荒地/Wastes

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現在11種類存在する[[基本土地]]の1つ。[[特殊タイプ]]の「[[基本]]」のみを持つ、初めての[[基本土地タイプ]]を持たない基本土地である。
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現在11種類存在する[[基本土地]]の1つ。[[特殊タイプ]]の「[[基本]]」のみを持つ。初めての[[基本土地タイプ]]を持たない基本土地である。
  
[[無色マナ]]を生み出す[[能力]]のみを持つ異色の[[土地]]。様々な土地の[[下位互換]]であるように思えるが、基本土地であるため互換関係にはない。[[スタンダード]]で無色マナ・[[マナ・シンボル|シンボル]]を[[コスト]]に含む[[カード]]を使用する場合は、[[進化する未開地/Evolving Wilds]]や[[爆発的植生/Explosive Vegetation]]などの基本土地[[サーチ]]に対応することを活かし、これを少数[[挿す]]運用が考えられる。
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[[無色マナ]]を生み出す[[能力]]のみを持つ異色の[[土地]][[アンタップイン]]で無色マナ能力を持つ[[基本でない土地]]は多数存在するため、単体での実用上はそれらに劣ることは否めないが、基本土地であることは独自の強みもある(下記[[#利用]])。
  
[[ゲートウォッチの誓い]]には荒地の[[名前]]を参照するカードが2種類あるため、それらを[[デッキ]]の主軸に据える場合は荒地の大量採用も考えられる。また[[リミテッド]]では下記の通り支給されるわけではないので、無色マナを利用するデッキを組む場合にはこれを積極的に[[ピック]]していく必要がある。
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特に[[ゲートウォッチの誓い]]は、無色マナ・[[マナ・シンボル|シンボル]]が登場したことに加え、荒地の[[名前]]を参照するカードが2種類あるため、それらを[[デッキ]]の主軸に据える場合は荒地の大量採用も考えられる。また[[リミテッド]]では下記[[#ルール]]の通り、ほかの基本土地と違って支給されないので、無色マナを利用するデッキを組む場合にはこれを積極的に[[ピック]]していく必要がある。
 
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[[モダン]]以下の[[フォーマット]]では、[[血染めの月/Blood Moon]]や[[不毛の大地/Wasteland]]などの[[対特殊地形カード]]が多いため、それらに耐性のある無色マナ供給源という点も重要。モダンでは[[エルドラージ_(デッキ)#.E7.84.A1.E8.89.B2|無色エルドラージ]]で採用される。
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<!-- *ゲートウォッチの誓い発売に伴い「無色マナのみで支払えるコスト」という概念が生まれたため、それ以前の基準であれば他の基本土地の[[下位互換]]であった。 -->
 
<!-- *ゲートウォッチの誓い発売に伴い「無色マナのみで支払えるコスト」という概念が生まれたため、それ以前の基準であれば他の基本土地の[[下位互換]]であった。 -->
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*フルアートでない通常のレイアウトの荒地は、[[エントリーセット]]の[[現実の歪曲/Twisted Reality]]と[[悪性の循環/Vicious Cycle]]にのみ収録されている。
 
*フルアートでない通常のレイアウトの荒地は、[[エントリーセット]]の[[現実の歪曲/Twisted Reality]]と[[悪性の循環/Vicious Cycle]]にのみ収録されている。
 
*このカードのルーツを辿ると、[[土地]]がテーマであった旧[[ゼンディカー・ブロック]]で検討された無色マナしか生まない基本土地・都市/Cityが原型であり、さらに遡ると[[インベイジョン・ブロック]]期に提案された[[Barry's Land]]に行き着く。詳細は[[Barry's Land]]の項を参照。
 
*このカードのルーツを辿ると、[[土地]]がテーマであった旧[[ゼンディカー・ブロック]]で検討された無色マナしか生まない基本土地・都市/Cityが原型であり、さらに遡ると[[インベイジョン・ブロック]]期に提案された[[Barry's Land]]に行き着く。詳細は[[Barry's Land]]の項を参照。
==統率者戦==
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[[ハイランダー]][[ルール]]が適用される[[統率者戦]]において[[無色]][[統率者]]デッキを救済した1枚。このカードの登場以前は、[[固有色]][[総合ルール|ルール]]の関係上[[色マナ]]・シンボルを含まない「[[基本でない土地]]」を40種類前後も用意しなければならなかった。
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==利用==
*何かしらの能力を持った[[無色マナ]]のみを生み出す「基本でない土地」に比べると、荒地は基本土地として[[サーチ]]できる点が優れている。
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基本土地であることから、
*[[Thawing Glaciers]][[旅行者の凧/Journeyer's Kite]][[魔学コンパス/Thaumatic Compass]]などの無色でありながら恒常的な基本土地サーチ能力を持つ[[カード]]とは特に相性が良い。また、[[地形形成装置/Terrain Generator]]の適用を受ける事も可能。
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#デッキに何枚でも投入できる。
*基本土地を持って来れる[[CIP]]持ち[[クリーチャー]]である[[真面目な身代わり/Solemn Simulacrum]][[巡礼者の目/Pilgrim's Eye]]とも相性が良い。
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#[[進化する未開地/Evolving Wilds]][[爆発的植生/Explosive Vegetation]]、([[対戦相手]]に使われた)[[流刑への道/Path to Exile]]などで[[サーチ]]できる。
*[[流刑への道/Path to Exile]][[廃墟の地/Field of Ruin]]のように損失補填として対戦相手に基本土地を与えるカードもあるので、土地[[スロット]]を「基本でない土地」で穴埋めできるようでもあえて数枚だけ加えておくのも良いだろう。
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#[[血染めの月/Blood Moon]][[不毛の大地/Wasteland]]などの[[対特殊地形カード]]の影響を受けない。
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という強みがある。[[構築]]において特に高く評価されるのは3であり、[[モダン]]では[[エルドラージ_(デッキ)#.E7.84.A1.E8.89.B2|無色エルドラージ]]で採用される。
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また、[[ハイランダー]][[ルール]]が適用される[[統率者戦]]においては、[[無色]][[統率者]]デッキを変革した画期的な存在である。
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*このカードの登場以前は、[[固有色]][[総合ルール|ルール]]の関係上[[色マナ]]・シンボルを含まない[[基本でない土地]]だけでデッキを構築する必要があった。
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**まず約40種類もの基本でない土地を収集する必要があり、ほかの色に比べて手間がかかった。
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**基本土地がデッキ内に存在しないハンデも背負う必要があった。基本土地サーチによる[[マナ基盤]]の安定が図れないことに加え、[[血染めの月/Blood Moon]][[幽霊街/Ghost Quarter]]などにも弱かった。
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ただし上記を重視する場合でも、数枚[[挿す]]程度の採用が多い。また[[スタンダード]]では[[土地破壊]]などが少ないこともあって、上記の強みはあまり重視されない傾向がある。[[ランプ]]型の場合はサーチするために1枚挿しされるケースがあるが、サーチを用いない[[エルドラージ (デッキ)|エルドラージ・アグロ]]などでは無色マナを生み出せる基本でない土地を優先した型が主流である。
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==ルール==
 
==ルール==
 
*荒地は[[基本土地]]([[特殊タイプ]]の[[基本]]を持つ[[土地]])であるが、[[基本土地タイプ]]は持たない(「荒地」という6種類目の基本土地タイプが登場したわけではない)。
 
*荒地は[[基本土地]]([[特殊タイプ]]の[[基本]]を持つ[[土地]])であるが、[[基本土地タイプ]]は持たない(「荒地」という6種類目の基本土地タイプが登場したわけではない)。
 
**[[構築]]および[[エターナル]][[フォーマット]]における[[4枚制限ルール]]の制約を受けない。
 
**[[構築]]および[[エターナル]][[フォーマット]]における[[4枚制限ルール]]の制約を受けない。
**[[進化する未開地/Evolving Wilds]]などの基本土地であることを参照するカードと相互作用し、逆に[[不毛の大地/Wasteland]]などの[[基本でない土地]]であることを参照するカードと相互作用しない。
 
 
**[[平地]]・[[島]]・[[沼]]・[[山]]・[[森]]の各基本土地タイプを参照する[[効果]]に影響されることはなく、[[版図]]や[[隔離するタイタン/Sundering Titan]]など基本土地タイプを一般にカウントする効果からも参照されない。
 
**[[平地]]・[[島]]・[[沼]]・[[山]]・[[森]]の各基本土地タイプを参照する[[効果]]に影響されることはなく、[[版図]]や[[隔離するタイタン/Sundering Titan]]など基本土地タイプを一般にカウントする効果からも参照されない。
 
*他の基本土地の[[マナ能力]]は基本土地タイプの[[総合ルール|ルール]]によるもの({{CR|305.6}})であったが、荒地のマナ能力は荒地自身の[[ルール文章]]によるものである。
 
*他の基本土地の[[マナ能力]]は基本土地タイプの[[総合ルール|ルール]]によるもの({{CR|305.6}})であったが、荒地のマナ能力は荒地自身の[[ルール文章]]によるものである。

2018年1月7日 (日) 16:30時点における版


Wastes / 荒地
基本土地

(T):(◇)を加える。


現在11種類存在する基本土地の1つ。特殊タイプの「基本」のみを持つ。初めての基本土地タイプを持たない基本土地である。

無色マナを生み出す能力のみを持つ異色の土地アンタップインで無色マナ能力を持つ基本でない土地は多数存在するため、単体での実用上はそれらに劣ることは否めないが、基本土地であることは独自の強みもある(下記#利用)。

特にゲートウォッチの誓いは、無色マナ・シンボルが登場したことに加え、荒地の名前を参照するカードが2種類あるため、それらをデッキの主軸に据える場合は荒地の大量採用も考えられる。またリミテッドでは下記#ルールの通り、ほかの基本土地と違って支給されないので、無色マナを利用するデッキを組む場合にはこれを積極的にピックしていく必要がある。

利用

基本土地であることから、

  1. デッキに何枚でも投入できる。
  2. 進化する未開地/Evolving Wilds爆発的植生/Explosive Vegetation、(対戦相手に使われた)流刑への道/Path to Exileなどでサーチできる。
  3. 血染めの月/Blood Moon不毛の大地/Wastelandなどの対特殊地形カードの影響を受けない。

という強みがある。構築において特に高く評価されるのは3であり、モダンでは無色エルドラージで採用される。

また、ハイランダールールが適用される統率者戦においては、無色統率者デッキを変革した画期的な存在である。

  • このカードの登場以前は、固有色ルールの関係上色マナ・シンボルを含まない基本でない土地だけでデッキを構築する必要があった。
    • まず約40種類もの基本でない土地を収集する必要があり、ほかの色に比べて手間がかかった。
    • 基本土地がデッキ内に存在しないハンデも背負う必要があった。基本土地サーチによるマナ基盤の安定が図れないことに加え、血染めの月/Blood Moon幽霊街/Ghost Quarterなどにも弱かった。

ただし上記を重視する場合でも、数枚挿す程度の採用が多い。またスタンダードでは土地破壊などが少ないこともあって、上記の強みはあまり重視されない傾向がある。ランプ型の場合はサーチするために1枚挿しされるケースがあるが、サーチを用いないエルドラージ・アグロなどでは無色マナを生み出せる基本でない土地を優先した型が主流である。

ルール

関連カード

カード名「荒地/Wastes」を参照するカード。

これらのカードはカード名が「荒地/Wastes」である土地を参照しているため、カード名が「荒地/Wastes」であってもそれが土地でないなら参照されない。

参考

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