彩色マンティコア/Chromanticore
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多くのキーワード能力を持つことから[[魂剥ぎ/Soulflayer]]との相性が良く、[[魂剥ぎ#スタンダード|彩色剥ぎ]]というデッキも登場している。 | 多くのキーワード能力を持つことから[[魂剥ぎ/Soulflayer]]との相性が良く、[[魂剥ぎ#スタンダード|彩色剥ぎ]]というデッキも登場している。 | ||
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2018年10月21日 (日) 02:54時点における版
クリーチャー エンチャント — マンティコア(Manticore)
授与(2)(白)(青)(黒)(赤)(緑)(このカードを授与コストで唱えた場合、これはエンチャント(クリーチャー)を持つオーラ(Aura)呪文である。クリーチャーにつけられていない場合、これは再びクリーチャーになる。)
飛行、先制攻撃、警戒、トランプル、絆魂
エンチャントされているクリーチャーは+4/+4の修整を受けるとともに飛行と先制攻撃と警戒とトランプルと絆魂を持つ。
授与と5つのキーワード能力を持つ、5色のクリーチャー・エンチャント。
4/4飛行・先制攻撃・トランプルというのはアタッカーとしてもブロッカーとしても強力であり、さらに警戒と絆魂を持つため、攻撃と防御を同時にこなすことができる。戦場に出し、かつ生き残ることができれば、クリーチャー戦を1体で制圧してしまえる高い性能を持つ。
問題は5色でありそもそも戦場に出すのが難しいことと、除去耐性の類を持たず、苦労して出してもあっさり退場してしまいやすいこと。破滅の刃/Doom Bladeや究極の価格/Ultimate Priceなど効かない除去もあるものの、クリーチャー除去とエンチャント除去の両方で対処される上、潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage、闇の裏切り/Dark Betrayal、嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonなどのあらゆる色対策カードに引っかかってしまう。授与を使って戦場に出せば除去1発では落とされなくなるが、授与コストも5色の7マナと重く、容易に支払えるものではない。使うなら専用デッキを組む必要があるだろう。
多くのキーワード能力を持つことから魂剥ぎ/Soulflayerとの相性が良く、彩色剥ぎというデッキも登場している。
- アラーラ再誕の大渦のきずな/Maelstrom Nexus以来5年ぶりとなる5色カードであり、エルドラージ覚醒の征服するマンティコア/Conquering Manticore以来4年ぶりとなるマンティコア。また、初の白・青・黒のマンティコアでもある。
- 白単色の天界の執政官/Celestial Archonを5色にしたらキーワード能力が3個追加された、というようなスペック。点数で見たマナ・コストと授与コストに必要なマナ量、パワー・タフネスが同じである。
開発秘話
このカードは、「神話レアの授与(当時の名前は鼓吹/Imbue)を持つカード」という指示に対してRyan SpainとBilly Morenoが提出したほぼ同一のデザインが元になっている。「各色に対応する5つのキーワード能力を持つ5色のカード」というデザインの大枠はこの時から変わっていない。
一時、5枚の元型サイクルに対応したキーワード能力を持っていたこともあったが、呪禁は授与とのデザイン上の相性が悪かったため、候補から外された(呪禁はクリーチャー以外のパーマネントが持っていても機能する能力であるため、オーラであるときにはオーラ自身とエンチャント先のクリーチャーの両方が対象に取られなくなるという奇妙な振る舞いを示す)。赤のキーワードが速攻だったこともあったが、重いオーラで速攻を付与する意味は薄く、戦場でオーラからクリーチャーになったときにも(戦場に出たターンにそうなったのでない限り)速攻は不要であるため、候補から外された。また接死を持っていたこともあったが、10文字と長い接死/Deathtouchを使うとルール文章をうまく文章欄にはめ込むことができなかったため、これも外された。
最終デザインでは、白は警戒、青は飛行、黒は絆魂、赤は先制攻撃、緑はトランプルとなった。
- 開発段階では「Flying Spaghetti Monster」という仮の名前を与えられていた。これはアメリカで始まったパロディ宗教、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教に由来するものだろう。
参考
- Twelve Labors/十二の難題(Daily MTG、Feature Article、文:Kenneth Nagle、訳:米村薫)
- 5色カード
- カード個別評価:神々の軍勢 - 神話レア