鋳塊かじり/Ingot Chewer
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2014年11月14日 (金) 01:10時点における版
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
鋳塊かじりが戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
想起(赤)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる。)
粉砕/Shatter(後のカードでは溶解/Smelt)相当のCIP能力を持った想起持ちエレメンタル。
普通に唱えればアーティファクトを割る分だけカード・アドバンテージが稼げるが、戦場に残るのは3/3と戦力としてはやや頼りないか。
単純なアーティファクト対策カードと異なり、戦場にアーティファクトが無くても完全には腐らないのが利点。エレメンタルである事によるシナジーが多いデッキなどであればメインデッキ採用も考えられる。
想起をメインとする場合、単純な効果は破壊放題/Shattering Spreeの下位互換でしかないが、クリーチャーカードであることからサバイバル系デッキのサイドボードや、点数で見たマナ・コストが高いことをから超起源や死せる生のような続唱を利用したコンボデッキに採用されることも多い。
ヴィンテージやレガシーでは、MUDなどへの対策としてサイドボードに入ることがある。点数で見たマナ・コストが5のクリーチャー呪文でありながら想起でなら1マナで唱えることができ、精神的つまづき/Mental Misstepや呪文貫き/Spell Pierceでは対象にとれず、アメジストのとげ/Thorn of Amethystには引っ掛からず、相殺/Counterbalanceや虚空の杯/Chalice of the Voidにも打ち消されづらい、軽くて信頼性のあるアーティファクト破壊として一定の地位を築いている。また、あまり期待はできないがMana Drainから普通に出せれば3/3は磁石のゴーレム/Lodestone Golemを止めるなどブロッカーとして十分な数値となる。
- イラストは本来は叫び大口/Shriekmawに使用されるものであった。また、本来このカードのイラストに使用されるはずであったものは霊気撃ち/AEthersnipeに使われている。(参考)
- 当初は「Ingot Smasher」と名づけられる予定だったが、マジック:ザ・ギャザリング界の唯一の「鋳塊/Ingot」であるダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingotを破壊できないことから、「できるのはちょっとかじることだけだ」と今のカード名になった。
参考
- Ingot Chewer (WotC、英語)
- カード個別評価:ローウィン - コモン