赤緑プレデター

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2013年6月15日 (土) 21:32時点における最新版

赤緑プレデター(RG Predator)は、時のらせんブロック構築におけるステロイドの一種。未来予知で加わった強力アタッカー、タルモゴイフ/Tarmogoyfをメインにしたデッキの1つである。デッキ名の「プレデター」はカヴーの捕食者/Kavu Predatorに由来する。

[編集] 概要

Tarmogoyf / タルモゴイフ (１)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に１を加えた点数に等しい。

*/1+*

Kavu Predator / カヴーの捕食者 (１)(緑)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

トランプル
対戦相手１人がライフを得るたび、カヴーの捕食者の上に同じ数の+1/+1カウンターを置く。

2/2

Grove of the Burnwillows / 燃え柳の木立ち
土地

(Ｔ)：(◇)を加える。
(Ｔ)：(赤)か(緑)を加える。各対戦相手は１点のライフを得る。

それまで時のらせんブロック構築で主流だったビッグ・マナがマナ加速から大型クリーチャーにつなぐ構成なのに対し、こちらはスタンダードのグルール・ビート同様、マナ加速を使用しないスライに近い形のデッキである。

タルモゴイフ/Tarmogoyfに加え、ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer、ギャサンの略奪者/Gathan Raidersを筆頭とした優秀な低マナ域クリーチャーを得たことが大きい。対ブリンクでは裂け目掃き/Riftsweeperが、対コントロールでは月の大魔術師/Magus of the Moon、ハートウッドの語り部/Heartwood Storytellerが有効に働く。

土地の強化もされており、燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsは事故を防ぎ、カヴーの捕食者/Kavu Predatorとのシナジーは噛み合えば大きなメリットを生む。また、1マナクリーチャーの薄さを補うラノワールの再生地/Llanowar Rebornや息切れを防ぐケルドの巨石/Keldon Megalithsの存在も大きい。

赤系ビートダウンにとって厄介な堕落の触手/Tendrils of Corruptionを立ち消えさせるために、大いなるガルガドン/Greater Gargadonは大抵メイン・サイド合わせて4枚積みされる。モグの戦争司令官/Mogg War Marshalやタルモゴイフとの相性もよい。

白を足して焦熱の裁き/Fiery Justiceを使うタイプも存在する。海外では名称もそのまま「カヴー・ジャスティス(Kavu Justice)」という、発展したアーキタイプとして認知されている。
未来予知施行後も以前と同様、燃え柳の木立ちを採用しないものも見かけられたが、その絶対数は少ない（→グレーター・ゴイフ）。
主に海外では大いなるガルガドン/Greater Gargadonを採用したものは、デッキ名が「グレーター・プレデター(Greater Predator)」と表記されることが多い。
スタンダードでも存在はするが、ペインランドの充実もあり、デッキパワーの高いカヴー・ジャスティスに呑まれてしまっている。

[編集] 時のらせんブロック構築版

備考
- グランプリフィレンツェ07 第3位（参考）
- 使用者:Marco Camilluzzi
フォーマット
- 時のらせんブロック構築（時のらせん＋次元の混乱＋未来予知）

メインデッキ (60)
クリーチャー (20)
4	ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake
4	タルモゴイフ/Tarmogoyf
4	カヴーの捕食者/Kavu Predator
4	ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer
4	モグの戦争司令官/Mogg War Marshal
呪文 (19)
4	裂け目の稲妻/Rift Bolt
3	死亡+退場/Dead+Gone
4	召喚士の契約/Summoner's Pact
4	怒りのもや/Haze of Rage
4	ガイアの頌歌/Gaea's Anthem
土地 (21)
6	山/Mountain
4	森/Forest
4	燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2	地平線の梢/Horizon Canopy
2	広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
1	ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
2	カー砦/Kher Keep
サイドボード
4	大いなるガルガドン/Greater Gargadon
4	ハートウッドの語り部/Heartwood Storyteller
3	致命的な激情/Fatal Frenzy
1	死亡+退場/Dead+Gone
3	嵐の束縛/Stormbind

怒りのもや/Haze of Rage＋召喚士の契約/Summoner's Pact＋ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drakeのシナジーを考慮した作りになっている。

[編集] スタンダード版

備考
- アメリカ選手権08 ベスト8 （参考）
- 使用者:Carl Dillahay
フォーマット
- スタンダード（第１０版＋コールドスナップ＋時のらせんブロック＋ローウィン＝シャドウムーア・ブロック）

Tarmo-Burn [1]

土地 (22)
4	火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
3	燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
4	カープルーザンの森/Karplusan Forest
8	山/Mountain
3	変わり谷/Mutavault
クリーチャー (20)
4	運命の大立者/Figure of Destiny
4	カヴーの捕食者/Kavu Predator
4	ケルドの匪賊/Keldon Marauders
4	モグの狂信者/Mogg Fanatic
4	タルモゴイフ/Tarmogoyf

呪文 (18)
3	炎の投げ槍/Flame Javelin
4	火葬/Incinerate
4	裂け目の稲妻/Rift Bolt
3	欠片の飛来/Shard Volley
4	タール火/Tarfire
サイドボード (15)
3	ドラゴンの爪/Dragon's Claw
3	炎渦竜巻/Firespout
3	クローサの掌握/Krosan Grip
4	月の大魔術師/Magus of the Moon
2	不本意な徴募/Unwilling Recruit

こちらはローウィン＝シャドウムーア・ブロック参入後のスタンダードタイプ。同環境のスライと同様強力な赤のクリーチゃー・火力がメイン。
タルモゴイフ/Tarmogoyfを火力で巨大化するいわゆるタルモバーンの一種で、そこに燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows＋カヴーの捕食者/Kavu Predatorのシナジーを追加している。

[編集] 参考

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-=赤緑プレデター(RG Predator)=
+'''赤緑プレデター'''(''RG Predator'')は、[[時のらせんブロック構築]]における[[ステロイド/ブロック構築/時のらせん|ステロイド]]の一種。[[未来予知]]で加わった強力[[アタッカー]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]をメインにした[[デッキ]]の1つである。デッキ名の「プレデター」は[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]に由来する。
-[[時のらせんブロック構築]]における[[ステロイド#時のらせんブロック構築|ステロイド]]の一種。
-[[未来予知]]で加わった強力[[アタッカー]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]をメインにした[[デッキ]]の一つである。
+==概要==
 {{#card:Tarmogoyf}}
 {{#card:Kavu Predator}}
 {{#card:Grove of the Burnwillows}}
-それまで[[時のらせんブロック構築]]で主流だった[[ビッグ・マナ#時のらせんブロック構築|ビッグ・マナ]]が[[マナ加速]]から[[大型クリーチャー]]につなぐ構成なのに対し、こちらは[[スタンダード]]の[[グルール・ビート]]同様、[[マナ加速]]を使用しない[[スライ#時のらせんブロック構築|スライ]]に近い形のデッキである。
+それまで[[時のらせんブロック構築]]で主流だった[[ビッグ・マナ#時のらせんブロック構築|ビッグ・マナ]]が[[マナ加速]]から[[大型クリーチャー]]につなぐ構成なのに対し、こちらは[[スタンダード]]の[[グルール・ビート]]同様、マナ加速を使用しない[[スライ/ブロック構築/時のらせん|スライ]]に近い形のデッキである。
-タルモゴイフに加え、[[ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer]]･[[ギャサンの略奪者/Gathan Raiders]]を筆頭とした優秀な低[[マナ]]域クリーチャーを得たことが大きい。
-対[[ブリンク]]では[[裂け目掃き/Riftsweeper]]が、対[[コントロール#デッキ|コントロール]]では[[月の大魔術師/Magus of the Moon]]･[[ハートウッドの語り部/Heartwood Storyteller]]が有効に働く。
-[[土地]]の強化もされており、[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]は事故を防ぎ、[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]との[[シナジー]]は噛み合えば大きなメリットを生む。
-デッキ名もここに由来している。
-また、1マナクリーチャーの薄さを補う[[ラノワールの再生地/Llanowar Reborn]]や息切れを防ぐ[[ケルドの巨石/Keldon Megaliths]]の存在も大きい。
-赤系ビートダウンにとって厄介な[[堕落の触手/Tendrils of Corruption]]を立ち消えさせるために、[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]は大抵[[メイン]]･[[サイドボード|サイド]]合わせて4積みされる。[[モグの戦争司令官/Mogg War Marshal]]やタルモゴイフとの相性もよい。
+[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]に加え、[[ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer]]、[[ギャサンの略奪者/Gathan Raiders]]を筆頭とした優秀な低[[マナ]]域クリーチャーを得たことが大きい。対[[ブリンク]]では[[裂け目掃き/Riftsweeper]]が、対[[コントロール (デッキ)|コントロール]]では[[月の大魔術師/Magus of the Moon]]、[[ハートウッドの語り部/Heartwood Storyteller]]が有効に働く。
-<!-- このデッキの対策として、[[死亡と退場]]、[[くらげ持ちゴブリン]]青のバウンス、黒の除去が使われる。
+[[土地]]の強化もされており、[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]は事故を防ぎ、[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]との[[シナジー]]は噛み合えば大きなメリットを生む。また、1マナクリーチャーの薄さを補う[[ラノワールの再生地/Llanowar Reborn]]や息切れを防ぐ[[ケルドの巨石/Keldon Megaliths]]の存在も大きい。
- ↑リンク名がむちゃくちゃなのは別にしても、何を言いたいのかが伝わりません。他デッキのバウンスや黒除去は広くクリーチャー対策として採用されている訳ですし。 -->
-*[[白]]を足して[[焦熱の裁き/Fiery Justice]]を使うタイプも存在する。海外では名称もそのまま「[[カヴー・ジャスティス]]/Kavu Justice」と言う、発展した[[アーキタイプ]]として認知されている。
+赤系ビートダウンにとって厄介な[[堕落の触手/Tendrils of Corruption]]を[[立ち消え]]させるために、[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]は大抵[[メインデッキ|メイン]]・[[サイドボード|サイド]]合わせて4枚積みされる。[[モグの戦争司令官/Mogg War Marshal]]やタルモゴイフとの相性もよい。
-*[[未来予知]]施行後も以前と同様、燃え柳の木立ちを採用しないものも見かけられたが、その絶対数は少ない。→[[グレーター・ゴイフ]]
-*主に海外では[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]を採用したものは、デッキ名が「グレーター・プレデター/Greater Predator」と表記されることが多い。
-*[[スタンダード]]でも存在はするが[[ペインランド]]の充実もあり、デッキパワーの高い[[カヴー・ジャスティス]]に呑まれてしまっている。
-==サンプルレシピ==
+*[[白]]を足して[[焦熱の裁き/Fiery Justice]]を使うタイプも存在する。海外では名称もそのまま「[[カヴー・ジャスティス]](Kavu Justice)」という、発展した[[アーキタイプ]]として認知されている。
+*[[未来予知]]施行後も以前と同様、燃え柳の木立ちを採用しないものも見かけられたが、その絶対数は少ない（→[[グレーター・ゴイフ]]）。
+*主に海外では[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]を採用したものは、デッキ名が「'''グレーター・プレデター'''(''Greater Predator'')」と表記されることが多い。
+*[[スタンダード]]でも存在はするが、[[ペインランド]]の充実もあり、デッキパワーの高いカヴー・ジャスティスに呑まれてしまっている。
+==時のらせんブロック構築版==
 *備考
-**[[グランプリフィレンツィエ07]] 第３位（[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpfir07/welcome 参考]）
+**[[グランプリフィレンツェ07]] 第3位 （[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpfir07/welcome 参考]）
 **使用者:[[Marco Camilluzzi]]
 *[[フォーマット]]
-**[[時のらせんブロック構築]]（[[時のらせん]]＋[[次元の混乱]]+[[未来予知]]）
+**[[時のらせんブロック構築]]（[[時のらせん]]＋[[次元の混乱]]＋[[未来予知]]）
 {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
-|-
 |-
 !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 |-
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+!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (20)
 |-
 |4||[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]
@@ 55行： / 42行： @@
 |4||[[モグの戦争司令官/Mogg War Marshal]]
 |-
-!colspan="2" style="background:#eeddff"|呪文 (19)
+!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (19)
 |-
 |4||[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]]
@@ 67行： / 54行： @@
 |4||[[ガイアの頌歌/Gaea's Anthem]]
 |-
-!colspan="2" style="background:#ddffee"|土地 (21)
+!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (21)
 |-
 |6||[[山/Mountain]]
@@ 83行： / 70行： @@
 |2||[[カー砦/Kher Keep]]
 |-
-!colspan="2" style="background:#ddeeff"|サイドボード
+!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 |-
 |4||[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]
@@ 96行： / 83行： @@
 |}
-*[[怒りのもや/Haze of Rage]]+[[召喚士の契約/Summoner's Pact]]+[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]の[[シナジー]]を考慮した作りになっている。
+*[[怒りのもや/Haze of Rage]]＋[[召喚士の契約/Summoner's Pact]]＋[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]の[[シナジー]]を考慮した作りになっている。
+==スタンダード版==
+*備考
+**[[アメリカ選手権08]] ベスト8 （[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/usnat08/welcome 参考]）
+**使用者:[[Carl Dillahay]]
+*[[フォーマット]]
+**[[スタンダード]]（[[第１０版]]＋[[コールドスナップ]]＋[[時のらせんブロック]]＋[[ローウィン＝シャドウムーア・ブロック]]）
+{{#MagicFactory:df300925}}
+*こちらは[[ローウィン＝シャドウムーア・ブロック]]参入後の[[スタンダード]]タイプ。同環境の[[スライ/スタンダード/時のらせんブロック＋ローウィン＝シャドウムーア・ブロック期|スライ]]と同様強力な赤のクリーチゃー・火力がメイン。
+*[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を[[火力]]で巨大化するいわゆる[[タルモバーン]]の一種で、そこに[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]＋[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]の[[シナジー]]を追加している。
 ==参考==
-*[[ステロイド#時のらせんブロック構築|ステロイド]]
+*[[ステロイド]]
 *[[カヴー・ジャスティス]]
 *[[デッキ集]]
+[[Category:赤緑デッキ|あかみとりふれてたあ]]
+[[Category:ビートダウンデッキ|あかみとりふれてたあ]]
+[[Category:赤緑ビートダウンデッキ|あかみとりふれてたあ]]
+[[Category:時のらせんブロック構築デッキ|あかみとりふれてたあ]]