コピーデッキ
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− | [[デッキ]] | + | コピーデッキに明確な定義は存在せず、主観によって感覚的に使われている用語である。完全に1枚の差異もなくコピーされているものから、元の[[デッキ]]を[[メタゲーム|メタ]]にあわせてチューニングしたもの、コンセプトを真似ただけのものまでコピーデッキと呼ばれることもある。 |
− | + | トーナメントで結果を残したデッキを完全にコピーする場合、デッキとして既に完成されたものであるため、そのコンセプトや[[プレイング]]をしっかりと理解していれば[[ゲーム]]に勝つこともそれほど難しくない。ただし、単にデッキをコピーするだけではトーナメントで結果を残せないのが実情である。デッキ以外にも状況に即したプレイングやプレッシャーに耐える精神力など様々な要素が必要であり、メタゲームの推移により次の大会では活躍しづらくなったりコピーしたデッキ自体が[[メタる|メタられ]]たりする可能性も高いためである。 | |
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− | + | *デッキをコピーすることはルール上何の問題もないが、コピーデッキ(特に1枚の違いもないようなもの)に対して嫌悪感を持つ人も少なくない。これは、デッキを構築することも[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]を楽しむ上での重要な要素の1つであり、そのことをないがしろにするような行為と捉えられるためである。特に、マジックを始めたばかりの少ないカード資産で試行錯誤する楽しみを知ってもらいたいがため、初心者に対してはコピーデッキを推奨しない人は多い。 | |
− | + | *[[トーナメントプレイヤー]]でも、デッキのコンセプトを真似る程度のことならば珍しくはない。大会では賞金や名誉が絡む以上、効率よく強いデッキを手に入れようと考えるのは必然といえる。 | |
− | + | *完全コピー = デッキ内容が丸裸に近いのも忘れてはならない。初見のデッキよりも対策が容易というデメリットを甘受する必要がある。 | |
− | + | *[[カード]]の使い方、デッキのコンセプトなどを把握せずにコピーデッキを使う人もいる。コピーデッキの良し悪し以前に、自分自身のデッキの特徴ぐらいはわかってほしいというのが多くの[[プレイヤー]]の本音でもあるだろう。 | |
− | + | **例:[[キーワード能力]]をちゃんと理解していないのに[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]を[[リアニメイト]]、[[ウルザトロン]]に入れられている[[メフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampire]]の意味を理解していない、など | |
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*[[金枠|世界選手権上位デッキをコピーした商品]]も存在する。 | *[[金枠|世界選手権上位デッキをコピーした商品]]も存在する。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[ファンデッキ]] | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
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2017年4月5日 (水) 13:37時点における最新版
コピーデッキ(Copy Deck)とは、既存のデッキをコピー(模倣)して構築されたデッキのこと。基本的にはトーナメントで好成績を残したデッキのデッキリストがコピーされる。
コピーデッキに明確な定義は存在せず、主観によって感覚的に使われている用語である。完全に1枚の差異もなくコピーされているものから、元のデッキをメタにあわせてチューニングしたもの、コンセプトを真似ただけのものまでコピーデッキと呼ばれることもある。
トーナメントで結果を残したデッキを完全にコピーする場合、デッキとして既に完成されたものであるため、そのコンセプトやプレイングをしっかりと理解していればゲームに勝つこともそれほど難しくない。ただし、単にデッキをコピーするだけではトーナメントで結果を残せないのが実情である。デッキ以外にも状況に即したプレイングやプレッシャーに耐える精神力など様々な要素が必要であり、メタゲームの推移により次の大会では活躍しづらくなったりコピーしたデッキ自体がメタられたりする可能性も高いためである。
- デッキをコピーすることはルール上何の問題もないが、コピーデッキ(特に1枚の違いもないようなもの)に対して嫌悪感を持つ人も少なくない。これは、デッキを構築することもマジックを楽しむ上での重要な要素の1つであり、そのことをないがしろにするような行為と捉えられるためである。特に、マジックを始めたばかりの少ないカード資産で試行錯誤する楽しみを知ってもらいたいがため、初心者に対してはコピーデッキを推奨しない人は多い。
- トーナメントプレイヤーでも、デッキのコンセプトを真似る程度のことならば珍しくはない。大会では賞金や名誉が絡む以上、効率よく強いデッキを手に入れようと考えるのは必然といえる。
- 完全コピー = デッキ内容が丸裸に近いのも忘れてはならない。初見のデッキよりも対策が容易というデメリットを甘受する必要がある。
- カードの使い方、デッキのコンセプトなどを把握せずにコピーデッキを使う人もいる。コピーデッキの良し悪し以前に、自分自身のデッキの特徴ぐらいはわかってほしいというのが多くのプレイヤーの本音でもあるだろう。
- 例:キーワード能力をちゃんと理解していないのに怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathをリアニメイト、ウルザトロンに入れられているメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireの意味を理解していない、など
- 世界選手権上位デッキをコピーした商品も存在する。