Princess Twilight Sparkle
提供:MTG Wiki
2行: | 2行: | ||
|カード名=Princess Twilight Sparkle | |カード名=Princess Twilight Sparkle | ||
|コスト= (白)(青) | |コスト= (白)(青) | ||
− | |タイプ=伝説のクリーチャー | + | |タイプ=伝説のクリーチャー — アリコーン(Alicorn) |
− | |カードテキスト=飛行<br> | + | |カードテキスト=飛行<br>あなたがコントロールしている他のアリコーン(Alicorn)と馬(Horse)とペガサス(Pegasus)とポニー(Pony)とユニコーン(Unicorn)は+1/+1の修整を受ける。<br>(白)(青)(黒)(赤)(緑):あなたが《Applejack》と《Fluttershy》と《Pinkie Pie》と《Rainbow Dash》と《Rarity》をコントロールしている場合、すべてのポニーはこのゲームに勝利する。 |
− | + | |PT=2/2 | |
− | |アーティスト=Jennifer Meyer | + | |アーティスト=Jennifer L. Meyer |
|背景=legal}} | |背景=legal}} | ||
− | + | 「[[Wikipedia:ja:マイリトルポニー|マイリトルポニー]]」に登場するキャラクター、'''トワイライト・スパークル'''/''Twilight Sparkle''が、[[銀枠]]コラボレーション・セット「[[Ponies: The Galloping]]」でカード化。[[飛行]]、[[ロード (俗称)|ロード]][[能力]]、[[勝利条件|特殊勝利]]の[[起動型能力]]を持つ[[伝説の]][[アリコーン]]。 | |
− | + | [[常在型能力]]は、[[ポニー]]系[[クリーチャー]]全般のロード能力。[[アリコーン]]、[[馬]]、[[ペガサス]]、[[ポニー]]、[[ユニコーン]]と、5つものクリーチャー・タイプに対応したロード能力というのは他に類を見ない幅広さであり、「友情のプリンセス」の肩書きに相応しい能力である。本体も2マナ2/2飛行と[[アタッカー]]として活躍できる性能を持つため、ポニーを中心とした[[アグロ]]寄りの[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]を組むなら外せない一枚となるだろう。 | |
+ | |||
+ | 起動型能力は、マイリトルポニーの主要キャラクター6頭を揃えることによって、全[[プレイヤー]]が[[勝利]]するというもの([[#ルール]]も参照)。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[総合ルール|ルール]]的には単なる[[引き分け]]だが、[[Proposal]]のような大団円的な勝利をもたらしてくれる希少な能力。この能力による勝利は、どのプレイヤーにとっても価値のある[[ゲーム]]の終わり方となるだろう。大きな問題は、このカードの登場時点で[[Rarity]]を除く4頭のポニーは未登場であるという点。これによる勝利は、残りのポニーの登場を待たなければならない。……しかし、幸運にもこれは銀枠カードであり、別の銀枠カードを利用することで現在でも達成することが可能。そのカードは、他でもない「'''[[_____|_____]]'''」。このカードの登場に合わせ、_____は未登場のカード名を指定できるようになったため、4枚の_____を用意すれば条件を満たすことができる。 | ||
+ | |||
+ | *[[ポニー]]はこのカードの登場によって銀枠的復活を遂げた[[クリーチャー・タイプ]]であるが、このクリーチャー・タイプを持つカードはこれの登場時点では1枚も存在しない。 | ||
+ | *[[カード名]]にPrincessの名を冠するが、[[貴族]]のクリーチャー・タイプは持っていない。同時収録の[[Nightmare Moon|Princess Luna]]も同様である。これは、貴族の復活した[[エルドレインの王権]]よりも前にデザインされたためであり、[[エラッタ]]等は未定であるとのこと<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188135964338/why-did-the-twp-mlp-princesses-miss-out-on-being Why did the twp MLP princesses miss out on being...]([[Blogatog]] [[2019年]]10月4日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | |||
+ | ==ルール== | ||
+ | *[[ルール文章]]に各色の[[マナ・シンボル]]を含むため、[[統率者戦]]におけるこのカードの[[固有色]]は[[白青黒赤緑]]である。 | ||
+ | ;起動型能力 | ||
+ | *「Applejack」「Fluttershy」「Pinkie Pie」「Rainbow Dash」「[[Rarity]]」は[[カード名]]である。 | ||
+ | **[[黒枠]]の[[テンプレート]]に則ると、このルール文章の書き方では[[サブタイプ]]のように読めてしまう(詳細は[[カード名]]の項を参照)が、「[[銀枠|アン]]・ルール・マネージャー」たる[[Mark Rosewater]]に寄せられた質問の回答を見るに、これらはカード名として参照されるようだ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188126794128/so-i-suppose-well-have-to-dust-off-our-s So I suppose we'll have to dust off our...]([[Blogatog]] [[2019年]]10月4日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。Ponies: The Gallopingは[[マジック:ザ・ギャザリング]]とはややルールが異なるのかもしれない。 | ||
+ | **[[Rarity]]を除き未登場だが、それぞれが[[伝説のクリーチャー]]であることが示唆されており、[[スパイ道具/Spy Kit]]では条件を満たさない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188135793478/does-spy-kit-give-the-names-of-cards-in-rules Does Spy Kit give the names of cards in rules...](Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
+ | *ルール文章の原文は「... '''everypony''' wins the game.」という表記である。''everypony''は作中における言い回しで、我々の世界での''everybody''に相当する語である。ここではマジックの日本語版の翻訳テンプレートに則り、逐語訳的に「すべてのポニー」と訳したが、語句の用法を鑑みると、[[ゲーム]]においては「すべての[[プレイヤー]]」と解釈するのが適切である。 | ||
+ | **厳密に解釈すると、ポニーのプレイヤーだけが[[勝利]]し、[[人間|ポニーでないプレイヤー]]は勝利できないことになるが、製品や題材のコンセプトを考えるとそれは野暮であろう。 | ||
+ | **常在型能力で言及されている「クリーチャー・タイプの[[ポニー]]」も該当するのかもしれない。クリーチャー・タイプのポニーを持つカードは存在していないが、[[R&D's Secret Lair]]+[[Dwarven Pony]]、あるいは[[奸謀/Conspiracy]]などを用いることで「[[パーマネント]]や[[呪文]]が勝利する」という奇妙な状況を作り出すことができる。 | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | '''トワイライト・スパークル'''/''Twilight Sparkle''は、玩具を主体としたメディアミックス作品「[[Wikipedia:ja:マイリトルポニー|マイリトルポニー]]」に登場するキャラクター。作品によって同名のキャラクターが登場するが、カード化されているのは[[2010年]]に始まったテレビアニメシリーズである「[[Wikipedia:ja:マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜|'''マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜]]」のトワイライトである。 | ||
+ | |||
+ | 同作の主要キャラクター6頭のうちの1頭で、主人公。[[アリコーン]](元[[ユニコーン]])の女性。勤勉で読書家な優等生で、魔法に造詣が深い。[[Rarity|ラリティ/Rarity]]ら5頭の[[ポニー]]と共に友情の大切さを学び、[[Nightmare Moon|ナイトメアムーン/Nightmare Moon]]を打ち倒した。また、ある偉業を成し遂げたことでアリコーンとなり、魔法と友情のプリンセスとなった。 | ||
+ | |||
+ | *キューティーマーク(各ポニーの才能や個性を示す固有のマーク)が[[透かし]]として印刷されているほか、[[カード名]]の[[枠#ボックス|ボックス]]上部にあしらわれている。また、[[新枠|ピンライン]]の色は通常の[[白青]]のグラデーションではなく毛色と同じ色味の紫となっている。 | ||
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references/> | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/magic-extra-life-2019-10-03 Magic Extra Life 2019] | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/magic-extra-life-2019-10-03 Magic Extra Life 2019](News [[2019年]]10月3日 [[WotC]]著) |
− | *[[カード個別評価:プロモーショナル・カード、特殊カード | + | *[[勝利条件|勝利条件カード]] |
+ | *[[カード個別評価:プロモーショナル・カード、特殊カード]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2019年10月5日 (土) 22:55時点における版
*
Princess Twilight Sparkle (白)(青)伝説のクリーチャー — アリコーン(Alicorn)
飛行
あなたがコントロールしている他のアリコーン(Alicorn)と馬(Horse)とペガサス(Pegasus)とポニー(Pony)とユニコーン(Unicorn)は+1/+1の修整を受ける。
(白)(青)(黒)(赤)(緑):あなたが《Applejack》と《Fluttershy》と《Pinkie Pie》と《Rainbow Dash》と《Rarity》をコントロールしている場合、すべてのポニーはこのゲームに勝利する。
アーティスト:Jennifer L. Meyer
「マイリトルポニー」に登場するキャラクター、トワイライト・スパークル/Twilight Sparkleが、銀枠コラボレーション・セット「Ponies: The Galloping」でカード化。飛行、ロード能力、特殊勝利の起動型能力を持つ伝説のアリコーン。
常在型能力は、ポニー系クリーチャー全般のロード能力。アリコーン、馬、ペガサス、ポニー、ユニコーンと、5つものクリーチャー・タイプに対応したロード能力というのは他に類を見ない幅広さであり、「友情のプリンセス」の肩書きに相応しい能力である。本体も2マナ2/2飛行とアタッカーとして活躍できる性能を持つため、ポニーを中心としたアグロ寄りの部族デッキを組むなら外せない一枚となるだろう。
起動型能力は、マイリトルポニーの主要キャラクター6頭を揃えることによって、全プレイヤーが勝利するというもの(#ルールも参照)。マジックのルール的には単なる引き分けだが、Proposalのような大団円的な勝利をもたらしてくれる希少な能力。この能力による勝利は、どのプレイヤーにとっても価値のあるゲームの終わり方となるだろう。大きな問題は、このカードの登場時点でRarityを除く4頭のポニーは未登場であるという点。これによる勝利は、残りのポニーの登場を待たなければならない。……しかし、幸運にもこれは銀枠カードであり、別の銀枠カードを利用することで現在でも達成することが可能。そのカードは、他でもない「_____」。このカードの登場に合わせ、_____は未登場のカード名を指定できるようになったため、4枚の_____を用意すれば条件を満たすことができる。
- ポニーはこのカードの登場によって銀枠的復活を遂げたクリーチャー・タイプであるが、このクリーチャー・タイプを持つカードはこれの登場時点では1枚も存在しない。
- カード名にPrincessの名を冠するが、貴族のクリーチャー・タイプは持っていない。同時収録のPrincess Lunaも同様である。これは、貴族の復活したエルドレインの王権よりも前にデザインされたためであり、エラッタ等は未定であるとのこと[1]。
ルール
- 起動型能力
- 「Applejack」「Fluttershy」「Pinkie Pie」「Rainbow Dash」「Rarity」はカード名である。
- 黒枠のテンプレートに則ると、このルール文章の書き方ではサブタイプのように読めてしまう(詳細はカード名の項を参照)が、「アン・ルール・マネージャー」たるMark Rosewaterに寄せられた質問の回答を見るに、これらはカード名として参照されるようだ[2]。Ponies: The Gallopingはマジック:ザ・ギャザリングとはややルールが異なるのかもしれない。
- Rarityを除き未登場だが、それぞれが伝説のクリーチャーであることが示唆されており、スパイ道具/Spy Kitでは条件を満たさない[3]。
- ルール文章の原文は「... everypony wins the game.」という表記である。everyponyは作中における言い回しで、我々の世界でのeverybodyに相当する語である。ここではマジックの日本語版の翻訳テンプレートに則り、逐語訳的に「すべてのポニー」と訳したが、語句の用法を鑑みると、ゲームにおいては「すべてのプレイヤー」と解釈するのが適切である。
- 厳密に解釈すると、ポニーのプレイヤーだけが勝利し、ポニーでないプレイヤーは勝利できないことになるが、製品や題材のコンセプトを考えるとそれは野暮であろう。
- 常在型能力で言及されている「クリーチャー・タイプのポニー」も該当するのかもしれない。クリーチャー・タイプのポニーを持つカードは存在していないが、R&D's Secret Lair+Dwarven Pony、あるいは奸謀/Conspiracyなどを用いることで「パーマネントや呪文が勝利する」という奇妙な状況を作り出すことができる。
ストーリー
トワイライト・スパークル/Twilight Sparkleは、玩具を主体としたメディアミックス作品「マイリトルポニー」に登場するキャラクター。作品によって同名のキャラクターが登場するが、カード化されているのは2010年に始まったテレビアニメシリーズである「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」のトワイライトである。
同作の主要キャラクター6頭のうちの1頭で、主人公。アリコーン(元ユニコーン)の女性。勤勉で読書家な優等生で、魔法に造詣が深い。ラリティ/Rarityら5頭のポニーと共に友情の大切さを学び、ナイトメアムーン/Nightmare Moonを打ち倒した。また、ある偉業を成し遂げたことでアリコーンとなり、魔法と友情のプリンセスとなった。
- キューティーマーク(各ポニーの才能や個性を示す固有のマーク)が透かしとして印刷されているほか、カード名のボックス上部にあしらわれている。また、ピンラインの色は通常の白青のグラデーションではなく毛色と同じ色味の紫となっている。
脚注
- ↑ Why did the twp MLP princesses miss out on being...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ So I suppose we'll have to dust off our...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ Does Spy Kit give the names of cards in rules...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
参考
- Magic Extra Life 2019(News 2019年10月3日 WotC著)
- 勝利条件カード
- カード個別評価:プロモーショナル・カード、特殊カード