旗手

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===オラクルの変遷===
 
===オラクルの変遷===
印刷時のテキストは現在の[[オラクル]]とほぼ同様の挙動であったが、アポカリプス発売前の2001年5月24日に[[エラッタ]]が出され、「対戦相手がコントロールするあらゆる呪文や[[能力]]」に対して機能するように変更された([http://mjmj.info/data/obsolete/faq_ap_j3.txt 参考])。
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印刷時のテキストは以下のとおり;
  
また、[[オンスロート]]でルール文章のクリーチャー・タイプを書き換える[[人工進化/Artificial Evolution]]が登場したことによって、どのクリーチャーも対象にとれない状況ができるようになった(例:2体の旗手の一方を人工進化で他のクリーチャー・タイプに書き換えた場合、クリーチャー1体を対象にとる呪文や能力は2つの対象をとる必要がある)。そのような状況を正常に処理するため、2002年10月に出されたエラッタで以下のテキストに変更された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/100 参考])。
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{{カードテキスト|カードテキスト=対戦相手が場にある旗手を対象に出来る呪文や能力をプレイする場合、そのプレイヤーは少なくとも1体の旗手を選ばなければならない。}}
  
{{カードテキスト|カードテキスト=対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が戦場にある旗手を対象にできてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。}}
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アポカリプス発売前の2001年5月24日に[[エラッタ]]が出され、[[誘発型能力]]に対応できるように変更された<ref>[http://mjmj.info/data/obsolete/faq/faq_ap_j3.txt faq_ap_j3.txt](MJMJ.info)</ref><ref>[http://mjmj.info/data/obsolete/JO_AP.txt JO_AP.txt](MJMJ.info)</ref>;
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{{カードテキスト|カードテキスト=対戦相手がコントロールする呪文や能力が場にある旗手を対象にできる場合、そのプレイヤーは少なくとも1体の旗手を対象に選ぶ。}}
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また、[[オンスロート]]でルール文章のクリーチャー・タイプを書き換える[[人工進化/Artificial Evolution]]が登場したことによって、どのクリーチャーも対象にとれない状況ができるようになった(例:2体の旗手の一方を人工進化で他のクリーチャー・タイプに書き換えた場合、クリーチャー1体を対象にとる呪文や能力は2つの対象をとる必要がある)。そのような状況を正常に処理するため、2002年10月に出されたエラッタで以下のテキストに変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/october-rulings-and-errata-2002-10-18 October Rulings and Errata]([[Daily MTG]] Feature 2002年10月18日)</ref>。
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{{カードテキスト|カードテキスト=対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が場にある旗手を対象にできてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。}}
  
 
大きな変更点は、[[常在型能力]]から「旗手を対象にしていない呪文や能力の対象を変更する」効果の誘発型能力へと変更されたこと。唱えたり起動したりする際の対象に旗手の選択を強制されなくなったため、[[卑屈な幽霊/Skulking Ghost]]などの[[ペナルティ能力]]を誘発できるようになった。
 
大きな変更点は、[[常在型能力]]から「旗手を対象にしていない呪文や能力の対象を変更する」効果の誘発型能力へと変更されたこと。唱えたり起動したりする際の対象に旗手の選択を強制されなくなったため、[[卑屈な幽霊/Skulking Ghost]]などの[[ペナルティ能力]]を誘発できるようになった。
  
その後、2009年10月のオラクル更新で常在型能力に戻され、印刷時のテキストに近い挙動へと変更された。この変更に伴い、[[総合ルール]]{{CR|601.2c}}に対象強制に関するルールが追加された。
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[[2009年]]10月のオラクル更新で常在型能力に戻され、誘発型能力にも対応しなくなり、印刷時のテキストに近い挙動へと変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/late-september-2009-update-bulletin-2009-09-30 Late September 2009 Update Bulletin](Feature 2009年9月20日)</ref>。この変更に伴い、[[総合ルール]]{{CR|601.2c}}に対象強制に関するルールが追加された。
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{{カードテキスト|カードテキスト=いずれかの呪文を唱えたり能力を起動する際の対象を選ぶ間に、あなたの対戦相手は可能ならば少なくとも1体の戦場に出ている旗手を選ばなければならない。}}
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[[2019年]]1月のオラクル変更で[[Preacher]]や[[クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches]]などで対戦相手が対象を選ぶ際に影響しないよう、[[対戦相手]]がコントロール呪文や能力に限定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/ravnica-allegiance-oracle-changes-2019-01-22 Ravnica Allegiance Oracle Changes](News 2019年1月22日)</ref>。
  
 
==その他==
 
==その他==
 
*「旗手」は「きしゅ」と読む。「はたて」ではない。
 
*「旗手」は「きしゅ」と読む。「はたて」ではない。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==

2019年1月23日 (水) 19:54時点における版

旗手/Flagbearerは、クリーチャー・タイプの1つ。アポカリプスにのみ登場した。連合儀仗兵/Coalition Honor Guard軍旗の旗手/Standard Bearerのみが持つ他、エンチャント先を旗手に変えるオーラ連合旗/Coalition Flagがある。


Standard Bearer / 軍旗の旗手 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 旗手(Flagbearer)

対戦相手1人が自分がコントロールする呪文を唱えたり自分がコントロールする能力を起動する際の対象を選ぶ間に、そのプレイヤーは可能ならば少なくとも1体の戦場に出ている旗手(Flagbearer)を選ばなければならない。

1/1

旗手能力

旗手は共通して「旗手能力」とも呼ばれる以下の能力を持つ。


呪文を唱えたり能力を起動したりすることの一部として対象を選ぶ際、あなたの対戦相手は可能ならば少なくとも戦場に出ている1体の旗手を選ばなければいけない。


つまり、旗手自身を対戦相手呪文起動型能力の的にして、他のクリーチャープレイヤー等を守る能力である。

  • 2体以上のクリーチャー対象にとっている場合は、そのうち最低1つが旗手を対象にとらなければならない。
  • 唱える」や「起動する」の過程において選択する対象のみを強制する。対象変更(偏向/Deflectionなど)や唱えられたものでないコピーの対象、誘発型能力の対象などは強制できない。
  • 対象強制は旗手を対象にとれる場合に限るため、すべての旗手が被覆プロテクションなどで対象にとれない場合や戦場に旗手が存在しない場合には旗手能力は機能しない。
  • 複数の対象強制がある場合、すべての対象強制を満たさなければいけない(CR:601.2c)。通常は旗手が何体いても「旗手1体」しか強制しないが、人工進化/Artificial Evolutionルール文章の旗手を書き換えた場合などに考慮する必要が出てくる。
  • 勘違いされやすいが、クリーチャー・タイプの「旗手」を与えただけでは意味がない。旗手能力がある(つまり上記3種の内いずれかが戦場にある)とき、初めて旗手であることに意味が出る。
    • ただし上記にある通りクリーチャー・タイプの「旗手」を失わせて旗手能力が実質的に意味をなさないようにはできる。
  • 旗手能力は火力除去だけでなく、強化呪文やオーラ呪文といった旗手が除去されないようなものに対してもかなり有効である。特に対立/Oppositionには劇的に効くため、対立デッキ対策として用いられたこともあった。
  • 対象のクリーチャー・タイプが「旗手」でありさえすれば対象強制を満たすことになるので、対戦相手が旗手能力持ちをコントロールしていても、自分がコントロールする旗手や多相持ちを対象に取ることは可能である。

オラクルの変遷

印刷時のテキストは以下のとおり;


対戦相手が場にある旗手を対象に出来る呪文や能力をプレイする場合、そのプレイヤーは少なくとも1体の旗手を選ばなければならない。


アポカリプス発売前の2001年5月24日にエラッタが出され、誘発型能力に対応できるように変更された[1][2]


対戦相手がコントロールする呪文や能力が場にある旗手を対象にできる場合、そのプレイヤーは少なくとも1体の旗手を対象に選ぶ。


また、オンスロートでルール文章のクリーチャー・タイプを書き換える人工進化/Artificial Evolutionが登場したことによって、どのクリーチャーも対象にとれない状況ができるようになった(例:2体の旗手の一方を人工進化で他のクリーチャー・タイプに書き換えた場合、クリーチャー1体を対象にとる呪文や能力は2つの対象をとる必要がある)。そのような状況を正常に処理するため、2002年10月に出されたエラッタで以下のテキストに変更された[3]


対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が場にある旗手を対象にできてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。


大きな変更点は、常在型能力から「旗手を対象にしていない呪文や能力の対象を変更する」効果の誘発型能力へと変更されたこと。唱えたり起動したりする際の対象に旗手の選択を強制されなくなったため、卑屈な幽霊/Skulking Ghostなどのペナルティ能力を誘発できるようになった。

2009年10月のオラクル更新で常在型能力に戻され、誘発型能力にも対応しなくなり、印刷時のテキストに近い挙動へと変更された[4]。この変更に伴い、総合ルールCR:601.2cに対象強制に関するルールが追加された。


いずれかの呪文を唱えたり能力を起動する際の対象を選ぶ間に、あなたの対戦相手は可能ならば少なくとも1体の戦場に出ている旗手を選ばなければならない。


2019年1月のオラクル変更でPreacherクォムバッジの魔女/Cuombajj Witchesなどで対戦相手が対象を選ぶ際に影響しないよう、対戦相手がコントロール呪文や能力に限定された[5]

その他

  • 「旗手」は「きしゅ」と読む。「はたて」ではない。

脚注

  1. faq_ap_j3.txt(MJMJ.info)
  2. JO_AP.txt(MJMJ.info)
  3. October Rulings and Errata(Daily MTG Feature 2002年10月18日)
  4. Late September 2009 Update Bulletin(Feature 2009年9月20日)
  5. Ravnica Allegiance Oracle Changes(News 2019年1月22日)

参考

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