨の巨人といった赤の当事者カードが用いられる。エンバレスの宝剣/Embercleaveやドムリの待ち伏せ/Domri's Ambushなど、同環境のグルール・アグロと共通するパーツも多い。
- Javier Domínguezがミシックチャンピオンシップリッチモンド19の舞台に持ち込み、8勝2敗の好成績を収めたことで注目を集めた。
- 緑青赤
- 緑青赤のタイプ。ティムール・アドベンチャー(Temur Adventures)、ティムール・クローバー(Temur Clover)などと呼ばれる。
- 幸運のクローバーを設置して肥沃な足跡/Fertile Footstepsや踏みつけ/Stompを唱え、成就/Grantedで状況に応じたカードをシルバーバレットする。テーロス還魂記参入後にメタの一角となった。またゼンディカーの夜明け参入後には、白をタッチして創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを採用したオムナス・アドベンチャー(Omnath Adventures)と呼ばれる亜種も登場した。
- 詳細はティムール・アドベンチャーおよびオムナス・アドベンチャーを参照。
エルドレインの王権参入からしばらくはゴロス・ランプや食物デッキに次ぐ2番手~3番手の地位にあった。死者の原野/Field of the Dead、王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsが立て続けに禁止カードに指定されたことでライバルは衰退したものの、このデッキ自身もむかしむかし/Once Upon a Timeと夏の帳/Veil of Summerが禁止されたことで弱体化した。ゼンディカーの夜明け参入時にオムナス・アドベンチャーが環境を支配してからは創造の座、オムナスだけではなく幸運のクローバーまでもが禁止されたが、その後も引き続き環境の一角を占めている。
サンプルリスト
黒緑
- 備考
- ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Eli Kassis
- フォーマット
- 黒緑のリスト。虐殺少女/Massacre Girlや戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde Generalがメインデッキから厚めに取られているなど、長期戦を見据えた構成。
黒赤緑
Jund Adventure [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒赤緑のリスト。各種騎士との部族シナジーを持つ恋に落ちた剣士/Smitten Swordmasterが採用されている。
緑白
- 備考
- ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Andrew Cuneo
- フォーマット
Selesnya Adventure [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑白のリスト。群れの番人/Shepherd of the Flockが4枚積みされているのが特徴的。
赤緑
初期型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 第37位、スタンダード部門8勝2敗(参考/参考)
- 使用者:Javier Domínguez
- フォーマット
Gruul Adventure [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤緑のリスト。
- 使用者のJavier Domínguezはグルール・アグロで3週間前のミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋を優勝しており、その変形版とも言える。
ゼンディカーの夜明け後
- 備考
- 2020年シーズン・グランドファイナル 第5位(参考/参考)
- 使用者:Autumn Burchett
- フォーマット
Gruul Adventures [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止の後のリスト。
- 当事者カードをメインデッキでは8枚にまで抑え、上陸クリーチャー+フェッチランドや石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent+水晶壊し/Gemrazerといったギミックを搭載している。
- Emma Handyも75枚同一のリストで第8位の成果を上げている。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 Eldraine Split Sapphire Division Decklists(Competitive Gaming 2019年9月30日)
参考
カテゴリ: 赤緑デッキ | 緑白デッキ | 黒緑デッキ | 黒赤緑デッキ | ビート・コントロールデッキ | 赤緑ビート・コントロールデッキ | 緑白ビート・コントロールデッキ | 黒緑ビート・コントロールデッキ | 黒赤緑ビート・コントロールデッキ | ラヴニカのギルドを含むスタンダードデッキ | ラヴニカの献身を含むスタンダードデッキ | 灯争大戦を含むスタンダードデッキ | 基本セット2020を含むスタンダードデッキ | エルドレインの王権を含むスタンダードデッキ | テーロス還魂記を含むスタンダードデッキ | イコリア:巨獣の棲処を含むスタンダードデッキ | 基本セット2021を含むスタンダードデッキ | ゼンディカーの夜明けを含むスタンダードデッキ