Order of the Ebon Hand

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__NOTOC__
 
[[マジック]]創世記の[[黒ウィニー]]を代表する[[クリーチャー]]。
 
[[Order of Leitbur]]と対をなして作られた。
 
  
[[アイスエイジ]]で、[[同型再版]]の[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]が出た。
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期の[[黒ウィニー]]を代表する[[クリーチャー]]。[[Order of Leitbur]]と対をなして作られた。[[アイスエイジ]][[同型再版]]の[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]が収録されている。
  
[[エターナル]]の黒ウィニーでは好みから、或いは5枚目の[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]として使用されている。
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[[エターナル]]の黒ウィニーでは好みから、あるいは5枚目の[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]として使用されている。
[[Masters Edition]]リリースによる[[Oracle]]変更で[[騎士]]になってしまい、[[黒騎士/Black Knight]]と一緒に採用する場合に[[部族]]対策[[カード]]を警戒する意味でこちらを使う理由がなくなってしまった。
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*[[画像:Order of the Ebon Hand|イラスト]]が3種類あり、[[フレイバー・テキスト]]も異なっている。明らかに[[ケンタウルス]]風の生物も混じっており、組織規模の幅広さが伺える。そのため、対になるOrder of Leitburと違い、[[人間]][[ケンタウルス]]などの種族のタイプは持たない。
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以前は[[クリーチャー・タイプ]]が[[クレリック]]のみであったため、[[部族 (俗称)|部族]]対策[[カード]]への対策として[[黒騎士/Black Knight]]等と[[タイプ]]をずらす意味があったが、[[Masters Edition]]リリースによる[[オラクル]]変更でこれも[[騎士]]になったため、そういう使い方ができなくなってしまった。
  
==参考==
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上記のような類似した騎士の中でこれだけが[[コモン]]。そのため[[パウパー]]では優秀な戦力となる。
*[[カード個別評価:フォールン・エンパイア]] - [[コモン]]1
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*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
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*[[絵|イラスト]]は3種類({{Gatherer|id=1862|漆黒の剣を抱いた女性}}、{{Gatherer|id=1863|鎧をまとったケンタウルス}}、{{Gatherer|id=1864|漆黒の鎧で身を固めた人物}})あり、[[フレイバー・テキスト]]も異なっている。明らかに[[ケンタウルス]]風の生物も混じっており、[[漆黒の手教団/Order of the Ebon Hand‎]]の組織規模の幅広さがうかがえる。そのため、対になるOrder of Leitburと違い、[[人間]]や[[ケンタウルス]]などの[[種族]]のタイプは持たない。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
'''[[#訳語|漆黒の手教団/Order of the Ebon Hand]]'''は[[フォールン・エンパイア|サーペイディア暗黒時代]]、[[トーラック/Tourach]]の教えを信奉し、the Ebon Hand(漆黒の手)あるいはthe Hand(御手)を崇拝する宗教国家。
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[[漆黒の手教団/Order of the Ebon Hand‎]]を参照。
  
[[サーペイディア/Sarpadia]]大陸の西部を支配下に置き、本拠地は[[漆黒の要塞/Ebon Stronghold]]こと[[Achtep Keep|Achtep Keep(アクテプ砦)]]。
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==参考==
東方には北寄りに[[ヘイヴンウッド/Havenwood]]の森、南寄りに[[アイケイシア/Icatia]]がある。南方は[[Crimson Peaks|Crimson Peaks(クリムゾン・ピークス)]]が連なる。
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*[[カード個別評価:フォールン・エンパイア]] - [[コモン]]1(3種類)
 
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*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
同時代の近隣諸国が同一種族同士で構成されていることに対し、漆黒の手教団は種族に関係なく思想によって成立している唯一の国家である。人型生物、[[ケンタウルス]]、異形の生き物など多種多様な種族が見られる。
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その他には、教団員を遥かに超える数の生け贄用生物・奴隷の[[スラル#ストーリー|スラル/thrull]]がいる。
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教団の代表として外交する高僧(High Priest)や構成員に魔術師を含む評議会(Council)が存在する。
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断片的な情報から、[[Ebon Praetor|漆黒の法務官]]を頂点に奴隷階級のスラルまで、宗教上の序列に基づいた階層社会であると推察される。
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生け贄の儀式は教団の力を維持・増強するために一般的に行われる。
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それ専用に魔術的に生み出された生き物がスラルで、生け贄の他、奴隷として使役される。
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また、しばしば教団員は自らの片手を儀式の生け贄に捧げる。アメコミでは、失った手の代わりに小剣や鎖つきの鉄球などの武器を装備している者が散見される。
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拷問・尋問の類は特に嫌悪されるものではなく、しばしば選択される情報収集手段である。奴隷に鞭を振るうのも普通のこと。
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僧侶や魔術師のHigh Temple Speech(高位寺院語)と、スラルなども話すLow Temple Language(低位寺院語)がある。
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通常の外交も行うものの、その対外政策は表立っての行動より陰謀を巡らす傾向がある。また、見返りに教団への改宗を求めることもある。
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*ヘイヴンウッドの[[エルフ]]とは秘密裏に外交をもちスラルを提供。この取り引きを隠すためエルフはアイケイシア国境の[[真鍮爪のオーク/Brassclaw Orcs#ストーリー|オーク・ゴブリン]]を軍事援助、そちらに掛かりきりになっているうちに教団はアイケイシア側へ領土を広げた。
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*飢餓に喘ぐアイケイシア辺境の村落への食糧援助をし、オーク・ゴブリンに攻められた[[ドワーフ]]に援軍を派遣するが、その見返りに教団への改宗を求めた。
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*勢力を伸ばし目障りになったドワーフの都市[[Teedmar|Teedmar(ティードマー)]]を、オーク・ゴブリン襲撃の混乱に乗じて、魔術で壊滅させた。
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隣国の中でもアイケイシアとの関係は友好的とは程遠く、特に[[Order of Leitbur#ストーリー|Order of Leitbur(ライトバー教団)]]と[[Oliver Farrel#Farrelite|Farrelite(ファレル教徒)]]からはあからさまに敵視されている。この国では漆黒の手教団は子供を怖がらせる逸話によく用いられる。
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アクテプ砦に端を発した[[スラル反乱/Thrull Rebellion]]によって教団は滅びの道を歩んだ。
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[[アイスエイジ|氷河期]]後、[[アポカリプス|最終戦争]]以前の[[新アルガイヴ/New Argive]]の学者の報告によると、教団を滅ぼしたスラルの大群はサーペイディア大陸に溢れかえっている。
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サーペイディアの文明崩壊後も教団の活動は続けられていた記録が残る([[フォールン・エンパイアのその他のキャラクター#Vetro|Vetro(ヴェトロ)]]参照)。
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===漆黒の手の構成員===
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*[[エンドレク・サール/Endrek Sahr]]
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*[[Genkr Nik|Genkr Nik(ジェンカ・ニク)]]
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*[[イヴラ・ジャースドッター/Ivra Jursdotter]](教団に雇われた[[傭兵]])
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*[[ジェラナー・ルーア/Jherana Rure]]
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*[[リーオッド・ダイ/Reod Dai]]
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*[[フォールン・エンパイアのその他のキャラクター#Thurzen|Thurzen Klathe(サーズン・クラス)]]
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*[[トーラック/Tourach]](教団の教祖)
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*[[フォールン・エンパイアのその他のキャラクター#Vaylesh|Vaylesh(ヴェイルシュ)]]
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*[[フォールン・エンパイアのその他のキャラクター#Vetro|Vetro(ヴェトロ)]]
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===登場===
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*A History of Fallen Empires([[Duelist#magazine|Duelist]]3号の記事)
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*The Going Price([[Tapestries]]の短編)
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*Foulmere([[Distant Planes]]の短編)
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*[[And Peace Shall Sleep]](小説)
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*Interrogation([[Encyclopedia Dominia]]の掌編)
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*[[Fallen Empires on the World of MAGIC:the Gathering]](アメコミ版フォールン・エンパイア)
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**[[Rumors of War]](アメコミ版フォールン・エンパイアvol.1)
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**[[Nations Asunder]](アメコミ版フォールン・エンパイアvol.2)
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===訳語===
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「Order of the Ebon Hand」は、[[第5版]]の[[増殖槽/Breeding Pit]]、[[デレロー/Derelor]]、[[漆黒の手の信徒/Initiates of the Ebon Hand]]の[[フレイバー・テキスト]]で「漆黒の手教団」と翻訳されている。
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===参考===
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*[[フォールン・エンパイア]]
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*[[サーペイディア/Sarpadia]]
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*[[スラル#ストーリー|スラル/thrull]]
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*[[スラル反乱/Thrull Rebellion]]
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*[[背景世界/ストーリー用語]]
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2023年8月3日 (木) 10:59時点における最新版


Order of the Ebon Hand (黒)(黒)
クリーチャー — クレリック(Cleric) 騎士(Knight)

プロテクション(白)
(黒):Order of the Ebon Handはターン終了時まで先制攻撃を得る。
(黒)(黒):Order of the Ebon Handはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

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マジック黎明期の黒ウィニーを代表するクリーチャーOrder of Leitburと対をなして作られた。アイスエイジ同型再版ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgaldが収録されている。

エターナルの黒ウィニーでは好みから、あるいは5枚目のストロームガルドの騎士/Knight of Stromgaldとして使用されている。

以前はクリーチャー・タイプクレリックのみであったため、部族対策カードへの対策として黒騎士/Black Knight等とタイプをずらす意味があったが、Masters Editionリリースによるオラクル変更でこれも騎士になったため、そういう使い方ができなくなってしまった。

上記のような類似した騎士の中でこれだけがコモン。そのためパウパーでは優秀な戦力となる。

[編集] ストーリー

漆黒の手教団/Order of the Ebon Hand‎を参照。

[編集] 参考

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