カカシ

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'''カカシ'''/''Scarecrow''とは、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[わら人形の兵士/Straw Soldiers]]を除き全て[[アーティファクト・クリーチャー]]である。当初は[[Scarecrow]]とわら人形の兵士の2体しかいなかったが、後の[[シャドウムーア・ブロック]]にて登場するほとんどのアーティファクト・クリーチャーがこのクリーチャー・タイプを持つこととなり、一気に数を増やした。
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'''カカシ'''/''Scarecrow''とは、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。鳥や獣よけに畑に置く人形の一種だが、マジックでは自律して動く[[クリーチャー]]である。
 
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*ちなみに、シャドウムーア・ブロックのカカシでないアーティファクト・クリーチャーは[[祭壇のゴーレム/Altar Golem]]だけである。
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**[[シャドウムーア]]の開発段階にて、カカシを登場させるアイディアは早い段階から出ていたが、初めはカカシだけでなく[[ゴーレム]]や[[構築物]]など他のアーティファクト・クリーチャーもある程度登場させるという案もあった([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/db32 参考])。
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このクリーチャー・タイプが登場したのは2007年9月の[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]の時だが、Scarecrowおよびわら人形の兵士はそれより遥か前に登場しており、2体ともクリーチャー・タイプ大再編の[[オラクル]]更新によりカカシのクリーチャー・タイプが追加された。
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[[クリーチャー・タイプ #ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]で新設されたクリーチャー・タイプ。[[Scarecrow]]と[[わら人形の兵士/Straw Soldiers]]がこのタイプとなり、その後[[シャドウムーア・ブロック]]で大々的に数を増やした。
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*[[シャドウムーア]]の開発段階にて、カカシを登場させるアイディアは早い段階から出ていたが、初めはカカシだけでなく[[ゴーレム]]や[[構築物]]など他のアーティファクト・クリーチャーもある程度登場させるという案もあった([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/db32 参考])。ちなみにシャドウムーア・ブロックのカカシでないアーティファクト・クリーチャーは[[祭壇のゴーレム/Altar Golem]]だけである。
  
*[[ロード]]的存在は[[刈り取りの王/Reaper King]]。また、刈り取りの王は唯一の[[伝説の]]カカシでもある。
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わら人形の兵士以外はすべて[[アーティファクト・クリーチャー]]。ただし[[刈り取りの王/Reaper King]]は[[5色]]クリーチャーでもある。
*[[Wikipedia:ja:かかし|カカシ]]とは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、[[ビースト|獣]]の肉や[[人間]]の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。
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*英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。
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シャドウムーアブロックのテーマが[[混成カード]]な事もあって、登場するカカシは[[色]]を参照する[[能力]]を持ったものが多い。それ以外のScarecrowや[[片目のカカシ/One-Eyed Scarecrow]]はフレーバーに沿ったアンチ[[飛行]]の能力を持つ。
*日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。
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*ストーリー的には、シャドウムーア・ブロックのカカシは[[キスキン/Kithkin]]が作り出したものである。
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[[ロード]]的存在は[[刈り取りの王/Reaper King]]。また、刈り取りの王は唯一の[[伝説の]]カカシでもある。
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==ストーリー==
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[[Wikipedia:ja:かかし|カカシ]]とは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、[[ビースト|獣]]の肉や[[人間]]の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。
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英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。
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;シャドウムーア/Shadowmoor
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:シャドウムーアのカカシの大部分は、[[キスキン/Kithkin]]の纏め鍛治によって単純な農作業を行わせるために作られたものである。纏め鍛治はその材料を骨と木材の切れ端だけに惜しみ、それが理由で彼らは不恰好な動きしかできない。最初のカカシ職人は[[ツリーフォーク]]の死骸をその材料に使い、それに込められた怒りが彼らの動きを歪ませているとも云う者もいる。
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:時が経ち農夫が立ち去るかいなくなった後もカカシ達は残された。彼らの幾つかは意図された仕事を続けているが、受け取る者のいない彼らの行動は奇怪で不穏なものに映るだろう。穀物を刈り取るために作られたカカシが闇の中から表れ、鎌の腕を振り上げがらんどうの目であなたが収穫時期かどうか見定めている姿は脅威にしかならない。
  
 
==関連リンク==
 
==関連リンク==
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/451 The Deepening Shadowmoor]([[Magicthegathering.com]]、英語)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/451 The Deepening Shadowmoor]([[Magicthegathering.com]]、英語)
 
*[http://web.archive.org/web/20080616062821/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20080404/index.html 深まるシャドウムーア] ([[タカラトミー]]、The Deepening Shadowmoorの日本語訳)
 
*[http://web.archive.org/web/20080616062821/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20080404/index.html 深まるシャドウムーア] ([[タカラトミー]]、The Deepening Shadowmoorの日本語訳)
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Scarecrow|カカシ(Scarecrow)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Scarecrow|カカシ(Scarecrow)}}

2013年9月26日 (木) 20:52時点における版

カカシ/Scarecrowとは、クリーチャー・タイプの1つ。鳥や獣よけに畑に置く人形の一種だが、マジックでは自律して動くクリーチャーである。


Scarecrow (5)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

(6),(T):このターン、飛行を持つクリーチャーがあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2


Painter's Servant / 絵描きの召使い (2)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

絵描きの召使いが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
戦場に出ていないすべてのカード、呪文、パーマネントはそれの他の色に加えて選ばれた色である。

1/3


Reaper King / 刈り取りの王 (2/白)(2/青)(2/黒)(2/赤)(2/緑)
伝説のアーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

((2/白)は任意の2マナか(白)で支払うことができる。このカードのマナ総量は10である。)
あなたがコントロールする他のカカシ(Scarecrow)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
他のカカシがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。

6/6

クリーチャー・タイプ大再編で新設されたクリーチャー・タイプ。Scarecrowわら人形の兵士/Straw Soldiersがこのタイプとなり、その後シャドウムーア・ブロックで大々的に数を増やした。

  • シャドウムーアの開発段階にて、カカシを登場させるアイディアは早い段階から出ていたが、初めはカカシだけでなくゴーレム構築物など他のアーティファクト・クリーチャーもある程度登場させるという案もあった(参考)。ちなみにシャドウムーア・ブロックのカカシでないアーティファクト・クリーチャーは祭壇のゴーレム/Altar Golemだけである。

わら人形の兵士以外はすべてアーティファクト・クリーチャー。ただし刈り取りの王/Reaper King5色クリーチャーでもある。

シャドウムーアブロックのテーマが混成カードな事もあって、登場するカカシはを参照する能力を持ったものが多い。それ以外のScarecrowや片目のカカシ/One-Eyed Scarecrowはフレーバーに沿ったアンチ飛行の能力を持つ。

ロード的存在は刈り取りの王/Reaper King。また、刈り取りの王は唯一の伝説のカカシでもある。

ストーリー

カカシとは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、の肉や人間の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。

英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。

シャドウムーア/Shadowmoor
シャドウムーアのカカシの大部分は、キスキン/Kithkinの纏め鍛治によって単純な農作業を行わせるために作られたものである。纏め鍛治はその材料を骨と木材の切れ端だけに惜しみ、それが理由で彼らは不恰好な動きしかできない。最初のカカシ職人はツリーフォークの死骸をその材料に使い、それに込められた怒りが彼らの動きを歪ませているとも云う者もいる。
時が経ち農夫が立ち去るかいなくなった後もカカシ達は残された。彼らの幾つかは意図された仕事を続けているが、受け取る者のいない彼らの行動は奇怪で不穏なものに映るだろう。穀物を刈り取るために作られたカカシが闇の中から表れ、鎌の腕を振り上げがらんどうの目であなたが収穫時期かどうか見定めている姿は脅威にしかならない。

関連リンク

参考

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