ドローエンジン

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===色ごとの特徴===
 
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*'''[[白]]''' - 対応力が高い代わりにドローを制限されている色であるため、他の色と比べても数が少ない。デザイン上の方針としては、特定の状況を整えた場合の見返りとして1ターンに1枚ずつ引くことが許されている<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/752853456656760832/i-gotta-say-i-am-not-a-fan-of-the-once-per-turn Blogatog](2024年6月9日)</ref>([[婚礼の発表/Wedding Announcement]]など)。あるいは白が得意とするアーキタイプを奨励するものとして、[[装備品]]や[[オーラ]]など特定の[[サブタイプ]]に関連するもの([[コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer]]、[[上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer]]など)、あるいは[[小型クリーチャー]]に関連するもの([[弱者の師/Mentor of the Meek]]など)がある。また対戦相手の動きに反応する「徴税」型([[エスパーの歩哨/Esper Sentinel]]など)がある。
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*'''[[白]]''' - 対応力が高い代わりにドローを制限されている色であるため、他の色と比べても数が少ない。デザイン上の方針としては、特定の状況を整えた場合の見返りとして1ターンに1枚ずつ引くことが許されている<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/752853456656760832/i-gotta-say-i-am-not-a-fan-of-the-once-per-turn Blogatog](2024年6月9日)</ref>([[婚礼の発表/Wedding Announcement]]など)。あるいは白が得意とするアーキタイプを奨励するものとして、[[装備品]]や[[オーラ]]など特定の[[サブタイプ]]に関連するもの([[コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer]]、[[上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer]]など)、[[小型クリーチャー]]に関連するもの([[弱者の師/Mentor of the Meek]]など)がある。また対戦相手の特定の動きに反応する「徴税」型([[エスパーの歩哨/Esper Sentinel]]など)がある。
*'''[[青]]''' - [[起動コスト]]や[[マナ・コスト]]にいくらかの[[マナ]]を必要とする事が多いが、デメリットや癖が最も少ない([[蒼穹の魔道士/Azure Mage]]、[[風見の本殿/Honden of Seeing Winds]]、[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]など)。[[クリーチャー]]の[[サボタージュ能力]]としても豊富([[知恵の蛇/Ophidian]]、[[好奇心/Curiosity]]など)。
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*'''[[青]]''' - ドローを最も得意とする色であり、[[起動コスト]]や[[マナ・コスト]]にいくらかの[[マナ]]を必要とする事が多いが、デメリットや癖が最も少ない([[蒼穹の魔道士/Azure Mage]]、[[風見の本殿/Honden of Seeing Winds]]、[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]など)。[[クリーチャー]]の[[サボタージュ能力]]としても豊富([[知恵の蛇/Ophidian]]、[[好奇心/Curiosity]]など)。
*'''[[黒]]''' - [[ライフ]]や[[生け贄に捧げる|生け贄]]を要求する[[スーサイド]]なものが多い([[ネクロポーテンス/Necropotence]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute]]など)。クリーチャーの[[死亡]]などを参照して引くものもある([[闇の予言/Dark Prophecy]]、[[病的な日和見主義者/Morbid Opportunist]]など)。
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*'''[[黒]]''' - [[ライフ]]や[[生け贄に捧げる|生け贄]]といったリソースを要求し、かつ支払いを拒否できない[[スーサイド]]なものが多い([[ネクロポーテンス/Necropotence]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute]]など)。クリーチャーの[[死亡]]などを参照して引くものもある([[闇の予言/Dark Prophecy]]、[[病的な日和見主義者/Morbid Opportunist]]など)。
 
*'''[[赤]]''' - 白と同じくカードを引くのが苦手な色であるため、使える期間に限りがある([[衝動的ドロー]])、もしくは既存の手札を一度失う([[強欲なドラゴン/Avaricious Dragon]]、[[精神の骨折り/Mindmoil]]など)といったリスクを伴う。赤の持つ[[カラーパイ|気まぐれさ・短気さ]]を表している。
 
*'''[[赤]]''' - 白と同じくカードを引くのが苦手な色であるため、使える期間に限りがある([[衝動的ドロー]])、もしくは既存の手札を一度失う([[強欲なドラゴン/Avaricious Dragon]]、[[精神の骨折り/Mindmoil]]など)といったリスクを伴う。赤の持つ[[カラーパイ|気まぐれさ・短気さ]]を表している。
*'''[[緑]]''' - 巨大クリーチャーに関連したものが多く([[よりよい品物/Greater Good]]、[[カヴーの巣/Kavu Lair]]など)、また[[ランプ]]戦略に長けた色として、[[マナ総量]]が大きい呪文に応じたドローも許されている<ref>[https://twitter.com/PhaedaMTG/status/1701932831705047501 Twitter](2023年9月13日 [[Megan Smith]])</ref>([[豆の木をのぼれ/Up the Beanstalk]]など)。
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*'''[[緑]]''' - 巨大クリーチャーに関連したものが多く([[よりよい品物/Greater Good]]、[[カヴーの巣/Kavu Lair]]など)、また[[ランプ]]戦略に長けた色として、[[マナ総量]]が大きい呪文に応じたドローも許されている<ref>[https://twitter.com/PhaedaMTG/status/1701932831705047501 Twitter](2023年9月13日 [[Megan Smith]])</ref>([[ワイアウッドの呼び手、ギランラ/Gilanra, Caller of Wirewood]]、[[豆の木をのぼれ/Up the Beanstalk]]など)。
*'''[[無色]]''' - [[有色]]のものに比べて各種[[コスト]]が[[重い|重く]]設定されている([[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]、[[ニンの杖/Staff of Nin]]など)。[[軽い]]ものは[[対戦相手]]にも引かせてしまうようなデメリットがあったり([[吠えたける鉱山/Howling Mine]]など)、回数制限が課せられていたりする([[精神迷わせの秘本/Mazemind Tome]]、[[勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster]]など)。
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*'''[[無色]]''' - [[有色]]のものに比べて各種[[コスト]]が[[重い|重く]]設定されていることが多い([[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]、[[ニンの杖/Staff of Nin]]など)。[[軽い]]ものは[[対戦相手]]にも引かせてしまうようなデメリットがあったり([[吠えたける鉱山/Howling Mine]]など)、回数制限が課せられていたりする([[精神迷わせの秘本/Mazemind Tome]]、[[勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster]]など)。
 
*'''[[土地]]''' - 古くは[[Library of Alexandria]]のような規格外の性能のものが存在したが、現在では強力になりすぎない性能に抑えられている。土地の[[スロット]]に手軽に採用できることから[[マナ基盤]]としての性能は弱めになっており、ドローに関しても一癖あったり[[起動コスト]]が[[重い]]ものが多い([[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]、[[オラーズカの拱門/Arch of Orazca]]など)。
 
*'''[[土地]]''' - 古くは[[Library of Alexandria]]のような規格外の性能のものが存在したが、現在では強力になりすぎない性能に抑えられている。土地の[[スロット]]に手軽に採用できることから[[マナ基盤]]としての性能は弱めになっており、ドローに関しても一癖あったり[[起動コスト]]が[[重い]]ものが多い([[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]、[[オラーズカの拱門/Arch of Orazca]]など)。
  

2024年7月9日 (火) 11:04時点における版

ドローエンジンとは、ドローソースのうち、使い捨てではなく何度もカード引くことができるカードやギミックの総称。


Jayemdae Tome / ジェイムデー秘本 (4)
アーティファクト

(4),(T):カードを1枚引く。



Phyrexian Arena / ファイレクシアの闘技場 (1)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。



Curiosity / 好奇心 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。


目次

概要

破壊などされない限り半永久的に引き続けられるものだけを指すこともあるが、そこまでいかなくても繰り返しハンド・アドバンテージを得られるカードやギミックであればドローエンジンと呼ばれる場合が多い。手札こそ増えないが、ドローでデッキを掘り進めつつ不要牌を有効牌に変えられるルーターも文脈によってはドローエンジンと呼ばれることがある。

カード・アドバンテージが重視されるマジックゲームにおいて、繰り返しそれを得続けることが可能になるドローエンジンは言わずもがな有用性が高い。実際に、ドローエンジンの存在によって根幹が支えられているデッキも数多く存在し、例としてはネクロディスクよりよい品物CALなどが挙げられる。長期戦志向のコントロールデッキにおいては特に重要な要素であり、ドローエンジンを巡る攻防がそのまま勝敗に直結することもしばしば。

一方で、「比較的重く、十分なリターンを得られるまでターンリソースがかかる」というのは大きな弱点。使い捨てだが軽くて即効性のある単発型ドローソースとは対照的であり、デッキメタゲームに合わせて併用ないし使い分けられることが多い。

ごとの特徴があり、ドローを苦手とするにはほとんど存在しなかったが、色の役割の変遷に伴い(特に統率者戦の流行により多人数戦に適したドローへの要望が高まったこともあり)少しずつ登場してきている。これからやや外れたものとして、特定のメカニズムをプレイする見返りとしてドローを提供するカードも各色で見られる(上陸に対するヴァラクートの探検/Valakut Exploration出来事に対するエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperなど)。

色ごとの特徴

主な該当カード

主な該当ギミック

参考

  1. Blogatog(2024年6月9日)
  2. Twitter(2023年9月13日 Megan Smith)
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