累加アップキープ

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'''累加アップキープ/Cumulative Upkeep'''は、[[]]に出た[[パーマネント]]の維持に[[コスト]]を課す[[誘発型能力]]である。
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'''累加アップキープ'''(るいか~)/''Cumulative upkeep''は、[[アイスエイジ]]で制定された[[キーワード能力]]。[[コントローラー]][[アップキープ・ステップ]]開始時に[[誘発]]する[[誘発型能力]]である。
  
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[[あなた]][[アップキープ]]の開始時に、「累加アップキープ[コスト]」を持つパーマネントに経年[[カウンター]] (Age Counter) を1個置く。その後、このパーマネントの上にある経年カウンター1つごとに[コスト][[支払う|支払わ]]なければ、そのパーマネントを[[生け贄に捧げる]]
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==定義==
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'''累加アップキープ'''[[[コスト]]]/''Cumulative upkeep''[コスト]は、「[[あなた]]のアップキープの開始時に、この[[パーマネント]][[戦場]]にある場合、[[経年カウンター]]を1個この[[パーマネント]]の上に置く。このパーマネントの上にある経年カウンター1つごとに[コスト]を[[支払う|支払っ]]てもよい。そうしなければ、これを[[生け贄に捧げる]]。」を意味する。
  
ようするに、だんだん[[アップキープ・コスト]]が大きくなっていくのである。
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==解説==
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パーマネントに対して、[[ターン]]ごとに増えていく[[アップキープ・コスト]]を課す[[能力]]である。
  
*何らかの効果により複数の累加アップキープを持っている場合、「経年カウンターを乗せて、コストを払う(or払わない)」をそれぞれに対して行う。[[解決]]順により、最終的に支払うコストの合計が変わってくる場合があるので注意。
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===ルール===
*[[魔力の導管/Power Conduit]]により経年カウンターを取り除くことは可能だが、「カウンターを乗せ、コストを支払う」という一連の動作には割りこめないので注意。ようは、最低でも1つ分は支払わないといけないということである。
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*コストに選択肢がある場合、各選択は各経年カウンターに対して別々に行なわれ、その後全体のコストを一度に支払うか、まったく支払わないかのどちらかを行なうことになる。一部のみの支払いは認められない。
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*何らかの[[効果]]により複数の累加アップキープを持っている場合、「経年カウンターを乗せて、コストを支払う(または支払わない)」をそれぞれに対して行う。[[解決]]順により、最終的に支払うコストの合計が変わってくる場合があるので注意。
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*[[魔力の導管/Power Conduit]]により経年カウンターを取り除くことは可能だが、「経年カウンターを乗せ、コストを支払う」という一連の動作には割りこめないので注意。要は、最低でも1つ分は支払わないといけないということである。
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*あるパーマネントの累加アップキープの解決時に、そのパーマネントが戦場に残っていなければ、経年カウンターを置くこともコストを支払うことも発生しない。
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**この[[if節ルール]]は2010年7月の[[総合ルール]]改訂で追加されたものである。改訂前は[[対応して]][[戦場を離れる|戦場を離れ]]た場合でもコストを支払うことが可能で、コストがメリットである[[レシュラックの伝令/Herald of Leshrac]]を利用して、恒久的に[[土地]]の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うテクニックが可能であった(現在は不可能)。
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===その他===
 
*「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからの[[プレイヤー]]であろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。
 
*「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからの[[プレイヤー]]であろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。
*[[ルーリング|アイスエイジ]]で出た当時は経年[[カウンター]]を置くという[[ルーリング|ルール]]が存在しなかったので管理が大変だった。
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*[[アイスエイジ]]で出た当時は経年カウンターを置くという[[ルーリング|ルール]]が存在しなかったので管理が大変だった。
*アイスエイジ初出のシステムだが、類似効果を持っていたため[[Oracle]]でこれを得ることになった古いカードもある。→ [[サイクロン/Cyclone]]
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*アイスエイジ初出のシステムだが、それ以前にも類似した能力を持つ[[サイクロン/Cyclone]]が存在していた。サイクロンは[[エラッタ]]によって一時期、累加アップキープに変更されていたが、現在では累加アップキープを用いないテキストに戻されている。
*もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、上記サイクロンの存在によって「場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、[[ウェザーライト]]や[[コールドスナップ]]では、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。
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*もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、サイクロンの存在によって「戦場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、[[ウェザーライト]]や[[コールドスナップ]]では、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。
**ちなみに、同様に「場にいる時間に応じて強くなる」にもかかわらず、わざわざ別のカウンターを併用しているカードが、[[ミラージュ]]にある。→ [[悪性腫瘍/Malignant Growth]]
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**同じ「戦場にいる時間に応じて強くなる」カードである[[悪性腫瘍/Malignant Growth]]は、当初の経年カウンターを置かないルールから、同じタイミングで加算される、経年カウンターとは別の[[カウンター (目印)|カウンター]]を用いている。
  
 
==参考==
 
==参考==
*{{WHISPER検索/英語オラクル|Cumulative+Upkeep|累加アップキープ(Cumulative Upkeep)}}
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*{{WHISPER検索/英語オラクル|"Cumulative Upkeep"|累加アップキープ(Cumulative Upkeep)}}
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*[http://web.archive.org/web/20090321155954/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/rule/20060728/index.html 累加メカニズム] (文:[[Devin Low]])
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
*[[ルーリング#キーワード能力|ルーリング]]
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*[[ルーリング]]
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/rule/20060728/index.html 累加メカニズム](文:[[Devin Low]])
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{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|累加アップキープ}}}}
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__NOTOC__
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[[Category:キーワード能力|るいかあつふきいふ]]

2016年1月3日 (日) 19:26時点における最新版

累加アップキープ/Cumulative upkeep
種別 誘発型能力
登場セット アイスエイジ・ブロック
ミラージュ・ブロック
CR CR:702.24

累加アップキープ(るいか~)/Cumulative upkeepは、アイスエイジで制定されたキーワード能力コントローラーアップキープ・ステップ開始時に誘発する誘発型能力である。


Yavimaya Ants / ヤヴィマヤの蟻 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

トランプル、速攻
累加アップキープ(緑)(緑)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)

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[編集] 定義

累加アップキープコスト]/Cumulative upkeep[コスト]は、「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネント戦場にある場合、経年カウンターを1個このパーマネントの上に置く。このパーマネントの上にある経年カウンター1つごとに[コスト]を支払ってもよい。そうしなければ、これを生け贄に捧げる。」を意味する。

[編集] 解説

パーマネントに対して、ターンごとに増えていくアップキープ・コストを課す能力である。

[編集] ルール

  • コストに選択肢がある場合、各選択は各経年カウンターに対して別々に行なわれ、その後全体のコストを一度に支払うか、まったく支払わないかのどちらかを行なうことになる。一部のみの支払いは認められない。
  • 何らかの効果により複数の累加アップキープを持っている場合、「経年カウンターを乗せて、コストを支払う(または支払わない)」をそれぞれに対して行う。解決順により、最終的に支払うコストの合計が変わってくる場合があるので注意。
  • 魔力の導管/Power Conduitにより経年カウンターを取り除くことは可能だが、「経年カウンターを乗せ、コストを支払う」という一連の動作には割りこめないので注意。要は、最低でも1つ分は支払わないといけないということである。
  • あるパーマネントの累加アップキープの解決時に、そのパーマネントが戦場に残っていなければ、経年カウンターを置くこともコストを支払うことも発生しない。

[編集] その他

  • 「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからのプレイヤーであろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。
  • アイスエイジで出た当時は経年カウンターを置くというルールが存在しなかったので管理が大変だった。
  • アイスエイジ初出のシステムだが、それ以前にも類似した能力を持つサイクロン/Cycloneが存在していた。サイクロンはエラッタによって一時期、累加アップキープに変更されていたが、現在では累加アップキープを用いないテキストに戻されている。
  • もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、サイクロンの存在によって「戦場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、ウェザーライトコールドスナップでは、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。
    • 同じ「戦場にいる時間に応じて強くなる」カードである悪性腫瘍/Malignant Growthは、当初の経年カウンターを置かないルールから、同じタイミングで加算される、経年カウンターとは別のカウンターを用いている。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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