人間
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− | 初出は[[ミラディン]]。それ以前は基本的に、人間は「[[職業]]」、人間以外は「[[種族]] | + | 初出は[[ミラディン]]。それ以前は基本的に、人間は「[[職業]]」、人間以外は「[[種族]]」をクリーチャー・タイプとしていた。だが、人間以外で職業を持つものの扱いが不自然であったことなどから、クリーチャー・タイプに「人間」を導入し、現在では殆どのカードが「種族(+職業)」で表すようになっている。クリーチャー・タイプの数では圧倒的多数で第1位である。(→[[各種カードランキング]]) |
*[[第9版]]や[[2005年]]9月、[[2007年]]9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のように納得できるものや、[[ネクラタル/Nekrataal]]のようなキワドいものまで様々だ。[[熊人間/Werebear]]などの一部の獣人も人間の[[サブタイプ]]を持っている。特に[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。 | *[[第9版]]や[[2005年]]9月、[[2007年]]9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のように納得できるものや、[[ネクラタル/Nekrataal]]のようなキワドいものまで様々だ。[[熊人間/Werebear]]などの一部の獣人も人間の[[サブタイプ]]を持っている。特に[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。 | ||
すべての[[色]]に存在するが、[[兵士]]や[[クレリック]]を多数抱える[[白]]が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。[[サイクル]]などで色ごとに異なる[[部族 (俗称)|部族]]が割り当てられる場合も、白が人間になることが多い。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとして[[ウィザード]]を擁する[[青]]。一方、人型の有力部族である[[エルフ]]と競合する[[緑]]はやや少なめとなっている。 | すべての[[色]]に存在するが、[[兵士]]や[[クレリック]]を多数抱える[[白]]が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。[[サイクル]]などで色ごとに異なる[[部族 (俗称)|部族]]が割り当てられる場合も、白が人間になることが多い。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとして[[ウィザード]]を擁する[[青]]。一方、人型の有力部族である[[エルフ]]と競合する[[緑]]はやや少なめとなっている。 | ||
− | 基本的に[[ | + | 基本的に[[小型クリーチャー|小型]]から[[中堅クリーチャー|中型]]の[[クリーチャー]]である。 |
[[部族カード]]は[[イニストラード・ブロック]]まで登場しなかった。これは意図的なもので、人間に関するイメージ的な問題・制約が多いためである。[[Mark Rosewater]]は自身のコラム内で、「''人間・部族はいろいろ変なことになるからね。(例えば「人間1つを[[生け贄に捧げる|生け贄にする]]」ってヤバいだろ?)''」と語っている(→[http://web.archive.org/web/20090303084634/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070926/index.html 出典])。しかし[[イニストラード]]にてついに長年の禁が解かれて人間(と他種族との対立)に焦点が当てられ、[[ロード (俗称)|ロード]]の[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]など部族カードが登場した。さらに[[闇の隆盛]]では人間を生け贄にするカードも登場した。 | [[部族カード]]は[[イニストラード・ブロック]]まで登場しなかった。これは意図的なもので、人間に関するイメージ的な問題・制約が多いためである。[[Mark Rosewater]]は自身のコラム内で、「''人間・部族はいろいろ変なことになるからね。(例えば「人間1つを[[生け贄に捧げる|生け贄にする]]」ってヤバいだろ?)''」と語っている(→[http://web.archive.org/web/20090303084634/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070926/index.html 出典])。しかし[[イニストラード]]にてついに長年の禁が解かれて人間(と他種族との対立)に焦点が当てられ、[[ロード (俗称)|ロード]]の[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]など部族カードが登場した。さらに[[闇の隆盛]]では人間を生け贄にするカードも登場した。 | ||
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人間・[[トークン]]を出すカードもイニストラード・ブロックが初であり、白の1/1や[[速攻]]を持つ[[赤]]の1/1を出すカードが存在する。(→[[トークン一覧]]) | 人間・[[トークン]]を出すカードもイニストラード・ブロックが初であり、白の1/1や[[速攻]]を持つ[[赤]]の1/1を出すカードが存在する。(→[[トークン一覧]]) | ||
− | [[伝説の]]人間カードは[[ | + | [[伝説の]]人間カードは[[イニストラードを覆う影]]現在220体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Human 「伝説の(Legendary)・人間(Human)」でWHISPER検索])が、[[スタング/Stangg]]の[[能力]]で[[戦場に出す|戦場に出る]]'''スタングの双子'''/''Stangg Twin''を含めると221体存在することとなる。 |
*[[トライバル・ウォーズ]]では最有力部族のひとつ。[[2006年]]5月頃には[[ゴブリン]]と共に二大勢力を築き上げていた。その隆盛ぶりはすさまじく、他種族とのバランスを取るためにトライバル・ウォーズを[[スタンダード]]と[[クラシック]]の二つの[[フォーマット]]に分ける必要が生じたほど(もっともその主な原因は、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]ではなく、[[オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers]]と[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]を使った[[サルベイジャーコンボ]][[デッキ]]であったが)。 | *[[トライバル・ウォーズ]]では最有力部族のひとつ。[[2006年]]5月頃には[[ゴブリン]]と共に二大勢力を築き上げていた。その隆盛ぶりはすさまじく、他種族とのバランスを取るためにトライバル・ウォーズを[[スタンダード]]と[[クラシック]]の二つの[[フォーマット]]に分ける必要が生じたほど(もっともその主な原因は、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]ではなく、[[オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers]]と[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]を使った[[サルベイジャーコンボ]][[デッキ]]であったが)。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[http:// | + | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/debating-humanity-2002-11-22 Debating Humanity](Articles 2002年11月22日 [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|Wizards社]]) |
− | *[http:// | + | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/human-nature-2002-11-29 Human Nature](Articles 2002年11月29日 Wizards社) |
− | *[http:// | + | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/classifying-samite-healers-2004-07-16 Classifying Samite Healer](Latest Developments 2004年7月16日 [[Aaron Forsythe]]著) |
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2016年4月1日 (金) 13:42時点における版
人間/Humanは、クリーチャー・タイプの1つ。今この文章を読んでいるあなたも、おそらくこのタイプだろう。
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを1点軽減する。
1/1伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
(1)(赤):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。山伏の長、熊野はそれに1点のダメージを与える。
このターン、山伏の長、熊野にダメージを与えられたクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
初出はミラディン。それ以前は基本的に、人間は「職業」、人間以外は「種族」をクリーチャー・タイプとしていた。だが、人間以外で職業を持つものの扱いが不自然であったことなどから、クリーチャー・タイプに「人間」を導入し、現在では殆どのカードが「種族(+職業)」で表すようになっている。クリーチャー・タイプの数では圧倒的多数で第1位である。(→各種カードランキング)
- 第9版や2005年9月、2007年9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。サマイトの癒し手/Samite Healerのように納得できるものや、ネクラタル/Nekrataalのようなキワドいものまで様々だ。熊人間/Werebearなどの一部の獣人も人間のサブタイプを持っている。特にクリーチャー・タイプ大再編の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。
すべての色に存在するが、兵士やクレリックを多数抱える白が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。サイクルなどで色ごとに異なる部族が割り当てられる場合も、白が人間になることが多い。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとしてウィザードを擁する青。一方、人型の有力部族であるエルフと競合する緑はやや少なめとなっている。
部族カードはイニストラード・ブロックまで登場しなかった。これは意図的なもので、人間に関するイメージ的な問題・制約が多いためである。Mark Rosewaterは自身のコラム内で、「人間・部族はいろいろ変なことになるからね。(例えば「人間1つを生け贄にする」ってヤバいだろ?)」と語っている(→出典)。しかしイニストラードにてついに長年の禁が解かれて人間(と他種族との対立)に焦点が当てられ、ロードのアヴァブルックの町長/Mayor of Avabruckなど部族カードが登場した。さらに闇の隆盛では人間を生け贄にするカードも登場した。
- イニストラード以前のカードでは、増幅を持っていたダールのとげ刺し/Daru Stingerがクリーチャー・タイプ大再編で人間を得た事により意図せず初の人間の部族カードとなっていた。現在ではオラクル更新により人間の部族カードとしては機能しない。
人間・トークンを出すカードもイニストラード・ブロックが初であり、白の1/1や速攻を持つ赤の1/1を出すカードが存在する。(→トークン一覧)
伝説の人間カードはイニストラードを覆う影現在220体存在する(「伝説の(Legendary)・人間(Human)」でWHISPER検索)が、スタング/Stanggの能力で戦場に出るスタングの双子/Stangg Twinを含めると221体存在することとなる。
- トライバル・ウォーズでは最有力部族のひとつ。2006年5月頃にはゴブリンと共に二大勢力を築き上げていた。その隆盛ぶりはすさまじく、他種族とのバランスを取るためにトライバル・ウォーズをスタンダードとクラシックの二つのフォーマットに分ける必要が生じたほど(もっともその主な原因は、ビートダウンではなく、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondを使ったサルベイジャーコンボデッキであったが)。
参考
- Debating Humanity(Articles 2002年11月22日 Wizards社)
- Human Nature(Articles 2002年11月29日 Wizards社)
- Classifying Samite Healer(Latest Developments 2004年7月16日 Aaron Forsythe著)
- サブタイプ「人間(Human)」で検索
- 「人間(Human)」でテキスト検索
- クリーチャー・タイプ解説