実物提示モマ

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'''実物提示モマ'''は、[[MoMa]][[デッキ]]の一種で、その名の通り[[実物提示教育/Show and Tell]]を活用する。
  
[[MoMa]][[デッキ]]の一種で、その名の通り[[実物提示教育/Show and Tell]]を活用する。
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[[ドリーム・ホール/Dream Halls]]などが[[禁止カード]]に指定され、[[ドリームホールモマ]]が組めなくなった後に流行した。活躍していた時期から「後期型MoMa」「最終形MoMa」と呼ばれることも多い。
[[ドリーム・ホール/Dream Halls]]などが[[禁止カード]]に指定され、[[ドリームホールモマ]]が組めなくなった後に流行した。
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活躍していた時期から「後期型MoMa」「最終形MoMa」と呼ばれることも多い。
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基本的な構成はドリームホールモマと大きな差は無い。
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基本的な構成はドリームホールモマと大きな差は無い。禁止されたドリーム・ホールと[[時のらせん/Time Spiral]]、[[スタンダード]][[落ちる|落ち]]した[[魔力の櫃/Mana Vault]]の穴をそれぞれ[[実物提示教育/Show and Tell]]と[[先細りの収益/Diminishing Returns]]、[[厳かなモノリス/Grim Monolith]]で埋めている。さらに、[[第6版]]で獲得した[[繁栄/Prosperity]]もほとんどの場合用いられる。
禁止されたドリーム・ホールと[[時のらせん/Time Spiral]]、[[スタンダード]][[落ちる|落ち]]した[[魔力の櫃/Mana Vault]]の穴をそれぞれ[[実物提示教育/Show and Tell]]と[[先細りの収益/Diminishing Returns]]、[[厳かなモノリス/Grim Monolith]]で埋めている。
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さらに、[[第6版]]で獲得した[[繁栄/Prosperity]]もほとんどの場合用いられる。
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だが、実物提示教育では[[ドロー]][[カード]]が使えない、先細りの収益では[[土地]]が[[アンタップ]]しない上にリスクが高い、厳かなモノリスは魔力の櫃より1[[マナ]][[重い]]、とかなりのパワーダウンは否めなかった。
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だが、実物提示教育では[[ドロー]][[カード]]が使えない、先細りの収益では[[土地]]が[[アンタップ]]しない上にリスクが高い、厳かなモノリスは魔力の櫃より1[[マナ]][[重い]]、とかなりのパワーダウンは否めなかった。それでもなお、[[メタ]]の一角を担うだけの力は残っており、[[日本選手権99]]でもベスト8入りしている(さらに使用者数もトップだった)。
しかしそれでもなお、[[メタ]]の一角を担うだけの力は残っており、[[日本選手権99]]でもベスト8入りしている(さらに言うと、使用者数もトップだった)。
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しかし、1999年7月1日付けで遂に[[精神力/Mind Over Matter]]そのものが禁止カードに指定され、MoMaは完全に姿を消した。
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しかし、1999年7月1日付けでついに[[精神力/Mind Over Matter]]そのものが禁止カードに指定され、MoMaは完全に姿を消した。
  
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*備考
 
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**[[日本選手権99]]第5位(スイスラウンド1位)
 
**[[日本選手権99]]第5位(スイスラウンド1位)
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基本的には[[青]][[単色]]だが、[[サイドボード]]には[[新緑の魔力/Verdant Force]]が潜んでいて、2戦目から[[実物提示教育/Show and Tell]]や[[水蓮の花/Lotus Blossom]]で[[アグレッシブ・サイドボーディング|奇襲する]](通称『V作戦』)。
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*基本的には[[青]][[単色]]だが、[[サイドボード]]には[[新緑の魔力/Verdant Force]]が潜んでいて、2戦目から[[実物提示教育/Show and Tell]]や[[水蓮の花/Lotus Blossom]]で[[アグレッシブ・サイドボーディング|奇襲する]](通称『V作戦』)。これが功を奏して2日目トップになったが、決勝トーナメントでは[[ヘイトレッド]]の速攻と、相性が良いはずの[[nWo]]相手にコンボパーツを全く引かず負けを喫した。
これが功を奏して2日目トップになったが、決勝トーナメントでは[[ヘイトレッド]]の速攻と、相性が良いはずの[[nWo]]相手にコンボパーツを全く引かず負けを喫した。
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==参考==
 
==参考==
 
*[[MoMa]]
 
*[[MoMa]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2008年5月7日 (水) 03:03時点における版

実物提示モマは、MoMaデッキの一種で、その名の通り実物提示教育/Show and Tellを活用する。

ドリーム・ホール/Dream Hallsなどが禁止カードに指定され、ドリームホールモマが組めなくなった後に流行した。活躍していた時期から「後期型MoMa」「最終形MoMa」と呼ばれることも多い。

概要


Show and Tell / 実物提示教育 (2)(青)
ソーサリー

各プレイヤーは、自分の手札にあるアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出してもよい。



Diminishing Returns / 先細りの収益 (2)(青)(青)
ソーサリー

各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。あなたはあなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する。その後各プレイヤーはカードを最大7枚まで引く。



Mind Over Matter / 精神力 (2)(青)(青)(青)(青)
エンチャント

カードを1枚捨てる:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。


基本的な構成はドリームホールモマと大きな差は無い。禁止されたドリーム・ホールと時のらせん/Time Spiralスタンダード落ちした魔力の櫃/Mana Vaultの穴をそれぞれ実物提示教育/Show and Tell先細りの収益/Diminishing Returns厳かなモノリス/Grim Monolithで埋めている。さらに、第6版で獲得した繁栄/Prosperityもほとんどの場合用いられる。

だが、実物提示教育ではドローカードが使えない、先細りの収益では土地アンタップしない上にリスクが高い、厳かなモノリスは魔力の櫃より1マナ重い、とかなりのパワーダウンは否めなかった。それでもなお、メタの一角を担うだけの力は残っており、日本選手権99でもベスト8入りしている(さらに使用者数もトップだった)。

しかし、1999年7月1日付けでついに精神力/Mind Over Matterそのものが禁止カードに指定され、MoMaは完全に姿を消した。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (0)
インスタント・ソーサリー (27)
4 対抗呪文/Counterspell
4 繁栄/Prosperity
4 瞑想/Meditate
4 直観/Intuition
4 実物提示教育/Show and Tell
3 先細りの収益/Diminishing Returns
3 天才のひらめき/Stroke of Genius
1 枯渇/Mana Short
エンチャント・アーティファクト (12)
4 精神力/Mind Over Matter
4 厳かなモノリス/Grim Monolith
3 水蓮の花/Lotus Blossom
1 巻物棚/Scroll Rack
土地 (21)
12 島/Island
4 シヴィエルナイトの寺院/Svyelunite Temple
4 裏切り者の都/City of Traitors
1 古えの墳墓/Ancient Tomb
サイドボード
4 ブーメラン/Boomerang
2 枯渇/Mana Short
2 冬眠/Hibernation
2 魔力消沈/Power Sink
1 無効/Annul
1 禁止/Forbid
3 新緑の魔力/Verdant Force

参考

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