予示
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2019年7月17日 (水) 19:11時点における版
予示(よじ)/Manifestとは、運命再編で初登場し、統率者2018とモダンホライゾンで再登場したキーワード処理。
Sultai Emissary / スゥルタイの使者 (1)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 戦士(Warrior)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 戦士(Warrior)
スゥルタイの使者が死亡したとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを予示する。(それを裏向きの状態で2/2クリーチャーとして戦場に出す。それがクリーチャー・カードであるなら、そのマナ・コストでいつでも表向きにしてよい。)
1/1Ethereal Ambush / 天上の待ち伏せ (3)(緑)(青)
インスタント
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを予示する。(カードを予示するには、それを裏向きの状態で2/2クリーチャーとして戦場に出す。それがクリーチャー・カードであるなら、そのマナ・コストでいつでも表向きにしてよい。)
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定義
「カードを予示する/Manifest [a card]」とは、「そのカードを裏向きの状態で戦場に出す。」を意味する。そのパーマネントは、それが裏向きである間、文章やカード名やサブタイプやマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャーである。
また、予示されたパーマネントの表がクリーチャー・カードの場合、あなたが優先権を持つときならいつでもあなたはそのマナ・コストを支払う事で予示されたパーマネントを表向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない。
予示されているカードが変異を持つならば、上記の手順ではなく変異のルールにより変異コストを支払う事で表向きにしてもよい。
ルール
戦場に出る際
- 予示されたカードは、文章やカード名やサブタイプやマナ・コストを持たない2/2のクリーチャーとして戦場に出る。それに影響を与える戦場に出る際の置換効果があれば、それを適用する。
- ライブラリーや裏向きで追放されているカードが予示される場合、それは戦場に出るまでどのプレイヤーも表面を見ることはできない。ただし戦場に出てしまえばそのコントローラーは自由に裏向きのカードの表を見てよい。
- 効果がプレイヤーにそのプレイヤーのライブラリーから複数のカードを予示するよう指示したなら、それらのカードは1枚ずつ予示される。
- それぞれの裏向きの呪文およびパーマネントを簡単に区別できるようにしなければならない。他のプレイヤーを混乱させるために、戦場でそれらを表現するカードを混ぜ合わせてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確であるべきである。
裏向きである間の特性
- 文章やマナ・コストを持たないので、それは無色で能力を持たないクリーチャーである。
- 裏向きクリーチャーは「名前を持たない」ので、例えば翻弄する魔道士/Meddling Mageなどで指名することはできないし、残響する真実/Echoing Truthや撲滅/Eradicateの対象になってもほかのカードを巻き添えにしない(名前がないのだから「同じ名前を持つカード」は存在しない)。
- クリーチャー・タイプも持たないので、旗印/Coat of Armsや仕組まれた疫病/Engineered Plagueなどのクリーチャー・タイプを参照するカードの影響も受けない。
表向きにする場合
- マナ・コストを支払って表向きになるのは優先権を持っているときに行える特別な処理であり、スタックを用いず直ぐに実行される。起動型能力では無いので呪われたトーテム像/Cursed Totemなどで禁止できないし、対応してなにかすることもできない。逆に、なにかされたのに対して表向きになることはできる。
- 表がクリーチャー・カードでなかったり、それがマナ・コストを持たない場合、表向きになる事はできない。
- 継続的効果などの特性の変化を無視して、それがクリーチャー・カードであるかを見る。例えば太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunは白の信心が5未満でも予示によって表向きにできる(それはクリーチャーではなくなる)。逆に機械の行進/March of the Machinesが戦場にあっても、クリーチャーでないアーティファクト・カードは予示によって表向きになる事はできない。
- インスタント・カードやソーサリー・カードによって表されている予示されたパーマネントが表向きになる場合、その表面を公開した上で、表向きになる事は失敗し裏向きで有り続ける。これはこじ開け/Break Openやコピー効果によって変異能力を得た場合などに起こりうる。
- 表が変異を持っている場合、予示ではなく変異の効果によって、変異コストを支払う事で表向きにしてもよい。どちらの方法でも裏向きから表向きになるので変異誘発型能力は誘発する。
- 裏向きのクリーチャーが表向きになる事は、オブジェクトの位相が変化するだけで継続して同一のオブジェクトである。それは新たに戦場に出たわけでは無いし、裏向きの状態でつけられていたオーラ、置かれていたカウンター、適用されている継続的効果などは引き続き残る。新たに戦場に出たわけではないので「戦場に出たとき」の誘発型能力を誘発させる事も無い。
戦場を離れる場合
- 裏向きのパーマネントが戦場を離れる場合、それの表面を公開しなければならない。なお、このとき「表向きになったとき~」の能力(変異誘発型能力)は誘発しないし、表面が死亡誘発の能力を持っていてもそれが誘発する事は無い(領域変更誘発)。
- 裏向きのクリーチャーをちらつき/Flickerなどを用いて一時的に追放すると、表向きで追放され、そのまま戦場に戻ってくる。これによって表向きにするコストを踏み倒すテクニックが存在する。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.34 予示する/Manifest
- 701.34a 「[[[カード]]を]予示する/Manifest [a card]」場合、それを裏向きにする。それは、文章や名前やサブタイプやマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャー・カード になる。そのカードを裏向きで戦場に出す。そのパーマネントは、裏向きである限り予示されたパーマネントである。特性を定義するこの効果は、そのカードが裏向きである間機能し、それがオモテ向き になった時点で終了する。
- 701.34b あなたが優先権を持つときならいつでも、あなたは予示されたパーマネントをオモテ向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない(rule 116.2b 参照)。そうするには、そのパーマネントを表すカードがクリーチャー・カードであることとそのカードのマナ・コストが何であるかをすべてのプレイヤーに示し、そのコストを支払い、その後そのパーマネントをオモテ向きにする。それが裏向きの間の特性を定義していた効果は終了し、それはその通常の特性を取り戻す。(そのパーマネントを表しているカードがクリーチャー・カードでない、あるいはマナ・コストを持たないなら、この方法でオモテ向きにすることはできない。)
- 701.34c 変異を持つカードが予示されたなら、そのコントローラーは上記にある予示されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、rule 702.37e にある裏向きの変異を持つパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
- 701.34d 効果がプレイヤーにそのプレイヤーのライブラリーから複数のカードを予示するよう指示したなら、それらのカードは1枚ずつ予示される。
- 701.34e 効果によってプレイヤーがカードを予示する場合、裏向きのオブジェクトが戦場に出るのを禁止するルールや効果があれば、そのカードは予示されない。それの特性は変更されることなく、それの元あった領域に残る。それがオモテ向きであれば、オモテ向きのままになる。
- 701.34f インスタント・カードまたはソーサリー・カードによって表されている予示されたパーマネントがオモテ向き になる場合、それのコントローラーはそのカードを公開し、裏向きのままにする。パーマネントがオモテ向き になったときに誘発する能力は誘発しない。
- 701.34g 詳細についてはrule 708〔裏向きの呪文やパーマネント〕を参照。
- 701.34 予示する/Manifest
- 701 キーワード処理